2005年11月21日(月)
描くコツ [日記]
わたしは美大出身なんですが、美大に行く為にそれ用の予備校があって、受験に向けてそれに通ってました。
そこで石膏デッサンという授業があって、石膏像をせっせとデッサンします。石膏は白いだけで色がないので、立体だけを意識して描くしかありません。
立体的に見える絵を描く、しかも正確に。これは絵心とはちょっと違う作業で、最初はよくわかりませんでした。何回描いても絵にはなるけど石膏像にはならない。
でもしばらく描いてるうちにふと、なんとなくコツがわかりました。立体を描くっていうのは目の正面に見えるところを描くだけではなくて、その向こう側を触りながら描くかんじ。石膏デッサンは立体を理解する訓練なんだと思いました。立体を描くためのちょっとした意識の変革。
石膏デッサンの時はコツがなんとなくわかったから描けるようになりました。自分の思う、自分が描けたらいいなと思ってるマンガ絵だって、なんかコツがあるんだろうなと思います。マンガ絵のためのちょっとした意識の変革。それが猿漫萌えプロジェクトでわかるようになればいいなぁ、なんて、期待しまくりです。
Posted by こさ ささこ