気持ちいい胸騒ぎ
  

  

――ギシ……ギシ……
 薄暗い部屋の中、ベッドが軋む。
 粘膜が擦れ合う淫音が、僕達の興奮を更に高めていく。
 彼女の中は熱く、突き上げる度に僕のものに絡んだ。熱い吐息が漏れる度に、彼女は痛いぐらいに締め付ける。その度に、僕の意識は弾けそうになった。
 快感が脳に溢れる度に、僕は更に強く突き上げ、彼女も僕を貪る。
――ぞくり
 快感が電流の様に、背筋を駆け抜ける。
「な……奈緒、僕……」
「あ……あたしも。……いいよ……抜かないで! 最後まで一緒に……」
 彼女の甘い声が心地いい。
「分かった。中に出すよ……中に!」
 ……待てよ。
 そこでふと気が付いた。前、安全日だと言ってたのは十日程前。
「こ……この間もそんな事言わなかったっけか?」
「……あ。そういえば、そうだった……。一番ヤバい日だったかも」
 彼女はペロリと舌を出す。
「何ぃ〜〜!」
 もう限界が来ていたので、慌てて抜こうとする。が、彼女の脚が、完全に僕の腰をロックしていた。華奢な彼女からは想像つかない、信じ難い力で。
「駄目だ……出る!」
「あっ……あぁぁ〜〜〜!!」
 強烈な快感が背筋を駆け抜け……顔から血の気が引いていった。なかなか同時に体験出来るものじゃない。二人はベッドの上で、重なり合って果てた。

 ……数ヶ月後、彼女は嬉しそうな顔で僕が父親になったと告げた。
 ひょっとしてハメられましたか、僕……
 いや、ハメてたのはお前だという話はおいといて……

  

 

エプロン萌えの教え子
  

  
 だからといって家庭科の授業中に、だらしが無い顔でクラスメートを眺めるのはやめなさい!
 ……っていうか、男だろうが関係無いのね……(汗

 

それでも俺の巫女さん
  

  
 ふとした弾みで見つけた一枚の写真。
 写っていたのは、可憐で清楚な巫女さんだった。
 腰まで届く黒髪に、切れ長の瞳。白い肌。華奢な身体。
 まさに俺の好み。思わず一目惚れしていた。
 しかし……
 しかし、これで! これで俺の母親などでなければっ!!(血涙
「……何やってんの! ご飯片付けるわよ!」

 

メイド服宅配人が妹

  

  

 ピンポーン♪
 玄関の呼び鈴が鳴る。
「は〜い」
 俺はいそいそと玄関に向かった。
……といっても学生向けのアパートなので、すぐそこなのだが。
「どちら様です?」
 ドア越しに問う。が、返事は無い。
 覗き窓を見ると、顔こそ見えないが、メイド服を着た女の子がドアの前を右往左往している。何か躊躇っている様だ。
 はて? イメクラか何かか? 俺は頼んじゃいないが……
 俺は思い切ってドアを開けた。
「はい、どちら……」
「キャッ!? いきなり開けないでよ、お兄ちゃん!」
 そこに居たのは、俺の妹だった。
「ち……千香!? 何でそんなカッコを…… と、とにかく入れ! 話はそれからだ」

……
「で、お前は何でそんな格好でここに来たんだ?」
 俺は膨れっ面の千香に尋ねた。
「あの、これ……」
 俺から顔を反らしつつ、小包を差し出す。
「ん? ああ、注文してたDVDか。って、これと何の関係が?」
「それ、アダルトでしょ?」
 赤面している。妙に可愛い。
「あ、ああ……それが?」
 何故分かったんだ? そう思いつつ、平静を装う。
「うん……あのね、お母さんには内緒にしてね? お兄ちゃんがこんなの買ってるなんて言わないから……」
 やけに言いにくそうに切り出す。俺は無言で続きを促した。
「この会社、営業が不振だから、メイドが宅配するサービス始めたんだって」
「宅配!? って、お前……」
「あっ、ち、違うの! 友達がバイトでやってたんだけど、今日用事があって、代理でやってるの。本当だよ。まさか、お兄ちゃんの所に届ける事になるなんて思わなかったけど」
「成る程。言わないよ。……ん? どうした?」
 何故か彼女は、じっと包みを見てもじもじしている。
 やけにその姿が色っぽい。
「あ、あのね、お兄ちゃん」
「ん?」
「これで配るの最後なんだ。だから、それ……一緒に見ていい?」
 かろうじて聞こえる声で、千香は呟いた。

 

裸エプロン悦楽お姉ちゃん

  

「夜食、出来たわよ〜」
 僕の部屋の扉を開け、姉さんがやって来た。
「有り難う。そこ置いておいて」
 テスト勉強中の僕は、振り向かずにそう答える。
「分かったわ」
 そう言うと彼女は机の上にトレイを置き……何故か僕の背後に立った。
「ん? どうし……!?」
 振り返った僕の鼻先に、彼女の胸。
 一瞬目が釘付けになる。
 しかし……
「何故、裸エプロン?」
「あはっ、そう思う? 実は水着着てるの〜」
「何故水着?」
「残念? さっき、新しく買った水着を着てみたんだけど、気に入っちゃって、脱ぐのが面倒だったからそのまま着てたの」
「いや、残念ではないけど……そこまでしなくても」(汗
「脱ごうか? ここで」
 本気とも、冗談ともつかぬ顔で、彼女は笑った。
「いいよ、別に。姉さんも、試験だろ?」
 出来る限り冷静な顔を作って、彼女を追い返す。
「ちぇっ、いけずぅ〜」
 少し残念そうな顔。まさか、本気で?
「ごめん。……それより、夜食、ありがとう」
 去って行く彼女に、ようやくそれだけ声を掛けた。
 行ったか……。
 しかし、彼女の姿が今も目に焼き付いている。
 今夜は……とても勉強に集中出来そうにない。

  

投稿日:2004/04/17(Sat)

 

ミニスカ女子高生はやめられない

  
 う〜ん、やっぱりいいわね、女子高生。しかもミニスカート。
 気のせいか、周りの見る目も違うわ。ま、美しい私の事だから、普段でも、注目されてる事には変わりはないけれど。
 これで、可愛い子でもナンパして……
「あの〜、先輩、いい年こいてコスプレっすか? 相変わらず男日照り……痛!」
 ……ふっ、悪は滅びた。どーせアンタも、って……
「じゃ、お先に〜」
 って、逃げた〜〜! しかも、男付き!?
 ちくしょ〜! 私もいつかは!!

  

投稿日:2004/05/03(Mon) 11/8改訂版掲載

  

離さない妹指きりげんまん

  
「それじゃあ、行くぞ」
 父が僕に声を掛ける。
「……うん、分かった」
 僕は、後ろ髪引かれる思いでそう答えた。
 荷物を抱え、玄関に向かう。
 が、小さな手が僕の服の裾を掴んだ。
「瑞希……」
「お兄ちゃん、行っちゃうの? 嫌だよ、そんな……」
 妹は涙をこぼし、僕を見上げる。
「……でも、もう……」
 両親の離婚で、僕達兄妹は離れ離れになる。もう、決まった事だ。
 しかし……
「行っちゃ嫌! みんなで一緒にいるのがいい……」
 僕の胸で、泣きじゃくる。
「……瑞希、わがまま言うなよ。すぐにまた会いにくるよ。だから……」
 僕は涙をこらえ、諭す。
「そんなの嘘だよ……。だって、遠くに行くんでしょ?」
「…………」
 返す言葉は、無い。
「それでも僕は、無理に笑った。
「それなら、指きりげんまんだ。それなら、いいかい?」
 精一杯の、言い訳。
「お兄ちゃん……信じていい?」
 瑞希は上目遣いで、僕を見る。彼女も涙を拭いて、笑った。
「ああ。約束だ」
 僕達は、指を絡め……

 ……あれからどれくらい経ったのだろう?
 電車に揺られ、想う。
 小さかった僕は大人になった。彼女もまた……
 ゆっくりと電車はホームに滑り込む。懐かしい、だが、昔とは違う景色。
 僕は荷物を抱え、ホームに降り立つ。
 どんな風に成長しているだろう?
 視線を巡らした先、駆け寄ってくるセーラー服の少女。
「瑞希!」
 僕もまた、駆け出した。

  

投稿日:2004/10/29(Fri) 12/12改訂版掲載

  

妹ぺったんこ地獄変

  

「んっと、外側から回す様に揉んで、と……」
「……さっきから何ってるんだお前」
 俺は、さっきから居間で胸を揉んだり妙な事を繰り返している妹に声を掛けた。
「キャッ!? か、帰ってたの、お兄ちゃん……」
 悲鳴を上げ、俺を見る。
「帰ってたの、じゃなくてな……。もう十分近く前だぜ?」
「あ、あのねぇ! 呼び鈴鳴らしてよね!」
 顔を真っ赤にして怒鳴る。おそらく話を逸らそうとしているのだろう。
「鳴らしたぜ。何度もな。誰も出ないから、合鍵で開けたんだが。……で、何やってるんだ?」
 そんな事おかまいなく、俺は再び尋ねる。
「あっ……あの……」
 言い辛そうに、俯く。
「何だよ」
「胸、大きくしたいから……」
 そう言う彼女の胸には、起伏がほとんど無い。
「まあ、男としながら揉んでもらうのが良いんじゃないか?」
 俺は無責任に言い、笑った。
「何よ、その言い方!」
 カチンときたのか、妹の柳眉が逆立つ。
「何って……もしかしていないのか、男」
「いないわよ! だから……手伝ってよね、お兄ちゃん」
 鋭い眼光に射すくめられ、俺は動けなかった……
 その後の事は……(滝汗

  

投稿日:2004/10/09(Sat) 12/27改訂版掲載