DEATH NOTE
メロ

本名は、Mihael Keehl ( ミハイル=ケール )

とても感情豊かで魅力的でした。

ロジャーさんから竜崎を失ったと知らされたときの、ものすごい形相でショックを受けていたメロの姿が網膜に焼き付いて離れません。

悪の組織を乗っ取るようにして、実質的にボスの地位を確保した行動力と手腕は素晴らしいと思います。

こういう、目的のためなら手段を問わないところは、竜崎に近いものを感じます。

いつでもニアに負けて二番目だというところがコンプレックスになっていたようですが、本当に総てにおいて二番だったなら、L候補にはなれなかったと思う。

知識と推察力と非情さでは多少ニアに劣っていたとしても、総合的に判断すれば、どちらかというと竜崎に近いのはメロのほうだと思います。

頭の回転が速くて行動力もあり、カリスマも輝いていました。

ニアを抜くことだけを信念としていたはずのメロですが、その信念を曲げてでもキラを捕らえたかったのでしょう。

「俺がやるしかない」

と、我が身に危険が及ぶことを承知の上で高田を浚い、キラの動きを誘って敗れました。

まぁ、ニアは思慮深すぎて自分では行動しそうにない性格ですものね。

それはきっと、付き合いの長いメロも判っていたでしょうから、避けようのない判断だったのかもしれません。

浚った高田を監禁するにあたって、衣服を含む持ち物を取り上げるというのは当然のことですが、意外と紳士的だったメロは下着を脱ぐところを隠す許可を与えてしまいました。

おかげで高田が隠し持っていた紙片で殺されてしまいました。

( 竜崎も過去、ミサを監禁しましたがトイレシーンまでチェックするという徹底振りで容赦がなかったので、こういうところにメロの甘さが現われていますね )

初登場時から、やたらと危うい描かれ方をしていたメロだったので、あまり長生きできそうにないとは思っていましたが、真相に迫ろうとしている段階で消えて欲しくはなかったです。

飾り


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