学校であった怖い話 雑記


★PS版は女主人公が選択できて、SFC版には無いシナリオが増えています。
キャラの表情などグラフィックはSFC版のほうが怖いものが多いから機会があれば是非、両方をプレイしてみて欲しいです。


ようやくPS版の【学校であった怖い話S】を入手することが出来ました(^・^)v
ずっと欲しかったので探していたのですが、どこにも売ってなかったのです。プレミアつきの激レア品ですね。むぅ。

背景が変更され、キャスティングも若々しく一新されたので、SFC版に慣れていた私には新鮮でした。でも個人的にはSFC版の方が好きです。

内容は、新聞部員の主人公が七不思議の特集企画のために怖い話を聞いていくというもの。

語り部は6人いて、何番目に話すかによって物語が変わります。しかもマルチエンド。そのためシナリオ量もエンディング数も凄まじいものがあります。
数が多い分だけシナリオが薄いのかというと、とんでもない! どの物語も結構、怖いんですよ。手を抜いてません。素晴らしい。
※風間さんは例外。彼は、いやんな感じの癒し系なので ( どんな癒し系だよってな突っ込みには応えられません ) あれはあれで面白いと思います。

PS版は男主人公でしか楽しめないストーリーや、女主人公でしか楽しめないストーリーがあるのが面白い趣向だと思います。


印象に残った物語と登場人物紹介


※各物語の『タイトル』は出ないので、私が適当につけてあります。

【岩下明美】
ミステリアスでクールな美女。激昂すると刃物を振り回す行動派で、口癖は「殺す」
現実にいたら絶対お近づきになりたくない女の子です(^^;)

印象深いのは、やはり1話目の『悪霊』で、途中で家に帰ってしまった場合の展開です。
しょっぱなから驚かせてくれましたからね。恐怖は学校内でだけ起こるとは限らないと思い知らされました。

【新堂誠】
スポーツマンだけど熱血派ではないと思う。斜に構えた言動が目立ちます。

新堂さんを6話目に選んだ場合の7話目『殺人クラブ』は心理的に怖すぎました。
これのおかげで日野さんのイメージ激変しまくりです。
物語の本筋もスリリングなのですが、福沢さんのレポートとか肖像画に執着する岩下さんとか。彼女達の思想も衝撃的でした。

【風間望】
思えば彼からは一度としてマトモな話を聞かせてもらった記憶がありません(笑)
息抜きキャラで、愛すべきマスコット・・・というには毒がありすぎるかな?

隠しシナリオの『スンバラリア星人』が記憶にこびりついています。
コミカルな風間さんの言動も面白いけど、主人公の風間さんに対する認識が笑わせてくれました。

PS版の、女主人公で風間さんを6話目に選んで痴漢話をきいたあとの7話目も素敵。
強引に主人公にまとわりつくのは、いい根性してるなぁ。しかも意外と強いよ。
風間さんは面白いから友達にするならいいけど、お付き合いはご遠慮申し上げたいです(^^;)

【福沢玲子】
明るく元気な女の子。

彼女の話では、2話目の『水道の蛇口からオレンジジュース』が嫌すぎでした。
※PS版のほうでは女主人公でしか聞けない物語です。
怖い話に入る前の、水道から出てくる水についての談議が、すでにキツイ。怖い話のほうも、気持ち悪くて胸がムカムカしちゃう。

【細田友晴】
トイレに並々ならぬ情熱を燃やしています。よくこれだけバリエーションがあるなぁと変なところで感心してしまいました。

飲むとトイレに行かなくて済むようになるけど人間ではなくなってしまう『サンブラ茶』の話も印象的でしたが
5話目の『生物の逆襲』で、魚や虫や狸を苦しめた方法とか、加虐者の悲惨な末路が怖かったのを覚えています。

【荒井昭二】
陰気でイヤミな言動が目立ちます。

私がヤバイと思ったのは、荒井さんの6〜7話目に語られる『人形』の話です。
学校に棲む人形が、生贄を選んで犠牲にしていくという物語。

軽くトラウマになる感じ(T.T)
このゲーム全体の中でも、トップクラスの恐ろしい話だと思います。

特にSFC版の人形はシンプルなのに妙に不安感を煽る異様な空気を醸し出していて、当時ものすごく怖かった。
物語とは関係ナシで見ると怖くないんだけど、物語独特の空気のなかで出てくると強烈なインパクトがあります。
夢に出てくる魘される。なんとなーく背後に人形がいるような気がしてビクビクゾクゾク。
ゲームをプレイして、こんなふうに現実で怯えたのは初体験で、未だに忘れられない思い出です。

( 2006年 8月28日 )

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