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羞恥ゲーム    4
日時: 2010/07/07 14:51
名前: 小早川

大変遅くなりました。
なかなか思うように書けず少しだけの更新です。

一年以上待ってこんだけかい!!

って、怒らないで下さいね。
これからも少しずつアップしていきますので。
今後ともよろしくお願い致します。

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かおるからの連絡 ( No.4 )
日時: 2010/07/07 20:06
名前: かおる
参照: http://www.pandora.nu/summer/

ここまでを小説ページにアップしました。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.5 )
日時: 2010/08/03 01:26
名前: 小早川


しばらく車は、右折左折を繰り返し、たまにバックもしながらその度に車が大きく揺れる。
智子は、どこに連れて行かれるのか心配だったが、それよりもこの揺れでブランケットがズレ落ちないか、それが一番の気がかりだった。
ようやく着いたのか、車の振動が無くなった。エンジンが止まったようだ。
風が頬で感じられる。窓か、ドアが開いたのだろう。
智子「清水さん?ここは、どこ?」
「………」
智子「ねぇ?聞こえているのでしょ?」
清水「大きな声を出しちゃ駄目だよ。」
ヘッドフォンを少し持ち上げて答えた。
清水「今から、いっぱいイカせてあげるから、お楽しみに。」
智子「ねぇっ?ちょっと待ってよ、ねぇってば!!」
清水「声には気をつけてね。誰かに見つかるよ。じゃあね!」
智子「…えっ?ここ、何処?ねぇ?教えて、お願い。」
小さな声で智子は聞いた。しかし、返事は無く、またヘッドフォンを付けられた。


さっ!
智子「きゃっ!!」
智子の体が強張る。

そのまま、時間が流れた。



清水「どう?いい感じだろ?」
早紀「私たちがしようと思ってたのに、あなたがやってくれたのね。手間が省けて助かるわ。」
清水「あいつ、相当Mっ気があるぜ。ついついいじめてやりたくなってしまう。もっと早くに気付いていれば………。」
早紀「あら、残念ね、でも、もう駄目よ。来月には私に譲る話なんだから。今のうちに楽しみなさい。」
清水「ああ、分かってるって、その代わり、あいつの母親は頂くぜ。」
早紀「どうぞ、お好きなように。と言っても、もう好きなようにしてるじゃない。」
清水「まぁな、あのピアスはスゲーぞ、智子にもさせてやったらどうだ。」
早紀「ふふふ、考えておくわ。」
車から少し離れた高台。ここからだと、智子のすべてが丸見えだった。
早紀「みんな、見てみなよ。」
美穂、典子、晴美が早紀の近くに来る。
早紀「私の仲間よ。この人は、智子の彼氏さん、とりあえず清水さんって呼んでるけどね。」
清水「どうも」
美穂たちは、軽く頭を下げた。
早紀「今は、主に加奈子の面倒を見てもらってるわ。」
―――この人が、清水、………、危ない感じの人ね――――
美穂「あっ!」
智子の姿を見つけて三人とも驚いている。
早紀「あれもこの人の仕業よ。」
清水「おいおい、仕業って、お前がそうしろって言ったんだろうが!」
笑いながらおどけて見せた。
清水「せっかくだ、近くで見てやってくれ。」
四人が車に近づく。途中、駐車場入り口にいる麻衣達に高台で見張り役をするよう指示を出す。



Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.6 )
日時: 2010/08/03 01:27
名前: 小早川

智子の姿を見つけて三人とも驚いている。
早紀「あれもこの人の仕業よ。」
清水「おいおい、仕業って、お前がそうしろって言ったんだろうが!」
笑いながらおどけて見せた。
清水「せっかくだ、近くで見てやってくれ。」
四人が車に近づく。途中、駐車場入り口にいる麻衣達に高台で見張り役をするよう指示を出す。


晴美「へぇ〜、良い体してるねぇ。」
典子「ほんと、どもイヤらしい体付きだけど。」
美穂「醜い体にしてやりたいねっ!」
早紀「まぁまぁ、智子には、これからいっぱい恥ずかしい思いをさせてやるんだから。」
清水「智子には、イカせてやるっていってあるから、触ってやっても良いぞ、って言うかイカせてやってくれ。女が女を責める所を見るのも面白そうだしな。」
早紀「あなたの為にやってるのではないんだけど。」
と、言いながらも清水からバイブのリモコンや筆を受け取った。
晴美が智子の胸を揉む。
智子は、ビクッと反応した。
晴美が離れ次は、典子が智子の脇から腰骨辺りまでをゆっくり優しく撫で上げる。
智子は、体を左右に揺すって逃げようとする。
早紀がバイブのスイッチを微弱に入れる。
智子「はあっ!あっ、あっ、駄目っ、だめぇ、えぇぇ!!」
智子は、声を押し殺しながらも、気持ち良さを出してしまう。
典子が離れると、次に早紀が前に出て筆先に智子のおつゆを満遍なくつけ、それを肛門にグリグリと回しながら突き刺していく。
智子「ぐぐぐっ!だっめっ!やめて、お願い、痛いの、駄目っ!」
筆の半分まで入ったところで、上下左右に大きく回しながらグリグリと腸の粘膜に刺激を送った。特にバイブのある膣側の壁にしっかりと刺激を送った。
智子「ほぁぅ、あっあっ、ああっ、だめ、やめて、お願い、イッちゃう、あっ!ああっ!」
早紀は、空いている片手で智子に刺さっているバイブを、トントンと、軽く叩いた。
智子「あああううっ!イク!イク!ああああっ!」
口をパクパクさせて、腰を突き出しながら横に捻った。
早紀「ふふふ、お尻の感度も良さそうね。来月からが楽しみだわ。」
そう言うと、筆を一気に引き抜いた。
智子「ううぉおおぉうっ」
言葉にナラナイ奇声を上げて潮を吹いた。
早紀は、うまく避け、
早紀「ふふ、いい反応だわ。じゃあ、後はお願いね。」
美穂たちを連れてその場を去っていく。
清水「へへっ、さすが女だぜ、簡単にお漏らしさせやがる。って、これどうすんだよ、全く!」
清水は、智子のヘッドフォンとアイマスクを外した。
智子は、目を閉じてうっとりとした表情のまま動けないでいる。
清水「どうだった?」
清水の声にようやく反応を見せる。
智子「す、すごい、すごかった。どうしてだろう。」
智子は、目を開けて正面に見える木々をボーっと見つめている。
智子「ここは?何処?」
清水「公園の駐車場さ、学校じゃなくて残念だったね。」
智子は、てっきり学校校内だと思っていただけに安堵の思いと、本人は気付いていないかも知れないが少しがっかりした思いが混ざっていた。
智子「なんだか、いつも以上に感じちゃった。いつもの清水さんじゃなかった感じなんだもの。」
清水は、ドキッとしながらも「そうかい、場所とシュチエーションがそう思わせたんじゃないかな。またやろうか?今度は、本当に校内に車を止めてね。」
智子は、ニコッと笑顔を作りながら、「ダメッ、恥ずかしいもん。」
まんざらでもない様子だった。それほどまでにこの清水を信頼しているのだ。

かおるからの連絡 ( No.7 )
日時: 2010/08/07 11:33
名前: かおる
参照: http://www.pandora.nu/summer/

ここまでを小説ページにアップしました。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.8 )
日時: 2010/08/30 18:18
名前: 小早川

沢山のメッセージ有難うございます。
こんなに支持されていると思うと、私も頑張らないと!と励みになります。

―――以下本文―――

★ 清水に代わって

7月の中頃、清水は夏季合同研修・研究会に参加する為、関東に長期間出張する事になっている。
当然、そんなものは無いのだが、智子を信用させる為のウソである。
清水「じゃあ、行ってくるから。1ヶ月は帰れないと思うけど。」
智子「うん。仕方ないよね、頑張ってきて!」
二人は軽いキスをした。
清水は、部屋を出て行く。清水の部屋の鍵は智子に渡してあるのだ。

智子「いいの?」
清水「何か問題でもあるかい?大丈夫だろう、トラストミーじゃなくトラストユーだ。」
智子「ふふふ、じゃあ、預かっておきます。」
清水「あぁ、よろしく!」

智子は、簡単に部屋を片付けと掃除をしてから鍵を閉めて家に帰った。



少し前までは、当たり前のように毎日会ったり電話をしたりしていたのに、徹夜続きの研究も兼ねていので、この期間は連絡が殆ど取れないそうだ。
今日で丁度一週間が経つ。智子は、会えない日を寂しく過ごしていた。すると、携帯が鳴った。
清水からだ。
智子「はい!」
清水「やぁ、久しぶりだね、元気かい?」
智子「はい、でもちょっぴり寂しいかも。。でも大丈夫です!」
清水「そう、それはよかった。」
智子「そうそう、今日ね、お部屋を掃除してきちゃった。勝手に入ったら悪いかなぁと思ったけど、ほら、一週間も放ったらかしだし、空気も入れ換えた方が良いなぁって。ごめんね、勝手な事して。でも、机とか本棚とか、あと、えっと、触ってないから。」
清水「そう、ありがとう。鍵を預けておいて正解だったね。」
智子「えっ!そんなぁ、ありがとうだなんて、嬉しいかも!で、今日は休みなの?」
清水「実は、智子にお願いがあって。」
智子「なになに?何でも言って。」
清水「智子は明日の土曜日は休みだよね?」
智子「うん、そうだけど。」
清水「僕の部屋に黒いカバンがあったと思うんだけど、窓の下辺りに。」
智子「あ!うん、あったよ。でもカギがかかってて、あっ……!」
清水「ふふふ、そう、そのカバンなんだけど、大事な研究の資料が入っているんだけど持ってくるのを忘れてしまって、取りに帰る時間も取れないんだ。こっちまで持ってきてもらえないだろうか?こんな事を頼めるのは智子しかいないんだ。」
智子「えっ?うん、いいよ。もって行ってあげるよ。」
清水「そうか、ありがとう!」

翌日、智子は朝早くシミズの部屋に行き、カバンを持って駅に向かった。
お昼過ぎ位に清水と待ち合わせをした上野駅に到着した。
智子は、清水に電話をする。
智子「もしもし、今上野駅に着いたよ。どこに行けばいい?」
清水「ごめん、急に研究が入ってしまって。夕方には抜けられると思うけど。」
智子「えっ?そうなの?」
清水「すまない。カバンはロッカーに仕舞っておいて夕方まで待っててくれないか?」
智子「うん、カバンは持ってるよ。」
清水「いや、ロッカーに入れておいてくれ、まだ、未発表の資料なんだ。もし、盗まれたら困る。智子を信用していないわけじゃないよ。ここ東京は智子が住んでいる町よりもはるかに治安が悪い。特に窃盗や置き引きなんかは日常茶飯事に起きている。だから、念の為にもロッカーに入れておいてくれ。中央改札口の横にコインロッカーがあるから。あそこなら、交番も近いし安心だ。」
智子「分かった。じゃあそうする。中央改札口ね。そこに仕舞っておきます。」
清水「ありがとう、カバンと一緒にポーチも持ってきてくれた?」
智子「持ってきたよ。」
清水「その中にお金がいくらか入っているから、少し買い物でもしてくるといい。また、夕方連絡を入れるよ。じゃぁ。」
そう言うと、返事を返さないまま電話が切れた。

智子は、新宿や渋谷など、歩き回った。
けど、何も買わないまま夕方になった。
人が多すぎるのと、東京のテンポに合わないのと、いろいろな理由で疲れてしまっている。
そこに電話が鳴った。
清水「お待たせ、今どこにいる?」
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.9 )
日時: 2010/08/30 18:19
名前: 小早川

智子「お疲れ様、今は、えっと、たぶん新宿駅前だと思うけど。○○○が見える。」」
清水「そう、じゃあそこに行くから待ってて。」
15分程待ったら、清水が現れた。
清水「ごめんね、待たせちゃって。さぁ、行こうか。」
智子「ほんと、遅いよう、もう!はい、これロッカーの鍵。」
清水「あぁ、ありがとう、今日は、こっちに泊まってくよね?」
智子「えっ?でも、何も用意持って来てないけど。」
清水「いいじゃん、買ったら。よし、行こうか!」
智子「でも、親に何も言ってこなかったし。」
清水「じゃあ、電話しといたら。」
清水は、すでに加奈子に連絡をしてあり、快く了解するよう指示を出していた。
それを知らない智子は、恐る恐る母親に電話をする。今まで急な外泊など一度もしたことがなかったので、どう言えばいいのか戸惑っている。
智子「もしもし、ママ?」
加奈子「智子?どうしたの?」
智子「あの、、、あのね、今ね友だちと一緒なんだけどね、帰りが遅くなっちゃうと思うからね、、、あのね、、、。」
加奈子「まぁ、そうなの?もう夏休みなんだし、たまにはいいんじゃない?お友達に迷惑にならないようにね。」
加奈子の声は悲しさを堪えるようだった。
智子「う、うん。ありがとう。」
案外すんなりと許可が出たことに拍子抜けをしたが、これで今日一日清水と一緒に過ごせる嬉しさの方が大きかった。
智子は、清水の腕に抱きつき、「許可貰っちゃった」と喜びを伝えた。
清水「ようし、今日はお詫びも兼ねてとびっきり楽しませてあげるよ。」
智子「ほんと、嬉しい!」
突然、清水は智子の胸を鷲づかみにした。
清水「あれっ?下着つけてるの?」
智子「えっ!?あ、うん。」
清水「ここでも楽しもうよ。」
智子「えーーっ!でも、人が多いし、絶対見つかるって。」
清水「大丈夫だよ、ここの人たちはみんな冷たいから、誰が何をしていようと、見て見ぬふりをするから。それに、知った人もいないことだし。」
智子「えーー、でも、恥ずかしいし、、、」
清水「それがいいんでしょ!はい、決まり、じゃあこっちに来て。」
ビルとビルの間の路地に入り
清水「ここでいいか、はい、脱いで。」
とても楽しそうな清水に対し智子は、不安で仕方がなかった。
清水の体に隠れながら下着を脱いでいく。
脱いだ下着は、清水の手に渡り、
清水「下着はここに置いていこう。新しい下着は買ってあげるから。」
そう言うと、近くにあった、恐らく夜になれば表に出されるであろう、電光看板の上に広げるように乗せ、智子の手を引き表通りに出て行った。
二人は電車に乗って移動する。もちろん、移動中も楽しみながら。
ショッピングと食事を終えた二人は、大きな公園のベンチにいた。
清水「ここの公園、大きいでしょ。昼間は子供の遊び場だったり家族連れの憩いの場なんだけど、夜になるとカップルの場所なんだよ。あそこのベンチにもカップルがいるでしょ、ほら、あっちにも。」
清水が指差すほうを見ると、二人が向き合って抱きついているカップルやキスをしているカップルまでいた。
清水「ねっ。で、あそこら変かな、覗き趣味のおっさんがいるのは。」
指差す先をじっと見る。不自然に木が揺れた。
智子は、声の出ない大きく開いた口を手で隠す。
清水「智子もここで楽しもうか。」
智子「いやよ、ダメっ!」
しっかりとスカートを押さえた。
清水「そっか、じゃあ、あそこに行こうか。」
清水の指差す所、公園の外のビルだった。

近づくとビルは、雑居ビルだった。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.10 )
日時: 2010/08/30 18:20
名前: 小早川

近づくとビルは、雑居ビルだった。
入り口には、古びたネオン看板がある。
3階まで上がるとドアのガラスに紙が貼ってあり中が見えない様になった部屋がある。
清水は智子の腰を抱えその部屋に入った。
中は、白熱球で眩しいくらい明るい。
見渡すと、壁面にも通路にも棚が並んでいて、入口横にカウンターのレジがあり、まるで田舎の本屋のような所だ。
しかし、並んでいるのは田舎の本屋では売っていない、アダルト専門の本やDVDがぎっしり並んでいる。
カウンターの中から声がする。
店員「いらっしゃいませ」
やる気の無い声だ。
カウンターの中に目を向けると、椅子に座って新聞を読んでいる中年オヤジがいる。
人の存在で、急に恥ずかしさが広がり身体を隠そうとする。
幸いにも、店員はピンポンの音と気配だけで客に気付き、挨拶をしただけのようだ。
智子は、本棚に隠れながら清水の後をついて行く。
奥の部屋には、ずらりと大人のおもちゃが並んでいた。
清水は、めぼしい物を5つ程取り智子に渡した。
智子「えっ?何??」
清水「あそこで会計をしてきて。お金はこれね。」
そういうと、清水は1人出口に向かった。
1人残された智子の手には、バイブやローターなど5つの商品と現金が持たされていた。

智子は、恥ずかしいながらも知らない土地と言う事もあってか、会計をする為カウンターに向かった。
顔を俯けたまま、商品を台の上に乗せる。
おっさんは、面倒くさそうに新聞を置くと立ち上がって智子を見る。
ぶっきらぼうだったおっさんの顔がニヤついた顔になる。
レジを打ちながら智子を舐めるように見つめる。
おっさん「お譲ちゃん、あんたまだ未成年だろ。こんな所に来ていいのかい?それもこんなものまで買って。」
智子は、俯いたまま顔を背け、お金だけ差し出す。
智子は、何を買ったのかも分からないまま袋とお釣りを受け取りそそくさと店を出た。
恥ずかしそうにしている智子を清水は抱きしめて
清水「よくやったな。よしよし。さぁ、部屋に行こうか。」
清水は、近くのホテルで部屋をとり智子と二人朝方まで楽しんだ。



Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.11 )
日時: 2010/08/30 22:57
名前: 小早川


そのメールは突然送られてきた。
学校の昼休み、教室の後ろの方で友達と談笑している時にポケットにあった携帯が震える。
気付いた智子は、皆と喋りながら携帯をチェックする。
全く知らない差出人からだ。いつもなら無視して削除するのだが、このメールのタイトルに『智子様へ』と自分の存在を知っている者からのメールでる事と、『〜様』と改まった表現が使われているのが気になり、メールを開いた。
メール『初めまして、智子様。突然のメールですみません。私は、あなたの秘密を知ってしまいました。写真も添付しておきました。』
智子は、眉を顰めながらも添付ファイルを開く。
画面が暗くて良く分からなかったが、よくよく見ると野外で服をはだけた女性の画像。
野外の風景と服、シチュエーションなどから智子は『はっ!』と気付く。
友達に気付かれない様、何事も無かったかの様に携帯を仕舞い、皆の話に相槌を打つ。
しかし、心の中ではパニック寸前だ!
―――なんで?!!?―――

どうしていいのか分からないまま休憩時間も終わり午後の授業を受ける。
先生が話す言葉は何も入ってこない。

授業も終わり放課後になる。
どうする事も出来ずそのまま家に帰った。
あのメール以外、この日は何も無かったのだ。
ただ、智子の知らない所に彼氏以外知るはずの無い事が知られていて、尚且つ写真にまで撮られている。
あの写真は、どこでどのように扱われているのか、ただただ不安が募るばかりだった。


あれから一週間後、今度は智子宛に郵便が届いた。中には、
―――な、なんで?こんな写真が?!!―――
手に持った写真を見つめたまま動かない。
―――いったい誰が?―――


誰なのか、目的も分からないまま、あれからまた一週間が過ぎた。
智子にとっては苦しい二週間だ。
いっそ返信メールを送る事も考えたが、下手に返信するのに抵抗がある。
相手の出方を見てからと思っていたのに、二週間何もない。






智子「あなたは誰?なにがしたいの?こんな事をしてタダじゃ済まないわよ。」
もう、何もせずにはいられなかった。しかし何も反応が無い。
―――私の態度にビビったのかな―――
智子「持っているデータをすべて、今すぐ消去しなさい。そうすれば、今回だけは警察に届ないであげるわ。いい?今すぐデータを消去するのよ!」
―――ふふふ、警察に届けるって脅せば諦めるはずだわ。謝ってきて相手が分かれば直ぐに警察に突出してあげるんだから!―――

10分経っても何も反応が無い。
智子の苛立ちも募り、更にメールを送る。
智子「データは消したのでしょうね?!ちゃんと謝ったら許してあげるわ。返事をしなさい。」
10分、15分、何も反応が無い。
結局、何も返信が無いまま夜が過ぎていった。


眠い目を擦りながら智子は、午前の講習を受けている。今週から夏休みの為、3年生は希望者のみを対象に受験のための夏季講習をしている。
智子は、大学に行くか専門学校に進むかまだ悩んでいた。一流の大学に行けるほど頭は賢くない、だからと言って無名の大学に行って大卒資格だけとっても今の世の中では何の役にも立たない。それならば、専門学校で専門の知識を学んだ方がいいのでは。など、いろいろ悩みどころなのである。
どちらにしても進学には受験があるので講習を申し込んでいた。
しかし、あのメール以来、勉強どころではなくなった。


何度か返事をするようにとメールを送ったが返事が無く、また一週間が過ぎたころ、ようやくメールがきた。
内容は、本文が無く、写メだけだ。
その写メには、たくさんの写真と8枚のDVDが写っている。
写真は、小さすぎて何の写真か分からない。
DVDは、一番上にある物のタイトルに『智子の痴態 〜露出編 @〜』となんとか読める大きさで書いてある。
このメールの意味指す事は智子も理解した。
智子は動揺した。

―――いったい…どうすればいいの?どうすれば……。―――
智子「お願い、もうやめて。許して。どうすれば許してくれるのですか?」
メール「どうぞ、警察に行ってくださっても結構です。」
かおるからの連絡 ( No.12 )
日時: 2010/09/02 21:53
名前: かおる
参照: http://www.pandora.nu/summer/

ここまでを小説ページにアップしました。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.13 )
日時: 2010/11/09 17:40
名前: 小早川

ご無沙汰を致しております。
少しだけですが続きをUPします。

―――以下本文―――

智子「お願い、もうやめて。許して。どうすれば許してくれるのですか?」
メール「どうぞ、警察に行ってくださっても結構です。」
―――警察?行ける訳無いでしょ。あんな恥ずかしい写真を見られるなんて、ムリよ!!あぁぁ、どうしよう。。。―――
考えた挙句、彼氏の清水に相談する事にする。
清水に電話をかける。
しかし、出ない。
そう、ここ一か月程、研修とかで忙しいと聞いている。
出ないのは、知っていた。でも、電話せずにはいられない。
―――はぁ、どうしよう。。。―――

智子「お願いします。写真を処分してください。もう許してください。お願いします。」
しかし、返事が無い。

八月に入ってメールが来た。
メール「今から学校に来なさい。あなたのノートパソコンも持ってきなさいね。通信端末も忘れずに。」
―――ノートパソコン?何をするの?―――
分からないまま、制服に着替えてノートパソコンを持って学校に行く。学校では制服の方が目立たないだろうと思ったからだ。

学校に着くとメールが来た。
あまりにもタイミングが良すぎる。きっと何処かで見張られていると気付いた。
メール「校舎B棟の屋上に行きなさい。」
智子は、屋上に行く。
屋上は、ものすごい日差しと、地面のコンクリートからの照り返しで物凄く暑い。
建物の日陰を探してそこに腰を下ろした。
しばらくすると、メールが来た。
メール「パソコンで次のURLにアクセスしなさい。」
本文の下にURLが載っている。
智子は、自分のノートパソコンを出して立ち上げる。
URLを打ち込むと、タイトルに

『智子の秘密の世界 〜私のすべて、見せて あ・げ・る〜』

その下には、目元こそ隠してあるけれど、智子の制服姿の写真が数枚載っていた。中には、パンチラ写真かなと思わせる物まであった。
カテゴリーには、Profile、Gallery1、Gallery2、My room、Diary、BBS、Link、Chat room、mail、shop、などがある。

―――な・に、これ?―――
また携帯がなった。メールだ。
メール「チャットルームに入りなさい。プライベートの方よ。今すぐにね。」

智子は、カテゴリーの中のチャットルームをクリックした。
画面が変わり、プライベートルームとフリールームが幾つかあった。
智子は、プライベートルームにマウスを合わせクリックした。
名前を入力する画面が出る。
智子は、分からないままトモコと入力し OK を押した。
画面が変わり文字が出てきた。

主人「ようこそ、待っていましたよ。」
トモコ「あなたは、誰ですか?」
主人「わたし?私は、これからあなたの御主人になる者ですよ。」
トモコ「ふざけないで。こんなホームページまで作って。これは犯罪です。警察に訴えますから!」
主人「どうぞ、何でしたらこのホームページも証拠に提出するといいでしょう。」
トモコ「言われなくたってそうします!このホームページからあなたの事を突き止めれますからね!」
主人「ふふふ、あなたこのページの他の所見た?いいわ、今から一通り見てきなさい。そうそう、パスワードは、<tomoko 18sai>だから。では、また一時間後にここで会いましょう。」
主人と名乗る相手が落ちた。
智子は、一旦ホームページのトップページに戻る。
カテゴリーのProfile、Gallery1、Gallery2、My room、にはパスワードが掛かっている。
智子は、さっき聞いたパスワードを入力し、プロフィールを開く。
そこには、名前や住所、自宅の電話番号、智子の携帯番号やメールアドレス、学校名、クラスまで。
更に家族欄には、写真付きで母と貴子が紹介されている。
もちろん、母親の勤める会社名や携帯番号とメールアドレス、妹の貴子の学校名、クラス、携帯番号とメールアドレス。
更に下には、家の間取り図まで。
智子、貴子、母親の加奈子の一週間の生活習慣まで。
一番下には、智子、貴子、母親の加奈子がそれぞれ服を着たままの正面画像の横に身長や体重、スリーサイズ、などが乗っていた。
貴子と母の数字が正しいかは分からないが、智子の数字は正確に表示されていた。

智子は、体が震えだした。
震える手で画面を戻し、ギャラリー1をクリックする。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.14 )
日時: 2010/11/09 17:41
名前: 小早川

智子は、体が震えだした。
震える手で画面を戻し、ギャラリー1をクリックする。
そこには、小学校時代の写真や中学校時代の写真、修学旅行や家族旅行での写真など、家のアルバムにある写真が100枚を超える枚数がアップされていた。
―――どうしてこんな写真があるのよ。まさか、空き巣に入って…―――
次にギャラリー2を開く。
そこには、高校時代の写真が並んでいる。通学途中や学校での写真。
しかし、下に進むにつれ男と二人で歩いている写真が出てきた。
男は、清水だ。しかし、清水の顔は真っ黒に塗りつぶされている。
その先は、智子にも記憶に新しい、数々の羞恥写真が数え切れないほどアップされていた。
写真に写る智子には、一切のモザイク処理がされていない。羞恥に顔を赤くしている表情や体のすべてをそのまま晒している。
しかも、どの写真も嫌そうな表情が無い。
当然、清水との情事で撮られたものなのだから、嫌々ではなくどちらかと言うと自ら撮ってもらおうとしている姿だった。
―――どうして、こんなにも…、清水さん、もしかして…―――
―――まさかそんなはず無いよね、清水さん、どうしてこんな写真が…―――
智子の目から涙が出てきて止まらない。
涙を拭ってマイルームを開く。
タイトルに『オナニールーム』と書かれている。が、写真が無い。
トップページに戻ってダイアリーやリンク、ショップを開くがまだ何も無かった。
BBSには、
『見に来てくれてありがとう。でも、プロフィールや画像は特定の人にしか公開していません。どうしても見たいと言う方は、ここにメッセージを残して下さい。又は、メールでね。』
と、あった。
その下には、30件以上のメッセージがあった。

<可愛いですね、ぜひその素顔が見たいです。>
<もったいぶるなよ、とっとと公開しろよ>
<凄い、タイプかも、どうすればパス、教えて貰えますか?>
<お願いします、パスワードを教えてください。>
<この制服って○○高校の制服ですよね?ぜひパス知りたい!!教えて!!!>

などなど、沢山のメッセージがあった。
さすがに高校名は間違っていたが、いずれバレるだろう。
智子は、急いでチャットルームに入った。
しかし、そこには誰もいない。まだ、一時間が経っていないのだった。
後、どれくらいなのだろうか、智子は頭を抱え祈るように主人が帰ってくるのを待った。



そんな智子の姿をA棟の屋上から見ている人物がいる。美穂だ。
元々、美穂の逆恨みから始まったのだが、早紀の面白半分で家族を巻き込み友達を巻き込み、それがすべて思うように進んでいるのが楽しくて仕方が無い。
美穂には、この苦しむ智子の姿を生で見せようと早紀がセットしたものだ。
美穂は双眼鏡で、苦しむ智子の姿を堪能していた。
美穂「あらあら、あんなに震えちゃって、パソコン落としちゃうよ。あら、立ち上がった。どこ行くの?辺りをグルグル歩き回って、落ち着かないのね。ふふふ、そう、もっと苦しみなさい。あははははっ!いい気味っ!」
美穂の陰湿さが丸出しになっていた。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.15 )
日時: 2010/11/09 17:43
名前: 小早川

美穂の陰湿さが丸出しになっていた。


一時間が経ち、チャットルームに主人が現れた。
主人「どうでした?面白いHPでしょ?きっと大人気にあるわよ。楽しみね。」
―――ふ、ふ、ふざけないでよ!!人をからかうのもいい加減にしなさいよ!!―――
トモコ「ふざけないで、こんな事は直ぐにやめなさい!」
主人「あらそう?よく出来ていると思うけどなぁ。だって、事実をこと細かく紹介してるしね」
トモコ「私だけじゃなく母や妹まで、どこで調べたのよ!子供のときの写真とか、あなた、私の家に空き巣に入ったんでしょ!もう許さないわよ!!」
主人「あらっ?怒っちゃった?ふふふっ、でもどうするの〜?」
早紀は、怒っている智子を更に挑発する。
トモコ「絶対にあなたを見つけ出して警察に突き出してやるわ!覚悟しなさい!!」
主人「どうぞ、どうぞ、捕まえてください。私は、自制出来ない子ですから、早くしないとどんどん暴走しますよ。あっそうだ、暴走ついでに、HPのパスも公開しちゃおっかなぁ。」
トモコ「ちょっと待って、それは関係ないでしょ!やめなさい!!」
主人「じゃあ、早く捕まえてくださ〜〜い。」
―――くっ、、、、くやしい。。。―――
主人「では、30分後にもう一度ここに帰ってきます。それまでに私を捕まえるか、それとも
私を喜ばせる何かが出来ればパスの公開は止めておきましょう。う〜ん、私ってやさしいなぁ。それではまた後で。」
トモコ「ちょっと待って、」
主人は、智子の話も聞かずに落ちた。
智子はどうすればいいのか分からず、ただただ呆然とするだけだった。
5分程して我に返った智子は、もう一度会話の内容を確認した。
今から30分で主人を捕まえる事は出来ない。では、主人を喜ばせる事って何よ?
どうすればいいのよ?
雲をつかむような答えをどうやって見つければいいのだろう。
30分は、あっという間に過ぎていった。
チャットルームに主人が現れた。
主人「どうですか?私を捕まえる事は出来ませんでしたね?では、私を喜ばせる事は思いつきましたか?」
トモコ「分かりません。」
主人「答えになってませんけど?」
トモコ「思いつきませんでした。」
主人「えーっ、それじゃあ、パス公開してもいいって事ですね?」
トモコ「それは、許してください。お願いします。」
主人「そんな勝手が許されると思ったんですか?無理ですね。」
トモコ「そんな、どうすればいいんですか?教えてください。」
主人「何でも出来ますか?」
トモコ「私に出来ることでしたら…。」
主人「ふふふ、それがあなたの私を喜ばせる答えですね?」
トモコ「は、はい。そうです。」
主人「分かりました。では、その答えを採用します!」
智子「………。」
主人「あれ〜?返事は無いの?御礼とか、心意気とか。」
トモコ「ありがとう、がんばります。」
主人「何か言葉遣いがなってないんですけど。」
トモコ「ありがとうございます。一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。」
主人「ふふふ、よく出来ました。」
智子は、奥歯をかみ締めながら堪えた。
主人「それではまずはじめに、その場で下着を脱ぎなさい。そうね、ここには誰もいないのだから制服を脱いでから下着を脱いだら。あなたなら出来るわよね。制限時間は、10分あげるわ。」
―――ふ、ふ、ふざけないでよ!そんな事できるわけないでしょ!!―――
トモコ「そんな事出来ません。他の事にして貰えませんか?」
主人「そうかな?あなたなら簡単に出来るはずよ。嫌ならいいわ、パス公開するから、もう1分経ったわよ、1秒でも過ぎたらパス公開しますから。好きな方を選びなさい。」
―――そんなの駄目よ、や、や、ヤルしかないのね―――
覚悟を決めた智子は辺りを見回して誰も見ていないのを確認した。
膝立ちになってスカートの裾から手を入れパンティを下ろしていく。膝まで下げたら床に腰を下ろしてパンティを脱いでいく。
次にブラウスの腕を抜いて器用にブラジャーを外していく。腕を戻して首元から一気にブラジャーを引き抜いた。
ブラジャーとパンティは、小さく畳まれポケットに仕舞った。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.16 )
日時: 2010/11/09 17:43
名前: 小早川

ブラジャーとパンティは、小さく畳まれポケットに仕舞った。
時計を見ると10分まで2分も残してクリアした。
トモコ「脱いだわよ。」
主人「確かに下着は脱げましたね。でも、私はあなたに何て言ったかしら?制服を脱いで下着を脱ぎなさいと言った筈ですけど。」
トモコ「そ、そ、それは……。いいじゃない、下着は脱いだんだから。」
主人「あらあら、私にそんな口の利き方をして、いいの?」
トモコ「ごめんなさい、でも、下着は脱ぎましたから、これでいいのでしょう?」
主人「はい、10分経ちました。ノルマは50%達成ね。では、パスも半分の<tomoko>まで公開します。」
トモコ「ちょっと待ってよ!約束が違うわ!」
主人「いいじゃない、tomokoってバレても、タイトルに智子って書いてあるんだから。」
トモコ「そうだけど、でも、お願いします。止めてください。」
主人「仕方が無いわねぇ、じゃあ、今回は“貸し”と言うことにしておくわ。但し、次はもう無いわよ。」
トモコ「はい、分かりました。」
主人「それでは、次の指示を出します。目の前のフェンスまで行って、さっき脱いだ下着をなるべく遠くに投げなさい。制限時間は、5分です。では、どうぞ〜」
文字を読んだ智子は固まった。
―――そんな事出来ない。。。でも、もう止めるなんて言えない。。。どうしよう―――
ボー然としていた時間が約2分、ハッと気付いた智子は、とりあえずフェンスまで歩いていく。
屋上から下を覗いた。
幸い人影は無さそうだ。
―――どうする?投げるの?どうするの??―――
智子は、迷いに迷った挙句、ポケットから下着を取り出した。
もう一度下を見る。人影は、相変わらず居なさそうだ。
この中庭には、沢山の木が生えている。もし、木に引っかかったら、この先ずっと晒し者になってしまうかもしれない。
―――あそこに投げよう。―――
狙いを定めたのは、木が生い茂っていない校舎と渡り廊下の間の空間だった。落ちていればほぼ見つかってしまう様な場所だ。しかし、きっとこの下着を持っていくのはこの脅迫者だろう。そう思った智子は、木に引っかかっていつまでも晒されるより、悔しいけれど持って行かれてしまう方のがマシだろう、と思った。
そんな事を考えている内に時間が刻一刻と過ぎていく。
―――早くしないと!―――
狙いを定め、思いっきり投げつけた。


智子は、下着を投げる事に集中していて今の自分の格好を忘れている。
フェンスの側に立っている事で、スカートの中がチラホラ見え隠れしていたのだ。しかも、胸が動揺する動きに合わせて揺れている。
そんな姿も、しっかりと見られているとも知らないと。


智子は、落ちていく下着を見つめながら目に涙を浮かべていた。
ノートパソコンのある所に戻って画面を見る。
主人「よく出来ました。時間もギリギリセーフです。それでは、次の指示を出しまーす。」
トモコ「あのぅ、指示はあと幾つありますか?」
主人「そうね、さっきの指示をちゃんとクリアしたから次が最後にしてあげるわ。」
トモコ「ありがとうございます。」
智子は、なぜかお礼文を返した。
主人「次の指示は、あなたの自宅に戻ってからやればいいわ。学校まで自転車で来たのよね?ちゃんと自転車に乗って帰りなさいね。気をつけて帰りなさい。」
智子は、ノートパソコンをカバンに仕舞い、屋上を後にした。
誰にも見つからない様にゆっくりと、辺りを確認しながら駐輪場まで行く。途中、下着が落ちたであろう場所に来た。
やはり、下着は無くなっている。
唇を噛みしめながらその場を離れた。
カバンを背中に背負って自転車に跨る。スカートの裾を片手で押さえながらゆっくりと走らせる。
なるべく前屈みになって二の腕で胸元を隠しながら家まで帰った。
かおるからの連絡 ( No.17 )
日時: 2010/11/10 19:58
名前: かおる
参照: http://www.pandora.nu/summer/

ここまでを小説ページにアップしました。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.18 )
日時: 2011/08/02 02:44
名前: 小早川

ご無沙汰しております。

遅くなってしまって、何も言い訳のしようがございません。
―――以下、本文―――

家に着くと、急いで中に入る。貴子は出かけているのだろうか、幸いにも家には智子だけだった。とにかく、下着を着けようと自分の部屋に急いだ。
自分の部屋なのに何か違和感を感じる。とりあえずカーテンをしっかりと閉め下着を身に着け椅子に腰掛ける。
さっきまでの出来事を思い返す。
これからどうすればいいのか?どうしたらいいのか?何をすればいいのか?
どうしよう。ううぅ、どうしよう。。
涙が止まらない。
ポケットにある携帯でもう一度、清水に電話をかけた。
しかし、繋がらない。
智子は、カバンからノートパソコンを取り出す。
最後の指示があの忌々しいHPのダイアリーに記すと云っていた。
智子は、パソコンを立ち上げHPを開いた。
パスワードを入力してダイアリーを開く。


――――ダイアリー―――――

本日最後の指示です。
今後、私を主人とし、従順に従うと約束する為の覚悟を示していただきます。
まず、はじめに、
1つ、今後、無断で学校を休まない事。必ず、1限目から放課後までいるように。
2つ、今後、パンツの着用は禁止!学校でも、プライベートでも自宅でも常にスカートを着用する事。下着は、指定した時意外は着用禁止!生理の時は、使用を許可する。但し、指定の下着のみ可。
3つ、今後、自分の部屋にいる時は、全裸で過ごす事。勿論、カーテン使用は禁止。今すぐに取り外しなさい。
家にあるパンツとブラはすべて没収します。15時までに駅前のコインロッカーに入れなさい。

時計を見ると、あと1時間ある。しかたなくカバンにパンツを入れていく。
<すべて>と言われたが、数枚だけ箪笥の奥に隠した。
下着を履いていこうかと思ったが、今は学校でもないし、指定された訳でもない。
きっと、どこかで見張っているに違いないし、履いて行ってまた何か因縁をつけてくるのだろうと思った智子は、最後に今履いている下着に手をかけた。ゆっくりと脱いでいく。
一緒に制服も着替える。持っている私服の中で一番丈の長いスカートを選んだ。上は、小さめのTシャツにサマーニットで隠し、カーディガンを羽織った。少し暑いが仕方が無い。
その場で軽くジャンプをする。Tシャツが胸の揺れをおさえてくれた。
智子「よし。」
カバンを持って外に出た。
自転車でも行ける距離だが、念には念を、時間も余裕が有るので、バスで行く事にした。
スカートの中がスースーする。捲くれる恐れはまず無いが、やはり心配でついつい手が世話しなくスカートを押さえる。

駅前に着いた。
恥ずかしくてカバンをしっかり抱きかかえながらコインロッカーに向かう。そんな不自然な行動が逆に人目を誘っている事に智子は気付いていない。
なるべく奥の方のロッカーを選びカバンを入れ鍵をかけた。時計を見ると、5分前だった。
大きくため息をついてバス停に向かう。
携帯が鳴る。メールだ。
メール「鍵は、本屋横のトイレ、一番奥の個室の棚に置いていきなさい。」
智子は、指示通りトイレの棚に置いて帰った。

典子「あいつ馬鹿だねぇ、箪笥にパンツ隠してるよ。これは、きついお仕置きが必要ですね。」
早紀「晴美と麻衣と美香、美紀も、急いで家に行ってパンツをビリビリに引き裂いて目立つ所に置いてきて。それから部屋中引っかき回して散らかしてきて。あと、机の上にこのメモを置いてきて。さぁ、時間が無いわよ、急いで。それと………」
典子「なになに?うわぁ、ふふふっ、面白そうね。」
早紀が差し出したメモを読んでいる。
晴美「了解!行くよ、あんたたち。」
あんたたち「は〜い!」
典子「それにしても、次から次へと、よく思いつくわね。」
早紀「あら、褒めてくれるの?アリガトっ!ふふふ」
美穂「なに?なんなの?次は何をするのよ?ねぇ、ねぇってばぁ」


その夜、智子は部屋に篭ったまま出てこなかった。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.19 )
日時: 2011/08/02 02:45
名前: 小早川

その夜、智子は部屋に篭ったまま出てこなかった。
散らかった部屋をある程度片付けて、裸になって部屋の隅で丸くなったまま俯いている。
部屋の電気も付けないで、ただただ泣いていた。
今日の出来事や部屋の状況など、今まででは考えられないほどの恐怖が全身を包み込んでいる。
この用意周到さ、とんでもない相手と関わってしまった事、怖いを通り越して体の震えが止まらない。


泣き疲れて、少し気持ちが落ち着いたのか、ふと、顔を上げた。
月明かりが部屋の半分を照らしている。
光の先の壁には、ビリビリに引き裂かれたお気に入りのパンツと例のメモが画鋲で貼り付けられていた。
『私たちを騙そうとしても無駄だよ!約束違反として、スカートはすべて膝上のもののみとする。すべて裾揚げをしなさい。今後、私たちの言うことを守れない場合は、その度にペナルティを課します。』


翌日、智子は朝から呼び出されて家の近くのホームセンターに来ていた。
短いスカートだったが、下着の着用の許可が出ていたので安心だった。
「ペットコーナーで自分の首に合う首輪を選んで買いなさい。」
これが今回の指示だった。
きっとこれからは、この首輪をはめて苛められるのだろう、と憂鬱な気持ちで首輪を探していた。
「おねえちゃん?」
振り向いた先に、妹の貴子がいた。
智子「ど、どうしたの?こんなところで?」
首輪に手を伸ばしたところで声をかけられたので、手を引っ込めたが動揺は隠し切れない。
貴子「おねえちゃんこそ、何を買うの?」
智子が取ろうとしていた物を見る貴子。
貴子「ペットでも飼うの?」
智子「えっ、えっ、あの、これはね、その、犬を飼いたいなぁって。。。」
貴子「でも、ママは動物が苦手だよ、きっと反対されるだけだよ。」
智子「そ、そうよね、知ってるわよ。友達の家の犬が子供を産んだから、その子達に首輪をプレゼントしようかなって思っただけよ。それより、貴子は何を買いにきたの?」
貴子「えっ?何って、別になんでもないわよ。ただ、見てるだけ。友達と待ち合わせよ。」
智子「こんなところで?友達と?」
貴子「そうよ、何よ、おかしい?」

実は、貴子も智子同様、自分用の首輪を買うように言われてここに来たのだった。

智子「これにしようかな。」
碌に選びもせず、少し大きめでしっかりした形の首輪を2つ手にとった。
智子「じゃあね、貴子。」
貴子「う、うん。じゃあね。」
貴子は、智子がレジで会計を済ませて店を出て行くまで見送ってから、改めて首輪売り場に向かった。
あまりかわいらしい物はない。
―――おねえちゃん、これを選んでいたな。結構大きいな、コレ。生まれたての子犬には大きすぎないのかなぁ―――
―――でも、この大きさだったら、私なら入るかも、これにしようかな―――
智子が買ったのと同じ、大きめでしっかりした赤い首輪だった。リードをつけるリングが8個付いている。
貴子は、次に鍵コーナーで小さい錠前も1つ選んで会計を済ました。
そのままトイレに行き一番奥の個室に入った。
カバンから折りたたみハンガーを取り出し、着ている服を脱いで掛けていく。
下着を着けていない貴子は、直ぐに裸になった。
買った首輪を自分の首に嵌める。
留め具の所に錠前を通し力を入れる。
カチッ
貴子は、カバンからデジカメを取り出し、トイレの個室を出る。
トイレ全体が映るように自分にカメラを向けて笑顔で写真を撮った。
急いで個室に戻り鍵を掛ける。
画像のチェックをする。
なんとか膝から頭までとバックがトイレ内だと分かるような写真が撮れた。
首輪を外し服を着て何事もなかったかのように店を出て行った。


智子は、繁華街をあてもなくひとり歩いていた。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.20 )
日時: 2011/08/02 02:46
名前: 小早川

智子は、繁華街をあてもなくひとり歩いていた。
首輪を買った次の指示、それは、野外で全裸になり、その首輪を嵌めて笑顔で写メを撮りホームページにアップする事。時間は、今日の午後19時まで。
時計を見るともうすでに15時を回っていた。
どこで撮ればいいのか、分からずただ歩き続けている。
こんな時、清水がいたら手を引っ張ってココッ!って言ってくれるのだろう。恥ずかしいけど、きっと清水が守ってくれると信じていたから、素直に従えた。
しかし、今は、自分で場所を決めなくてはいけない、守ってくれる人もいない。
でも、逃げ出せない。
いつもの明るい勝気な智子ではなくなっている。


人気の少なそうなビルの屋上で、身を隠しながらなんとか指示された内容の写真を撮り、家に帰って写真をアップした。
直ぐに次の指示のメールがきた。
メール「首輪を1つ郵便受けに入れておきなさい。」
メール「22時、ワンピース一枚だけ着て自転車で○○○公園にきなさい。首輪を忘れずに。二人組みの女性がいるから、その人達の指示に従いなさい。」
首輪は1つカバンに仕舞い、1つを郵便受けに入れた。
智子は、やっと犯人と接触するのだと、この一連の事件を解決出来るかもしれない、そんな淡い期待をもって、22時になるのをドキドキしながら待った。郵便受けにいれる意味も気にしないで。

予定より10分早く公園に着いた。
少し外れの遊歩道脇のベンチにはカップルらしき人影は見えるが、ここ中央広場には、人影は見当たらない。
智子は、首輪を着けて、時間まで待つことにした。
智子(あぁ、ドキドキするぅ。いったいどんなヤツなんだろう。こんな陰湿な事をして喜んでるヤツは。どうやってケリをつけようか)
など等考えていたら22時を過ぎていた。
智子(ちょっと、どうなっているのよ!)
その時、公園の入り口から人影が見えた。二人いる。きっとあれだろう。
智子は、身構えた。
辺りをキョロキョロと見渡し、智子を見つけると真直ぐに歩いてきた。
智子が話す前に相手が語気を荒くして話しかけてきた。
千夏「あんたが智子?」
智子「は、はぃ。」
千夏「いったい何のつもりよ、私たちを巻き込まないでくれる。どうせあんたもこの前の女と同じで変態なんでしょ。」
そう言って千夏はポケットから封筒を取り出した。
ちゃんと封がされている。端を破いて中を開けると手紙があった。
千夏は、内容をしっかりと読んだ。そして、
千夏「智子、あそこの公衆トイレの個室にダンボールが置いてあるから取って来て。」
智子は、怪訝な顔をしてトイレに向かった。
智子(なんなのよ、あれ?あれが犯人なの?あんなガサツな連中が、あんな用意周到な準備をしてくるとは思えない。まさか、演技??でも、巻き込まないでって?どういう事なんだ?)
智子は、犯人と交渉をしようと、気合を入れていたのに予想外の展開でどういていいのか分からなくなっている。
綾子「なんであんな変態の相手をしなくちゃいけないのよ、もう!」
千夏「でも、仕方ないよね、私たちも嵌められたんだし。いったいどうやって調べたんだろう?ウチらの住所とか。ねぇ、綾子、これ読んで。なんか面白そうだよ。」
千夏は、いやらしい笑みを浮かべて手紙を綾子に渡した。

千夏たちがここにいるのは、昨日突然のメールが始まりだった。
メール「千夏さん、ご無沙汰してます。また、露出変態の相手を手伝ってくださいな。」
千夏は、このメールを無視しようと思ったが、文章の下に、住所、フルネーム、電話番号、家族構成、学校名、ほか、いろいろな個人情報が細かく書かれていた。
これは、暗に拒否権が無いことを意味していた。
同様に、綾子にも同じメールが届いていた。
メール「ちゃんと協力してくれれば悪いようにはしませんよ。それより一緒に楽しみましょうよぅ。」
たしかに前の加奈子をいたぶった後は何も無かった、と思っていた。(実際は、探偵まがいの調査がされていたのだが)何か表沙汰になった訳ではない。
千夏は、綾子と相談して協力することにした。
ただ二人は、前には一緒にいた博子のもとには何もメールが届いていないのが、不愉快だった。

早紀たちが千夏、綾子の情報を手に入れたのは、さらに3日前だった。

Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.21 )
日時: 2011/08/02 02:47
名前: 小早川

ただ二人は、前には一緒にいた博子のもとには何もメールが届いていないのが、不愉快だった。

早紀たちが千夏、綾子の情報を手に入れたのは、さらに3日前だった。

一月かかって漸く情報を盗れたハンディこと鈴木は、早紀に報告メールを送った。
早紀「お疲れ様!上出来よ。では、ご褒美をあげましょうね。何がいいかしら?」
早紀「ハンディ、今すぐにあなたの下半身の写メを送りなさい。5分以内によ。」
ハンディは、急いでズボンとパンツを脱ぎ写メに撮る。
ズボンを履く前に携帯を操作しメールを送った。
早紀「顔が写って無いわよ。これじゃ誰のだか分からないでしょ!やり直し!!もう時間が無くなるわよ。」
ハンディは、鏡を探して急いで全身姿を撮りメールする。
そうそう早紀から電話がかかってきた。
早紀「時間は、ギリギリセーフみたいね。でも、私の言いつけを守って無いわね。下の毛は常に剃っておく約束だったわよね。どうして生えているの?」
ハンディ「あの…、その……、す、すいません。ごめんなさい。」
早紀「せっかくご褒美をあげようかと思っていたのに、この態度じゃあげられないわね。いや、ご褒美よりも罰を受けてもらわないと。私たちを舐めているようだし。それとももう私たちと縁を切りたいのかしら?いいわよ、警察に行っても。」
ハンディ「すいません、ごめんなさい。許してください。」
ほぼ一ヵ月、早紀から連絡も無く、ひたすらに情報収集をしていて、その結果のご褒美を楽しみにしていて、つい気が抜けていたのかもしれない。
早紀「ふん!今回の褒美は保留ね。次の課題が出来たら、今回の分と合わせてとびっきりのご褒美をあげるわ。」
ハンディ「ありがとうございます!何でもやります!!やらせてください!!!」
早紀「じゃあ、また連絡するから待ってなさい、じゃあね。ちゃんと下の毛、剃っておきなさいよ。」
そう言うと、ハンディの返事も聞かない内に電話が切れた。
ハンディは、ご褒美が貰えなかった事にガッカリするが、自分のミスと反省し、引き出しから剃刀とクリームを取出し、裸の下半身の忌々しい毛を剃り落としていった。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.22 )
日時: 2011/08/03 19:18
名前: かおる
参照: http://www.pandora.nu/summer/

ここまでを小説ページにアップしました。
Re: 羞恥ゲーム    4 ( No.23 )
日時: 2015/08/24 15:14
名前: 小早川

ご無沙汰を致しております。
少しだけですが続きをUPします。

―――以下本文―――

2人に障がい者用の大きい個室に連れていかれた智子

千夏「じゃあ、これから言う通りにしてもらうからね」
綾子「裸になって」
智子「・・・わかった」
千夏「わかった、じゃなくて!わかりました!私たちには敬語を使いなさい!」
智子「なによ、別にいいでしょ?」

智子が凄んだ目で睨むと千夏と綾子は臆してしまった
元々、気が強く運動神経もいい智子は身長も163pと女子にしては高めである
対して、千夏と綾子は150p程度、10p以上の身長差と年上の凄みに負けそうになる
だが、このまま舐められてはダメだと感じた綾子が口を開いた

綾子「アンタ、立場わかってんの?」
千夏「そうよ、アンタの変態サイトをバラすよ!」
智子「くっ・・・」

智子は一瞬、2人を羽交い絞めにして犯人を吐かせようか?とも思ったが
結局、この場で痛めつけても後で秘密をバラされては意味が無い
そう考えた智子は、この場は仕方なく従うべきだと判断した

智子「わかりました」
千夏「謝罪は?」
智子「・・・」
綾子「謝れよ」
智子「敬語を使わず申し訳ありませんでした」

理不尽に思いながら年下で自分より小さいナマイキな後輩に謝罪した
運動部に所属しており、年功序列を重んじている体育会系の智子には屈辱であった

千夏「じゃあ全部脱いで」
智子「はい」

女同士とはいえ、自分だけ全裸になるのはやはり恥ずかしい
それでも仕方なく全ての服を脱ぐ

千夏「靴も脱ぐのよ」
綾子「靴下もね、完全な全裸になるのよ」
智子「・・・」

トイレで素足になるのは嫌だったがぐっと堪えて靴と靴下も脱ぐ
ひんやりしたタイルに素足で立ち惨めな気分になる

千夏「よし、じゃあ首輪つけて」
智子「・・・はい」

完全な全裸に首輪。年下の少女2人を前に屈辱で涙が出そうになる

千夏「じゃあ服従宣言して。撮影するから」
智子「え?」
綾子「こう言って、私、智子は暴力を振るいません。絶対服従を誓いますって」
智子「どうして、そんな・・・」
千夏「いいから早くしなさい」
智子「・・・私、智子は。。。暴力を振るいません。絶対服従を、、、誓います」
綾子「もっと大きな声で!!!」
智子「私、智子は暴力を振るいません。絶対服従を誓います!!!」
千夏「ふふ、いい動画が撮れたわ」
綾子「じゃあ次はアソコの毛を剃るわよ」
智子「え、どうしてですか?」
千夏「こっちの命令には絶対服従ってさっき言ったわよね?」
智子「う・・・そんな」
智子(調子に乗って・・・もういっそ暴力で・・・でも、、もし公開されてしまったら、、ダメ、出来ない)
智子の頬からついに涙が流れた

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