デスノート アニメ感想
2007年 4月24日

飾り

第 25話 【沈黙】


キラとして覚醒したミサがゴスロリ服で街を徘徊する姿は、人形のような可愛らしさの中にも、そこはかとない不気味さというか恐さが漂っていて、いい演出だと思いました。

次々と、あからさまな殺人を繰り返すミサを心配するレムは、ライトの真意に気づきました。

このままではミサは竜崎に捉われる。ミサを救うために竜崎を始末すればレムは消失する。

・・・ミサがライトの言いなりに動いているのは愛ゆえでしょうけれど。
それによってレムがどうなるのかってこと、彼女は悟っていたのでしょうか。

レムが最終手段を使う直前、雨に濡れる竜崎が印象的でした。

孤高で、だけどどことなく人懐っこそうで可愛らしい。なのに信念を貫く瞳。

同じく雨に打たれたライトの足を、なぜか竜崎が拭いてさしあげるというサービスにも萌えたのですが・・・うーんうーん。その構図はちょいイヤだったかも。
だって竜崎が、まるでライトに傅いているように見えたんだもの。うーん。

竜崎は、そういうことする性格じゃないと思うよ。

最後の最後のファンサービスだったのかなぁ。竜崎ファンからすれば、最後の最後でそりゃないよね。
なんというか複雑な気持ちです。萌えただけに複雑です(^^;)

ライトと竜崎、ふたりきりのひとときは過ぎ去り、いよいよレムが自身の命を賭けて行動を起こしたとき。

わかってはいたことなのですが、ワタリと竜崎とレムの喪失は・・・やっぱり泣きそうになりました。

どのキャラも好きだった。どのキャラの無念さも伝わってくるような気がする。

・・・ゆっくりと倒れ伏し、ライトの悪人顔を映してから閉ざされた竜崎の双眸のシーンでは胸が痛くなりました。

さようなら竜崎。そして私の愛したライト。

現時点ではライトが圧勝ですが、私は個人的に、ライトの精神は竜崎の死と共に少しずつ崩壊を始めたのだと思っています。
このとき。2人の選ばれし者たちの片方が欠けたとき。総ては終焉を遂げたのだと。


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竜崎が失われた世界での、キラ現世での神を夢見る1歩を踏み出しました。
ここでアニメ感想を終了したいと思います。
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