DEATH NOTE
弥 海砂 ( あまね ミサ )

1984年12月25日生まれのAB型。
身長152cmで体重は36キロ。行動力、魅力、社交性は最高。

ミサを愛して消滅した死神ジェラスのデスノートを、別の死神レムから得た少女。

手持ちのノートを人間に渡したら、その人間に憑くという義務が発生するというのがデスノートの掟でしたが、ミサに与えられたノートは、本来の持ち主のジェラスが消滅していました。

配達に来たレムが当然のような顔をしてミサに憑いていたところを見ると、消滅した死神のデスノートは拾った死神に所有権が発生するらしいですね。

四年前までのミサの性格は、いまひとつ怖いもの知らずで子どもっぽく、我侭。でもライトに恋をする前々では、もうちょっと頭の回転は速かったような気がします。

キラに心酔するあまり無茶をするところはありますが、なかなか可愛い女の子じゃないかと思います。

第二キラの容疑で竜崎に囚われ、ライトを守ろうとする姿は献身的で涙ぐましいものでした。

レムとの契約を破棄後は、一気に悲壮感を払拭して、持ち前の天真爛漫ぶりを発揮。

記憶の一部を失って 「謎のストーカーに囚われている」 と思い込んでいたにも関わらず、恐怖に竦むこともなく低姿勢で会話を促していた姿に、冷静さを感じました。

これって、やっぱり過去にストーカーに狙われたとき、拒絶したら殺されそうになったから、相手を刺激しないようにという配慮だったのかな、と思ってみたり。

余命の半分の代価として手に入れていた死神の目の能力は、デスノートの放棄と共に失いましたが、失った余命は元には戻らないとのことなので、ちょっと可哀想です。

思えばこの子、あまり恵まれた人生を歩んでいません。

ストーカーに狙われ、両親は殺害され、レムに守られつつも寿命は半分になり、ライトには愛なく利用され、竜崎に囚われて拷問じみた尋問を受けました。

しかも献身的に守護してくれていたレムを最愛のライトの画策によって失い、リュークとの目の契約で更に寿命が半分に・・・不遇すぎて泣けてきます。

過酷な人生を歩んでいるからこそポジティブに振舞っていたのでしょうか。

後半では、ひたすらライトに愛される歓びを ( ほとんど思い込みで、一方的ではありましたが幸福なのは良いことです ) 満喫していたように思います。

ライトを失ったら生きていけないと語っていたミサは今、どうしているでしょうか。

やはりライトの死に絶望して生命を絶ってしまったでしょうか。

それともライトが倒れたときにミサも寿命を使い果たしてしまっていたかもしれない。

これだったらレムの執念というか怨念を感じます(^^;)

ミサはライトの狂態も死も自分の目では見ていないから、ライトの死を認めない可能性もあります。

自分の前から去ったライトを、還ることはないと知らずに追い求め続けるとしたら。
これはこれでツライ人生になってしまいますね。

死を認めて後を追うのと、認めず心痛め続けるのと。どちらが、より苦しいでしょうか。

あまりにも救いが無いので、少しは光というか希望も与えてあげたいです。
と、いうわけでミサが幸福になれる道を模索してみました。

もし、ミサの腹の中にライトの子が宿っていたとしたら。
彼女は母なる歓びに目覚めて、我が子を慈しみながら育てていくと思います。

もしも将来、その子どもが新たなキラとして君臨するようなことになったらと想像してみました。
少しセンチメンタルながらも胸が熱くなる想いが湧き上がってきます。

飾り


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