夏の日……お姉ちゃんって言わないで

  
 真夏の太陽が肌を灼く。
 耳に届く潮騒の音。
 俺は姉さんと海に来ていた。
 白いワンピースの裾が翻り、僅かに透けた瑞々しい肢体が俺を挑発する。
 彼女の手を引き、人気の無い岩場の影へ。
 そこで彼女を抱きすくめ、唇を奪う。
 後ろに回ると服の中に腕を滑り込ませ、下に着たビキニの上から胸をまさぐった。柔らかい肉の感触が心地良い。その頂点、硬くしこり始めた突起を探り当て、指先で転がす。
「ンっ……」
 微かな喘ぎ。
 その瞳は欲情に曇る。
「胸だけでこんなに感じて……夏樹姉はいやらしいな」
 下へと指を滑らす。
「あっ」
 水着の上から彼女の秘所に触れた。そこは既に潤みを帯び、滴らんばかりだ。
「まだ水に入っていないのに、こんなに濡れてる……」
 水着の下に手を侵入させる。
 が、あえて秘花には触れない。柔らかな感触の丘をなで回し、花弁の周囲を焦らす様になで回す。
 その間に空いた手で胸をまさぐり、耳たぶに舌を這わす。そして、いきり立ったモノを彼女の尻に押し付けた。
「あっ、くぅっ!」
 必死に嬌声を抑えている様だ。それなら……
「ここはどう?」
 いきなり肉芽を摘む。
「ひぃっ!」
 彼女の身体が跳ねる。
「感じやすいな、相変わらず……」
 彼女の中に、指。容易く飲み込まれる。その中は熱く、一本でもきつい。
 くの字に指を折り曲げ、その中を擦り上げる。
 ぐちゅぐちゅという水音が激しくなり……
「〜〜〜!!」
 愛液を迸らせ、彼女は絶頂を迎える。
「あ、ああ……」
 忘我の表情。
 構わずにワンピースの裾を捲り上げ、岩に手をつかせる。そして、ビキニの下をずり下げた。
 セピア色の蕾と、鮮やかな肉色の秘花が露になる。そこは今も蜜がこんこんと湧き出し、俺を誘う。
 思わず唾を飲み込むと、俺のモノを取り出し、当てがう。
「入れるよ、“お姉ちゃん”」
 耳元で、わざとそう囁く。
「だ、駄目……名前で呼んで」
 拗ねた様な声。潤んだ瞳で俺を見る。
「なら……入れるぜ、夏樹!」
 俺は一気に彼女を貫いた。

 そして、幾度ともなく二人は絶頂を迎えた。それを、夏の太陽だけが見ていた……

  

投稿日:2004/12/18(Sat) 05/2/28改訂版掲載