DEATH NOTE
レム

リュークより博識で、やたらとミサに協力的だったメスの死神。

自分の消滅さえ省みないほど、深く注がれたミサへの慈愛の理由は何だったのでしょうか。

もしかしたら消滅した死神ジェラスとの間に何か絆があったのかもしれません。

それが友愛なのか親愛なのか恋愛なのかは定かではありませんけれど。

第二のキラであることを悟られ、拷問みたいな拘束をされて限界を超えたミサを救うため、ミサとは契約を破棄し、ライトにデスノート所有権を譲渡させました。

そしてライトにミサを助けなければ殺す! と脅迫するところは、ある意味では死神らしかったと思います。

その後はライトにも契約を破棄され、ライトの計画に従って第三キラを経由でキラ復活に加担。

竜崎がワタリさんにデスノートの謎を解明するべく指示したことにより、それによってミサに危害が加わることを避けるためにワタリさんの名をデスノートに記しました。

ミサを助けるためにデスノートを使ったレムが悲しかったです。

ジェラスがそれをやって消滅したことを知っていたのに、ライトの悪魔的な計略だと気づいていながらも、それでもミサを守りたかったようです。

ワタリさんに続いて竜崎も倒れたのは、レムの仕業ということになっていますけれど・・・

私としては、まだ竜崎は生きているという仮説を立てさせてもらいます。

たとえ誰が何と言おうとも(T.T) あきらめたら、そこで総てが終わってしまいますからね。

それとレムは思慮深かったので、ミサを大事にせず、自分を葬ろうと画策するライトへの報復処置を、しっかり施していたかもしれないです。

ミサより長生きなんかさせてやるものか〜っ! とか。

だからデスノートには
『○月○日 ( ここの日付はミサの余命が尽きる日 ) 敵対する者に、自らがキラであることを告げた後で錯乱。最も頼りにしていた存在から死の宣告を受け、死亡』
と記載。
その文面は破るなり消すなりして証拠隠滅。
※書いたあとに消去しても、1度デスノートに記載したことは取り消すことはできないという法則が残るので、実行はされますからね。
人間と死神ではノートの規約が異なるかもしれませんけれど。

でもこれなら、なぜ聡明だったはずのライトが何の対抗策も用意せずに、のこのこニアと対峙してしまったのか。
意味のない熱弁をふるったあげくに後先を考えずに時計の紙片を使おうとしたのか。
なぜ、壊れてしまったのか・・・総てはレムの思惑に操られてのことだったら。
まだ、少しは心の慰めになるかもしれない。

なにはともあれ。そのくらいのことは、やっていそうです。


ところで、死神界の階級ではレムはかなり上位のほうにいました。さすがです!

ジェラスが最下位だったのが、ちょっと驚きポイントかな?

それでもジェラスに対してもリュークに対しても親切で穏やかだったレム。

ミサへの想いも、誰にも負けないほど愛情深かった死神でした。

飾り


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