梨華子と亜矢子-10章 幸福 ( No.80 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:07
- 名前: 百合ひろし
- 亜矢子はいつもとは違う服装にした。オレンジに近い黄色のポロシャツにデニムの半ズボンとジャケットという組み合わせに、太いベルトを巻いてポシェットを着けていた。更に今まで履いた事がない黒のニーソックスを履いていた。
亜矢子が待ち合わせ場所に着いた時は大介も梨華子も来ていなかった。亜矢子は携帯を見ながら手摺に腰掛けた。するとその時梨華子が来た。 「おはよう」 二人は笑顔で挨拶した。梨華子は白いブラウスにネクタイを着けて赤いミニスカートにジャケットを着ていた。 「珍しいね、スカートじゃないなんて」 梨華子が言うと亜矢子は、 「うん。たまにはいいんじゃないかな。ニーソも初めて」 と答えた。そう―――この服装は意外と露出は少ないのである。
二人が話してる所に大介が来た。大介は梨華子が居る事に違和感を感じた。 「あれ?二人なのか」 大介は聞いた。亜矢子は、 「うん―――。ただ梨華子はついてくるだけだよ」 と答えた。大介は梨華子と亜矢子の間で何かしらの話があった事は理解したが、梨華子はただ一日時間を潰す事になる―――。 「梨華子はいいのか?目の前で楽しくしてても」 この間の亜矢子の告白で梨華子と亜矢子二人の絆の深さは理解したが念の為に聞いた。梨華子は、 「うん。何があっても―――」 とだけ答えた。その返事に大介は何か引っ掛かるものを感じたが、梨華子が言う事だから大丈夫かとそれを無視した。 デートする時は梨華子は亜矢子を、亜矢子は梨華子を呼ぶ約束をしていた。二人はそれに従って―――だった。
大介と亜矢子、そして梨華子の三人は何処へ行くか決めていなかった。大介は梨華子と初めて行った時は海の見える公園だったが、梨華子も一緒にいるだけに同じ場所というのは芸が無い。逆に丘陵地がいいかとも思ったが、礼二と違って大介はデートスポットに明るく無かった。しかし、ここでうまく亜矢子をリードしてこそとも思った。 梨華子とは何度かデートしたが初めての時以外はお互いの事を大体掴んでいるので色々迷いながら行くのも逆に楽しかったりするが、初めての亜矢子に対してはしっかりした方がいい。梨華子とデートして色々な所に行ってるのを知ってるだけに尚更だった―――。
少し考えた後で大介は礼二に教えてもらったスポットを思い出した。 「こっちに行こうか」 大介は亜矢子に言って軽く袖を引っ張った。亜矢子はコクリと頷いた後、 「手、繋ごうよ」 と言った。大介は、 「ああ」 と返事をして二人はギュッと握りあった。梨華子はその様子を見ながら黙ってついていった―――。
三人が行ったのはいつもの行動範囲より遠い街だった。遊園地で何かに乗って遊んだり、観覧車に乗ってキスしたり―――というのは全く無い。 その代わりに食事処は沢山あるしショッピングも出来る。また、ゲームして遊んだりも出来た。 三人はその後若者向けの店―――、駅ビルに入ったり、向かいの百貨店に入ったりもした。そこで大介は色々亜矢子に似合いそうな服を見付けては勧めたりした。梨華子はそこでも口を挟まず楽しそうに聞いてるだけだった。
食事―――。大介は近くのファミレスに二人を誘った。 「よく見付けたね」 亜矢子が言うと大介は、 「こういう時に携帯は便利だと思うよ」 と答えた。急遽この街に決めたから準備はまったくしていなかったが、歩いてる最中等に携帯使って色々調べていた。 ファミレスに入り席に着いた。大介が一人掛け、反対側に亜矢子と梨華子が座って向き合った。そこで色々話をしながらその場を楽しんだ。やっぱり大介も亜矢子と梨華子も量いける―――。 並んだ皿を見て三人は笑った。 因みに梨華子は自分の注文した分は自分で払った。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福02 ( No.81 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:08
- 名前: 百合ひろし
一通り楽しんだ後、亜矢子は大介の手を握った後、指を絡ませた。 「今日は本当に楽しかったよ―――。ありがとう」 と言った。大介は、 「俺も楽しかった。楽しいって言われるのが嬉しいな」 と答えた。すると亜矢子は、 「お礼―――させて」 と言って顔をそらせた。大介は何の事か解らなかった。目を閉じて、と言われて閉じるとキスが待っているとかその位の事しか思い付かなかった。 亜矢子は大介と指を絡ませたまま、 「帰ろうか―――。"家"に」 と言って笑顔を見せた。ますます意味が解らなくなった。お礼をするのに家とはこれ如何に、である。するとそこに梨華子が初めてこのデートの内容に関して口を挟んだ。 「大介……。亜矢子に任せて」 とだけ言った。大介は亜矢子が何をしたいのか解らなかったが梨華子がそう言ったので従う事にした。大介が亜矢子、梨華子の二人と知り合ったのはつい一年ほど前である。しかし、梨華子は違う―――。気付いた時には亜矢子の親友だったのだ。なので大介は梨華子に何か考えがあって亜矢子に従う様に言ったのだと思った。。 『亜矢ちゃんが大介とヤッてもいいのか?』 『亜矢子だったら、いいよ』 梨華子は礼二と会話した内容を思い出した。亜矢子は一度失った恋愛を梨華子の承認の下取り返した。ならば礼二が予想した様に梨華子に追いつこうとする。しかし梨華子は全てを承知だった。このデートで亜矢子が精神的だけではない、肉体的な充実も大介に求めるだろう事はデートが決まった瞬間には気付いていたのだった。
亜矢子の家だった―――。亜矢子は大介を家に上げた、そして梨華子も。そして部屋に梨華子と大介を先に招いて、亜矢子はペットボトルの水を二人に渡した。そしてキャップを開けて半分程飲み干した。それから、床に座っている大介を立たせてからゆっくりと抱き締めて、 「キス……して」 と言った。大介は亜矢子とも付き合う事になったとはいえ梨華子の目の前でキスをするのはどうかと思った。 「梨華子の目の前でか?」 と聞いた。亜矢子は顔を赤らめてコクリと頷いた。 「梨華子には、全て話してある……」 と答えた。そして亜矢子は背伸びをして少し強引に唇を奪うとその後、 「―――抱いて」 と言った。梨華子はベッドに座ってペットボトルの水を飲みながらそのやり取りを聞いていた。そしてベッドから立ち上がり、壁の方へ移動した。
――― 何があっても ―――
梨華子が態々このタイミングでベッドを空けた事から、梨華子が朝に言った言葉―――、大介は僅かに引っかかったその言葉の意味を全て理解した。梨華子は亜矢子がSexを誘ってくる事も含めて全て解っていたという事だった。 「いいのか?梨華子。後悔しない?」 亜矢子から誘って来たのだ。大介は男として自分から誘うのは勿論、誘われたものには乗っかりたいそういう年頃だった。礼二みたいなタイプでは無くともそれが普通の十代の高校生の心と体の反応であった。しかし、いくら亜矢子も彼女として付き合ってるとは言え"最初の彼女"の梨華子の目の前でSexするなど常識からはとても考えられない。今迄の流れだって充分非常識だったがそれを更に上回る非常識だったので大介は梨華子に念を押した。梨華子はペットボトルを亜矢子の机の上に置き、コクリと頷いた。 「唯一つを除いて―――。それは亜矢子から直接聞いて」 と言った。大介は、 「解った」 と言った。そして亜矢子に、 「今梨華子が言った"唯一つ"っていうのを教えてくれないか?」 と聞いた。亜矢子は、 「中には……出さないで」 と答えた。大介は、 「ああ、わかった」 と言った。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福03 ( No.82 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:09
- 名前: 百合ひろし
「梨華子にやったようにやって」 亜矢子はそう言って両腕を下ろした。大介は亜矢子のジャケットをゆっくりと脱がして床に置いた。亜矢子は顔を赤くして薄目で下を見ていた。 大介は優しくキスをした後亜矢子の腕から肘、そして肩の順にゆっくりと撫でて、その後首に一回キスをしてそれからシャツのボタンを外した。ゆっくりと一つずつ―――。 亜矢子は何も言わず薄目のまま大介に身を任せた。三つあるボタンを一つ、また一つと外され、胸の谷間がのぞいた。 大介はシャツの下から手を入れて亜矢子の胸を揉んだ。身長180cmの筋肉質の体を持つ大介の手は改めて大きく力強いと思った。 「……」 亜矢子は何も言わず胸を触られるまま立っていた。そして両手でツインテールを後ろに流した。大介は亜矢子のシャツに手を掛けてゆっくりと持ち上げた。亜矢子は頭を抜き、そして袖も抜きやすいように腕を前に出した。 白地にピンク、水色、黄色の三色の縞模様のブラジャーが露になった。亜矢子が色付きのポロシャツを着ていたのはこの下着を隠すため―――、絶対に透けて見えないように、脱がして初めて柄や色が分かるようにするためだった。大介は脱がしたシャツをジャケットの上に置くともう一度亜矢子の胸を揉みほぐした。亜矢子はゆっくりと手を大介の手の上に重ねた。 「……は……ぁっ」 僅かに声を洩らした。その時ボタンを外す音がした。 「梨華子……?」 大介が言うと梨華子は、 「私も―――亜矢子と同じ格好に……」 と顔を赤らめて言って大介に脱がすよう促した。大介は梨華子のブラウスも丁寧に脱がした。亜矢子とは対照的に水色一色のブラジャーが露になった。しかし、梨華子はそこで一歩下がり、再び壁に寄りかかった。 大介はもう一度亜矢子の胸を優しく揉んだ。亜矢子は時々ピクッ、ピクッと上半身を反応させ、 「……あ……あっ」 と声を出した。大介は暫く亜矢子の胸を揉んでいたが手を止めて亜矢子のベルトに手を掛けた。そしてベルトを外した後半ズボンのボタンを外し、チャックを下ろすとズボンはストンと足元に落ちた。亜矢子はゆっくり跨いで、 「ベッドに……」 と言った。大介は亜矢子のズボンを拾い今まで脱がした服の上に置くと亜矢子をベッドに寝かせた。 亜矢子がスカートではなく半ズボンにしていたのも、今露になった白地に水色、ピンク、黄色の三色の縞パンティが間違っても見えないようにだった―――。 亜矢子は寝転がるとニーソックスに手を掛けて脱いだ。そして脱ぎ終わると大の字になって大介を見て、 「この姿……見て欲しかった」 と言って顔をそらした。この為に可愛い服装をしながらもニーソックスを履いたりして露出度を抑えていたのだった。
一方梨華子は壁から離れベッドの脇まで来た。しゃがんで靴下を脱いだ後立ち上がってスカートのベルトを外し、手を後ろで組んだ。 「私のも脱がせて……」 大介が梨華子のスカートのホックを外すとスカートはストンと落ちた。梨華子は跨いだ後拾って自分の服の上に置いた。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福04 ( No.83 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:10
- 名前: 百合ひろし
大介は上半身裸になった。まだ高校生なので完全では無いのだが、陸上選手らしい逞しい胸板、そして引き締まった腹筋、そして力強い腕が露になった。 その腕で亜矢子の胸をもう一度揉んだ。亜矢子は右手で顔を隠し、 「あ……あ……もっと……」 と声を出して、左手で大介の手を掴んでブラジャーの中に誘った。大介はそれに従い亜矢子のブラジャーの中に手を入れ直接乳房を愛撫し、指を乳首に掛けた。 「あっ」 亜矢子は背中をピクッと反応させて声を上げ、足を開き片膝を立てた。それから両手で顔を覆い、 「気持ち……いい」 と言った。大介は、 「丁度いいかい?強すぎたり弱すぎたりしたら言ってくれよ」 と声を掛け、更に乳房を愛撫した。亜矢子は両手で顔を覆ったまま、 「う……うん―――あっ」 と返事してあえいだ。大介は一旦ブラジャーから手を抜いて、 「恥ずかしいの?」 と聞いた。亜矢子は、 「うん……。顔、見ないで……」 と両手で顔を覆ったまま答えた。大介は、 「ああ、なら見ないよ。だから力抜きなよ」 と笑った。初めての緊張からか亜矢子の体から固さを感じた。大介は亜矢子の腰から再び胸に向かって愛撫した。そして下からブラジャーの中に手を入れ、人指し指と中指で乳首を軽く摘み、残りの指で乳房を包み込んだ。 「あ―――っ、あ、あっっ」 亜矢子は腰と背中を跳ねて声を上げた。そして先程よりも足を広げた。 「あっ、あっ……、あくっ」 亜矢子は突き上げてくる快感にひたすら声を上げ、そして顎が上がっていった。両手で顔を強く覆い、腰は快感に反応していた―――。 大介は梨華子と亜矢子は快感の感じ方が全く違う事に気付いた。亜矢子はあえぎ声をを出し、体を反応させて、一方梨華子はあえぎ声こそ出すもののそれがメインではなく言葉で伝えると同時に体が亜矢子以上に反応する―――。意外に冷静に分析してしまったのがおかしく思えた。 「んっ、あっ……ああっ」 亜矢子は声を上げて背中をそらした。大介はスッとブラジャーから手を抜いて、亜矢子の背中に回した。亜矢子は顔から手を退けて、 「うん……外して。ブラジャー」 と言い大介が外しやすい様に背中を持ち上げていた。大介は両手でホックを外してゆっくりと両肩からストラップを抜き、亜矢子の胸からブラジャーを取り去った。亜矢子は暫く黙ったままだったが、 「どう?……縞パン一枚って」 と顔を赤らめて聞いた。そういえば前に梨華子にも聞いたかな、とも思った。大介は、 「ああ、可愛いよ」 と答えた。そして、乳房に軽く手を沿えて、 「もしかして亜矢子も穿いたまま派?」 と聞いた。亜矢子は、 「うん―――」 と答えた。元々穿いたまま、というのは亜矢子がズラシハメのアダルトビデオを見て嵌ったのだった。可愛いツインテールの女性が縞パンをずらされてハメられる姿が可愛いと思っただけでなく、同じツインテールの自分も同じ様にやりたい―――そう思った。 そして梨華子と経験するのだが、初めての時梨華子は普通に亜矢子のパンティを脱がそうとしたが亜矢子が強く拒否し、梨華子は「脱がそうとしたんじゃなくて直そうとしたんだよ」と訂正した。元々色々好みが似ている梨華子は亜矢子の拒否をすんなり受け入れた上に自分もパンティ穿いたままが好きだという事に気付いたのだった―――。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福05 ( No.84 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:12
- 名前: 百合ひろし
少し間が空いたので梨華子が一歩前に出て、 「私のブラも―――外して……」 と言ってしゃがんだ。大介は梨華子の背中に手を回し、ブラジャーのホックを外した。梨華子は、 「ありがとう……」 と言って腕を下ろした。大介がストラップを肩から抜くとブラジャーは梨華子の足元に落ち、形のいい乳房が露になった。 「んっ……」 梨華子はその瞬間顔を赤くし背けて目を閉じて声を出した。その後ブラジャーを拾って服の上に置き、さっきまでと同じ様に手を後ろに組んで立った。 「見てるだけでいいのか?」 大介は確認した。梨華子は、 「うん―――、危険日だし。それに今日の私は付き添いだから」 と答えた。手を出す意思は全く無いという風に手を後ろで組んでいた。
「待たせたな」 大介はそう言って亜矢子にキスをし、梨華子と同じ様に形のいい亜矢子の乳房を愛撫し、そして顔を近付けてしゃぶった。 「あ……っ」 亜矢子は暫く間が空き引き掛けていた快感が再び押し寄せて来るのを感じ、体を反応させて声を出した。 大介は亜矢子の体にのしかかり、口で左の乳首をしゃぶり、右手で右の乳首を愛撫し、右手は亜矢子の腹、腰、太股をまさぐりながら股間へ移動した。そしてパンティの上からマ●コを触ると湿った感触が伝わった。そして指を押し付けるとジワッと染みが広がった。 「あっ、ああっ、あん」 亜矢子は段々激しくなる大介の愛撫に鋭く声を出す様になってきた。立った乳首を指と舌で転がし、濡れたマ●コを指で摩り、更には押したり円を描くように掻き回したり―――。梨華子はこんな風にされていたのか、と亜矢子は思わずにはいられなかった。とはいっても快感の渦の中でゆっくりと思う余裕など無かったが。 亜矢子は顎をあげ、大介の髪を掴んで、 「あっ、舐めてっ。ああっ」 と言った。この場になって舐めてと懇願する場所はもう―――一つ、マ●コしかない。大介は亜矢子の乳首から口を離し、下半身に移動した。亜矢子は両手で顔を覆い、 「梨華子……、頂戴……」 と言った。梨華子は黙って亜矢子のタンスからタオルを取り出し亜矢子に渡した。亜矢子はタオルを顔に乗せて左手で押さえて右手でパンティを直し、そのまま手をその位置に落として大介を待った。 大介は亜矢子の股間の正面に膝まつき、両手で力強く亜矢子の足を広げて膝を立てさせた。それからゆっくりと口付けた。亜矢子は強く反応し、ビクンと背中が跳ねた。 「あ……、あっ、あっ、あっ―――」 亜矢子は刺激が来るともうあえぎ声以外を発する事が出来なくなって来た。左手で顔の上に乗せたタオルを押さえ、顎を上げ、背中をそらして乳房を揺らした。前戯でこれだけ快感に襲われるのだからチ○ポが入ってきたらどうなるのだろうか―――?まだ処女である亜矢子には全く予想が出来なかった。 大介は舐め終わると今度はパンティの中に指をゆっくりと這わせてクリトリスをタッチした。 「あ……あんっ!」 亜矢子は背中を反らせてビクッと反応した。大介は優しく指を膣に入れ、こねくり回した。 「あっ、あっ、ああっ、あっ!」 亜矢子は顔を覆うタオルを片手で押さえ、もう片手は、手マンをする大介の手をパンティの上から押さえた。 大介は片手で亜矢子の膣を愛撫―――手マンをしながらズボンを下ろした。そして更に膣愛撫をしながら少しペースを落とし、親指でクリトリスに軽くタッチした。大介の指が入る度に親指がクリトリスに触れ、その度に快感が上がってきて亜矢子は反応した。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福06 ( No.85 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:13
- 名前: 百合ひろし
- そこで大介の手が止まった―――。
「そろそろ入れるぞ」 大介はそう言ってボクサーパンツを脱いだ。亜矢子は上体を起こしてタオルを顔からどけて見て驚いた。勃つとああなるものなのかと―――。隣に目をやった。梨華子は後ろで手を組んで何も言わずに立っていた。亜矢子の視線は梨華子の股間に行った。梨華子は水色のパンティを濡らしながらも何もせずに何もされずに、ただ立って亜矢子が大介に愛撫されるのを見ていた―――。 梨華子は亜矢子が不安な表情を向けたので首を振り、 「私に聞いちゃ駄目だよ、パートナーとの大事な瞬間なんだから―――」 と言って制止した。亜矢子は暫く考えてコクリと頷いた。 「ゴメン」 亜矢子は一言謝った。初めての時きっと梨華子は不安だったに違いない。結果を急いで一気に挿入させて膣を痛めた。だからこそ大介に任せてやるべきだと。 『それだけ濡れてれば大丈夫だよ……』 梨華子は思った。亜矢子のパンティは愛液を吸ってグッチョリと濡れていた。それに大介を信用して受け入れれば大丈夫、大介は梨華子と何回かやって経験を積んで上手になっている―――と。 「入れて」 亜矢子はそう言って後ろに手をついて移動し、腰を大介に近付けた。大介は、 「そんなに固くならなくても大丈夫だ」 と亜矢子のこわばる肩に手を乗せて軽く揉んでリラックスさせ、更に乳首も指で転がした。 「あ……あっ」 亜矢子は目を伏せて声を出した。もう体は性感帯の固まりになっていた。 「大丈夫だ。ゆっくりな」 大介が腰を寄せると亜矢子は左手でパンティのクロッチをずらし、受け入れ体制になった。 大介は亀頭を当てた。亜矢子は左手でパンティを持って右手は後ろに着いたまま顔を赤くした。 「くっ……」 亀頭が入った瞬間亜矢子は苦し気に声を上げた。大介は、亜矢子の腰に手を当て、マッサージするように擦った。亜矢子は安心した表情を見せ、 「少しずつ……ね」 と言った。大介は、 「ああ」 と言って少しずつ挿入し、半分くらい入った所で亜矢子に被さった。亜矢子は右手で上体を支え、左手でパンティをずらしていたが、両腕で大介を抱き締めた。 更にチ○ポが奥まで入り腰と腰がくっついた。大介はその状態で亜矢子の頭を撫で、ツインテールの髪を流した。亜矢子の処女喪失は―――うまくいった。 亜矢子は大介から手を離し、 「一つになれたね……嬉しい」 と顔を赤くして言った。そして、 「動かして……。もう大丈夫だから……やりたいように―――」 と言った。大介は亜矢子が慣れてきたのを感じると少しずつ腰を動かした。亜矢子は今までに感じた事のない快感が体を支配するのを感じた。―――勘違いの無いように説明を入れると、今までの快感、大介の愛撫やもっと以前の梨華子の愛撫が今となっては物足りない、という訳では無い。快感の質が違うという事だ。指ではそんなに奥まで入らないから奥からの快感はチ○ポ以外に無いという意味である。
「あっ、あっ……ああっ」 再び亜矢子は声を出し始め、嫌々をする様に首を振った後両手で顔を覆った。 「あっ、気持いいっ!ああっ!」 顔を隠したまま顎を上げ、乳房を揺らし亜矢子は子宮を突かれる悦びを感じた。大介は揺れる乳房を優しく包み揉みほぐし、その後乳首を指で転がした。 「ああっ、あっあっ、ああっ!」 亜矢子は頭が真っ白になり、もうこうやって声を上げてる事しか出来なかった。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福07 ( No.86 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:14
- 名前: 百合ひろし
梨華子はそんな亜矢子の姿を見て安心した―――。自分の時みたいに痛くて苦しい始まりではなく、最初緊張はしていたものの今はこうやって快感に身を任せている事に―――。梨華子はそのまま静かにドアを開けて部屋を出て、静かに閉めた。 「最後まで頑張ってね」 梨華子は呟き、パンティ一枚姿のまま音を立てないように台所に向かった。 もう何回も亜矢子と一緒に料理をしている為配置は解っている。蛇口から水を流し手を洗った。 「結構……声、大きいんだね……」 台所にまで聞こえる亜矢子の声を聞いて梨華子は呟いた。その時愛液が太股を伝わって落ちていくのを感じた。初めて完全に第三者の立場で亜矢子のあえぎ声を聞いた―――。その後人指し指でパンティを直してから準備に取り掛かった。
「今度は亜矢子が上になってみるか?」 大介は動きを止めて聞いた。亜矢子は顔を覆っていた手をどけて、弾んだ息を整えながら、 「うん……。色々やってみたい―――」 と答えた。そして大介の腰に手をやってチ○ポを抜くように促した。大介が抜くと、 「梨華子がやったのはやってみたいよ」 と言った。それから梨華子が立ってた所に視線を移すと―――居なかった。 「梨華子?」 亜矢子は起き上がって呟いた。大介も梨華子がいなくなってたのには気付かなかったが、脱いだ服やバッグはそのままになっていた為帰ってはいない事が分かり安心した。 「自分がいたらやりにくいだろうって気を利かせてくれたんだよ」 といって仰向けになり、両手を差し出した。亜矢子は、 「そうかもね……見てて欲しいのに……」 と顔を赤らめながら言って大介の腰に馬乗りになった。そして、 「いい?」 と聞いた。大介は、 「ああ。今度は亜矢子が自分で入れろよ」 と笑顔で言った。亜矢子はコクリと頷いて腰を持ち上げて右手で大介のチ○ポを掴み、左手でパンティをずらした。そして亀頭をマ●コにあてがい入ったことを確認して、それからゆっくりと腰を下ろした。 「うっ……。あんっ!」 亜矢子はビクンと上半身を反応させてツインテールと乳房を揺らし、背中を反らして天を仰いだ。元の姿勢に戻ると両手で顔を覆い、 「は……恥ずかしい」 と言った。大介は、 「顔、隠してていいよ。そのままゆっくり腰動かして」 と優しく言った。亜矢子は、 「タオル―――取って」 と右手を出して言った。大介は頭の側に落ちてるタオル―――、さっきまで亜矢子が顔を隠していたタオル―――を取って渡した。亜矢子はそれを二つに折り、右手で持って赤くなってる顔を隠した。左手で一部尻の方までグッショリと濡れた縞パンティを直した後、自分の足首を軽く掴んで体を支えた。亜矢子はタオルの隙間から下を見て、しっかりと背筋がピンと伸びている事を確認した後、腰を円を描く様に動かし大介のチ○ポで膣の中をこねくり回した。 「あ……っ、あっ、あっ、ああっ、はぁっ」 それから今度は上下に腰を動かし、ピストン運動をした。 「ああっ、あっ、あっ、ああっ、あっ!」 段々背中が反ってきて、さらに足首を掴んでいた左手も、右手と共にタオルを掴み、タオルで顔を隠しながら顔を天に向けて、腰を上下させた。部屋は亜矢子の声とマ●コから溢れ出て来る愛液をチ○ポがかき回す音のみが支配した―――。 グチュ、グチュ、グチャッ、グチャッ…… 「ああっ、ああっ、あっ、あんっ、ああっ!!」 ツインテールと乳房を揺らしながら亜矢子は必死に激しく腰を上下させ、艶のある声を出し続けた。大介は亜矢子の腰を支えてあげて、 「気持ちいいよ、亜矢子」 と声を掛けた。亜矢子は、 「あっ、あっ、私……も、あっ、ああっ、気持ちいいっ」 と上半身を振りながら言葉だけでなく、体全体で表した。 その後も暫く亜矢子は大介の腰に跨ったまま激しくピストン運動をした。大介が亜矢子の腰を支え、亜矢子は両手でタオルを使って顔を覆いあえいでいた。そして動きを止めて顔から手を離しタオルをベッドに置いた。 「もっと……幸せにして」 大介の厚い胸板に両手を置いて呼吸を整えながら言った。 「後ろから……やって」 亜矢子はそう言ってチ○ポを抜き、大介と入れ替わった。それから四んばいになって尻を向け、額を枕に付けて、左手で枕を掴み、右手でパンティの濡れ具合いを確認する様にフロント、サイド、バック、クロッチと触った後ずらした。 「もっと……、グチャグチャにして……」 亜矢子はそう言った後顔を枕に埋めた。大介は後ろからチ○ポを入れ、ゆっくりと突いた。 「うっ、うっ、んんっ」 亜矢子は右手をパンティから離し、枕を掴んだ。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福08 ( No.87 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:20
- 名前: 百合ひろし
バンッ! 「んぐっ!」
大介が激しく突くと亜矢子は籠りながらも大きく声を出し、ビクッと反応した。 「うっ、うっ、うぐっ」 亜矢子は枕をギュッと強く掴んで顔を押し付けながら後ろから突かれる快感に酔った―――。更に愛液が流れ、パンティに染み込んだ。
しかし、この体位はそんなに長くは出来ない。梨華子に愛撫して貰った時もそうだったが、まず枕に顔を押し付けてるから苦しい。また、顔を落とし、腕だけでなく首でも上半身を支える為首が痛くなる上に、今は突かれて体が前後に動くので顔が擦れるのが続き、段々痛くなって来るからだった。
二人の体が離れると亜矢子は仰向けになり、横に落ちてるタオルを手に取った。それから笑顔を見せ、 「……Sexってこんなに幸せになれるんだね……」 と言った。大介は、 「ああ。そうだな」 と答えて、マ●コに亀頭をあてがった。亜矢子はパンティをずらし、チ○ポを受け入れた。大介は少しずつ入れ、二人の腰は密着した。 「は……あんっ!」 亜矢子はビクッと反応して背中を反らして顎を上げ、乳房を揺らして艶のある声を出した。 「中出しは無しだったよな。どこがいい?それともどこも嫌かい?」 大介は確認した。亜矢子の体力や反応などからイクのは近いと思った。亜矢子がイクと同時にチ○ポを抜いて亜矢子の体に射精するのがいいが、梨華子と何回かやって持久力の付いた大介と、初めてながらこれだけ快感に支配された亜矢子では亜矢子が先にイッてしまう可能性があった。極端な話ここで大介が少し腰を動かしただけでイク可能性だってあった。その為に今のうちに確認しておいた方が良いと思った。 「この辺に……」 亜矢子はタオルを持ってない左手で指差した。乳房、アンダーバストから腹、パンティの可愛いリボン辺りまでを示した。 「最後は激しく……、目茶苦茶にして……」 亜矢子はそう言って目を閉じて完全に大介に身を任せた―――。
「いくぞ」 大介はそう言って腰を前後に動かした。 「あっ、あっ、あっ」 亜矢子はその刺激に合わせて声を出し、段々その声も大きく艶が出てきた。両手でタオルを持って顔を覆い、段々顎が上がって背中が反って来た。 「ああっ!あっ!ああっ!あんっ!もっと!ああん!」 乳房を揺らしながら激しくあえぎ、右手でタオルの上から顔を押さえながら左手でパンティを触り、 「もっ!もっと!ああんグチャグチャに!」 と叫ぶように言って次に乳房を揉んだ後大介の腕を掴んだ。大介は右手の指を亜矢子の左手の指に絡ませ、 「どうだ?」 と聞いた。亜矢子は、 「ああっ!あんっ!もう少しで!ああっ!」 と言った。大介は早く激しく突く。亜矢子の腰や乳房は勿論肩や頭も動き、ツインテールの根本もユサユサと吊られて揺れた。 「ああっ!!ああっ!あんっ!あああっ!」 亜矢子は更に背中を反らし、顔は完全に向こうを向いた。表情は右手に持ったタオルで見えないが口が開いてるのはわかった。 「あああっ!駄目っ!イク!イクっっ!」 亜矢子は限界まで背中を反らして叫んだ。それから身体中―――頭から足の先まで緊張が走り、それと同時に 「あぐっ!!」 と短く鋭く叫ぶと全身を硬直させ、その後ビクビクッ、と激しく痙攣しドサッと崩れ落ちた。大介は急いでチ○ポを抜き、亜矢子の横に移動し、チ○ポをしごいたが、慣れからか直ぐにはイカなかった。
と、その時手が伸びてきて、大介の亀頭を指でなぞった。 「イッてあげて」 梨華子だった。他人の指になぞられる刺激は味わった事が無く、その刺激で大介は射精した。そして精液は亜矢子の望み通り乳房からパンティのリボンの辺りに掛かった。 「おおっ、ありがとう、梨華子」 大介は亜矢子の体に精子を掛けながら言った。
亜矢子は絶頂に達して崩れ落ちた後、顔を壁に向けて目を閉じ、軽く口をあけて激しい息遣いをしていた。痙攣が収まるまでは痙攣に合わせて、 「あ……あ…………あ……」 と小さく声を上げていた。右手はタオルを握っていたが顔からは離し、肘を曲げて肩口にやっていた。左手もほぼ同じ―――。そして足は開いた状態で片膝を立てていた。その体勢で大介の精子を受けた。しかし頭の中は真っ白で何も考えられず、ただ激しく呼吸していた。
大介は亜矢子を放置せず、顔を自分の方に向けさせキスをし、背中や腰を擦ってリラックスさせた。亜矢子はキスの後笑顔を見せて、 「……ありがとう、最高……だった」 と言って腹についた精液を指で取り目を細めて眺めた。 大介はパンツを穿いてから横に沿い寝して亜矢子のツインテールの髪を流した。亜矢子は幸せそうな表情を見せた。
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梨華子と亜矢子-10章 幸福09 ( No.88 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:22
- 名前: 百合ひろし
梨華子はベッドに腰掛け、両手をついた。亜矢子はそれに気付き、顔を向けると梨華子は尻を向けた状態で上半身を捻って亜矢子を見ていた。 「いつ戻ったの……?」 亜矢子が聞くと梨華子は、 「最後の正常位になってから」 と答えた。亜矢子はそこから先―――つまり一番激しくしていた時やイク瞬間全て梨華子に見られていた事を恥かしくも嬉しく思って笑顔を見せた。梨華子はその表情を見て、 「どうだった?……なんて聞く必要無いかもしれないけど」 と聞いた。亜矢子は、 「え?必要ないとは?」 と聞き返すと梨華子は、 「今の顔、凄くいい顔だよ。それに凄く声出てたから。台所まで丸聞こえだったよ」 と顔を赤くして答えた。亜矢子はそれを聞いて顔を真っ赤にして梨華子から目をそらし、 「もう……最高だったから……声出さないなんて無理だよ……」 と答えた。梨華子は亜矢子の頭を軽くポンポン叩き、 「おめでとう」 と笑顔を見せた―――。それから立ち上がり、体を亜矢子と大介の方に向け、パンティを後ろ手で直した。大介と亜矢子のプレイを見ていて興奮していたのか、梨華子の太股には愛液が伝わっていた。愛液を流しながらもじっと我慢して二人の行為を見続けていたのだった―――。しかし梨華子はそれを気にもせず、 「大介、亜矢子。料理作っておいたよ。お腹空いたでしょ」 と言ってそのまま部屋を出て行った。 「行こ」 亜矢子はそう言って立ち上がった。タオルで名残惜しそうに乳房から腹に掛けてついた精液、そして太股を濡らした愛液を拭き取った。それ以外は少しパンティをタオルでポンポン叩いて過剰な愛液を拭き取ったのみで汗等は拭かなかった。大介がそれについて聞くと、 「折角……したんだもん。なるべく余韻に浸りたいよ……」 亜矢子はそう答えてドアに向かった。 大介は思った。こういう所―――、本当に似てるな、と。梨華子と亜矢子は―――。梨華子は余韻に浸る為になかなか服を着ず、体も洗わずパンティ一枚のままで居た。初めての時も、二回目も三回目も。その点は亜矢子も同じだった。
梨華子の料理は格別だった。 「うまいよ」 大介が褒め、亜矢子もそれに同意した。梨華子は、 「亜矢子に乾杯だね」 と言ってコップにジュースを注いでグラスを上げた。半裸―――、ほぼ全裸の三人がこうやって食事をしているのも何だか可笑しかったが、梨華子も亜矢子も、大介もそれを含めての三人だと思うようになっていた。
「じゃ、私は先に帰るね」 梨華子は名残惜しそうに服を着て先に帰った。そして大介も服を着て、 「楽しかったよ。またな」 と言ってキスをした。亜矢子は顔を赤らめ、 「うん。また明日、学校で」 と答えた。そして見送ったが、梨華子と同じくまだ服は着ず、パンティ一枚のままだったのでドアから顔だけ出して見送った。 この日は誰も帰って来ない。一人になった亜矢子は暫くの間ベッドに腰掛けたまま、まだ乾かずグッショリと濡れたままの可愛い縞パンティを見ながらボーッと余韻に浸っていた―――。
第10章 終わり
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10章を終えて ( No.89 ) |
- 日時: 2010/12/11 17:26
- 名前: 百合ひろし
- どうも百合ひろしです。
10章まで書いて段々終わりが見えてきたのですが、ちょっとこの後の展開で、ちょっとだけ迷ってるシーンがあるので、それをどうするか決めるまで少しの間執筆を休みます。
宜しくお願いします。
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Re: 梨華子と亜矢子 ( No.90 ) |
- 日時: 2011/04/26 18:57
- 名前: かおる
- 参照: http://www.pandora.nu/summer/
- ここまでを小説ページにアップしました。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸 ( No.91 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:41
- 名前: 百合ひろし
- 高校三年になった。クラス変えはクラスの多い文系のみで理系は無かった。梨華子と亜矢子、大介と礼二の4人はいつもの様に登校しいつもの様に過ごした。変わったのは教室の位置だけである。後は、三年生は進路の為に全力を尽す年である。
大介は陸上短距離で、礼二は長距離で推薦を狙っていた。二人の実績ならほぼ確実だろう―――。梨華子と亜矢子はそういうものが無かったので一般で狙うがそこは大介、礼二と同じ所である。難関ではあるが、この二人ならばという事で進路の先生も特に反対というか考え直しを迫る事は無かった。
そして放課後―――。梨華子と亜矢子は陸上部に練習を見に行くかスポーツクラブに行くかなのだが、この日は後者のスポーツクラブに行く日だった。家に帰ったらすぐに宿題を済ませて時間まではその他の勉強をした。その間はずっと着替えもせずに制服姿のままで―――。 大分入試を意識した実戦問題もこなしている。4人は私立大志望なのでセンター試験は無い(正確に言うと受ける学科には無い)が梨華子と亜矢子はその勉強もしていた。その事について大介が聞くと、 「手は広げていた方がいいと思うし最初の本番として受験の空気に慣れておいた方がいいかな―――って」 梨華子はそう答えていた。大介は梨華子の考え方に感銘を受けた。人はどうしても苦手なものを避けたがる―――。大介も現代文は得意だが古文漢文はどうも苦手だ。そういう人の感覚として、 今、古文漢文使わないから別に出来なくてもいいじゃん―――。 と言いたくなる。しかし梨華子は、 「確かにそうだよね。でも―――例えば"今"を知りたくなったら必要じゃない?」 と答えた。梨華子のその考えは陸上にも当てはまるのではないかとも思えた。例えば、大介と礼二は短距離と長距離という走り方や使う筋肉、必要な能力が全く違う種目をやっているが互いに無意識のうちに影響しあい、学びあっている。更に言うと200mや400mのコーナリングが苦手なら、もっと狭い所を回る野球部の人に学んでもいい―――。この様に一見関係無さそうでも何かしら得られる。そういう事を梨華子は常に考えていた。だからガリ勉をしなくとも成績がいいのかも知れない。根が深くて広いといえばいいのか、アンテナが高くて感度が良いと言えばいいのか。大介はその点を尊敬していた。他にも梨華子は前もってセンター試験を受けて置けば本番の試験の為の練習にもなる、と言っていたが。
梨華子は宿題が終わった後、亜矢子に電話した。亜矢子はその内容を聞いて不思議に思った―――と言うのは、梨華子が予定変更を言って来たからだった。 「クラブは明日にしない?」 と言った。他の人が言ったのであれば何ら気にも留めないのだが、言ったのが梨華子である。その為亜矢子はその理由を聞いた。クラブに行く日時や曜日は指定されていない。何時でもいいのだった。だから逆にサボる事も何時でも出来るので続けるには相当な意思を必要とした。だから梨華子が一日ずらす事を言った事に対し亜矢子は心配になった。明日にしない―――?梨華子はこんな事は滅多に言わなかったからだった―――。しかし、梨華子は答えずに、 「その代わりに今日は行きたい所があるんだ……」 とだけ言った。亜矢子はそれが何であるのか分からなかったが、 「うん、じゃあそっちにしよ」 と言った。心配事は―――いや、梨華子の事だからきっと大丈夫、と思う事にした。 会話はそこで終わり、お互いに宿題を終わらせて夜を待った、受験勉強をしたり、着ていく物を考えたり選んだりしながら―――。元々クラブに行くのは夜の予定だったので全然問題は無い。 この日は4月なのにとても暑かった。最近は少し南の高気圧が元気になると夏は言うまでも無いが、冬でもすぐに20度、春になれば30度になってしまう。その為夜になっても気温は下がらず、長袖では暑く感じられた。寒い時は雪が降ったりする癖に暑くなると真夏日だ。全くもって4月はよく分からない月になってしまった―――。 亜矢子はそんな事を考えながらクスッと笑い、ツインテールの髪を指でクルクルといじりながら梨華子の家に向かった。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸02 ( No.92 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:41
- 名前: 百合ひろし
梨華子も同じ事を考えていたのかどうかは分からないが、ポロシャツにミニスカートと亜矢子と色違いで殆んど同じ格好をしていた。 二人は駅に行って電車に乗り、暫く揺られていた。その間は会話らしい会話は無く、梨華子はずっと黙っていて、亜矢子も隣で黙って座っていた。意外かも知れないが梨華子と亜矢子がこうやって一緒にいながら全く話さない事は珍しくは無かった。 梨華子は目的地に着いた後の事を考えていて、亜矢子は梨華子が何処へ向かおうとしているのか考えていた。
「何処に―――?」 電車に揺られる事二十分、亜矢子は聞いた。梨華子は下を向いていたが顔を上げて、 「海……だよ」 と笑顔で答えた。亜矢子は、 「え?」 と思わず返した。海開き前の海に行こうだなんて、しかも夜に―――。先程は無視した小さな不安が一気に大きく膨らんだ。梨華子だったら有り得ないと思うが、まさかあんなことを考えているのか―――?もしそうなら―――、と思った。しかし、こんな所でそれを確認する訳にも行かなかった。もし違ってたら大恥をかく―――いや、梨華子に大恥をかかせる事になるからだった。
電車から降り、梨華子は改札を出ると真っ直ぐ海岸線に向かった。駅と海岸は数百メートル離れていたが海岸線が近付くにつれて、前方の空は暗くなっていき、街の光には左右と後ろから照らされる様になってきた。 亜矢子は黙ってついて行ったが、梨華子が海岸に着くと道路の手摺に手をかけて、 「夜の海も―――綺麗だよね」 と口元に笑みを浮かべて同意を求めて来たので亜矢子の不安は最高潮に達した。 亜矢子が思うに、梨華子は別にそんな行動を取るべき理由等ない筈だった。学校生活は楽しい、勉強も良く出来るし今でも試験の結果を見せあって今回は勝ったの負けたのやっていた。志望校だって充分に射程圏内―――。大体話せない様な秘密を持つなと、これがお互いの約束ではないか―――。 家庭環境も特に問題無い。何も問題など無い―――。本当に無い。
いや、一つだけあった―――。亜矢子はいいのだが、梨華子に将来引っ掛かる事―――。 大介の事だった―――。
大介は今、インターハイに向けて調整をしている。彼の実力だったら決勝は間違い無い。そしてあの長身で筋肉質の体型とワイルドなイケメン―――。注目されない訳がない。きっと将来五輪や世界陸上で黒人に混じって決勝の舞台に立つ人だと言われるのだろう―――。それくらいの素質と、そして実績、伸びしろが既にある。 そんな人が彼女公認とは言えもう一人の女と付き合ってるなんて世間で話になったら―――? 公認だなんて三人だけの話であり、世間から見れば浮気だの二股だの言われるに違いない。そんな事を考えるうちに梨華子はそのバッシングに耐えられないと思ったのではないか?だから今の幸せなうちに―――と。
「どうしたの亜矢子?」 梨華子は聞いた。亜矢子は梨華子の両肩に手を乗せ、目をきつく閉じて首を振った。 「梨華子……辛いの?私も大介君と付き合ってる事が……将来……大介君や梨華子が……」 梨華子は訳が解らなくなった。何故突然亜矢子がこんなに悲しそうな顔でこんな事を言い始めたのか―――? その時、梨華子の耳に波が岩に砕かれる音が響いた。それを聞いて梨華子は気付いた。 亜矢子にはクラブに行くことを延期してまで夜の海に来たい理由を話して無かった。まあそれは着いてから話すつもりだったのだが―――。そしてその海は凪いではいるが真っ黒で何だか全てを飲み込んでしまいそうだった―――。しかも砂浜を見る限り人影は無い。 「あの……まさかと思うけど……私が亜矢子を道連れに自殺しようとしてる……と思ったとか?」 梨華子は困った顔をして言った。亜矢子は顔を上げて、 「え―――?」 と驚いた。そして、 「あ……はははっ。そうだよね……違うよね……」 と顔を赤らめて梨華子から視線をそらして笑った。梨華子はそれを聞いて、 「もしかしてずっとそれが引っ掛かってた―――?」 と聞いた。亜矢子は、 「うん……海開きしてないし夜中の海と言えば……と思って。海って聞いたから急に不安になって」 と言った。梨華子はそれを聞いて、 「私―――馬鹿だ。最初に少しだけでも言っておけば亜矢子をこんなに不安にさせなくて良かったのに―――」 と言って亜矢子の手を取った。亜矢子は梨華子の意図を理解した。ひっぱたけ、と。 「私が勝手に早トチりしただけだよ。だって約束したでしょ?何でも話すって。梨華子が言いもしないのに勝手にそう思った私が悪いよ」 と答えて笑った。梨華子は亜矢子の気持ちを察して、 「ごめんね、ありがとう」 と言って手を引っ込めた。亜矢子は笑顔を返した。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸03 ( No.93 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:42
- 名前: 百合ひろし
その後二人は砂浜に降りた。そして道路からは見えない場所に行った。丁度道路からは距離があり、また、手頃な大きさの岩があるために陰になる所だった。この日は暑かったので昼間はこの砂浜もそれなりに沢山の人が来たと思えたが、この岩の周辺は人が来た痕跡が殆んど無かった―――。夏休みの海水浴シーズンならばこの岩を目印にする人がそれなりにいそうだが、暑い日とはいえ4月にこんな所まで態々来る人は居ないと思えた。 梨華子はそこには波が来ない事を確認し、周りを見渡した。同じ様に夜に海に遊びに来てる人がいないかどうかを確認した―――。それから岩を背にしてその場に二人で座って海を見ていた。 穏やかな波が打ち寄せ、静かに優しく崩れる音を聞かせてくれた。そして、夜になるとスッと冷えるのが地面であるのだがまだ昼の暑さが残っているのか―――暖かかった。 「たまには―――ずっと見てるのもいいね」 亜矢子が言うと梨華子はクスッと笑ってゆっくりと立ち上がり、 「泳がない……?」 とスカートの尻を叩いて聞いた。その時風が吹き梨華子のスカートがめくれてパンティが一瞬見えた。亜矢子が、 「え?」 と返すと梨華子はポロシャツのボタンを外した後、靴と靴下をゆっくりと片方ずつ脱ぎ、丁寧に並べた。そしてその後ポロシャツに手を掛けた。梨華子はゆっくりとポロシャツを捲り上げるように脱いで最後に頭を抜き、軽く首を振った。それから脱いだポロシャツを整えて砂浜に置き、ミニスカートに手を掛けた。ベルトを抜いた後スカートのボタンを外し、チャックを開いてから手を離すとスカートは勢い良く落ちていったが、柔らかいスカートは一瞬フワッと浮く様にして砂の上に落ちた―――。 梨華子は赤いリボンの付いた可愛いピンク色のブラジャーとパンティ姿になった―――。下着姿になった梨華子が落ちたスカートを跨いだ後で拾い、ポロシャツの上に畳んで重ねた。 「見られた―――としても、遠目には水着と変わらないから―――ね」 梨華子は恥ずかしそうに笑って言った。亜矢子はそれを聞いてクスクス笑って頷いた。これが梨華子―――そして自分の性癖なのだ。幾等温暖化してきてるご時世とはいえまだまだ4月に30度を超える日はそうはない。この暑さで梨華子の頭の中の、下着姿好きという性癖のスイッチが入ってしまったのかと思った。 「私も脱ぐから待ってて」 亜矢子はそう言って梨華子が脱いだ様に靴と靴下を脱ぎ、その後ポロシャツを脱いだ。ブラジャーが露になったが何時もの縞模様では無く黄色だった。しかし夜の闇の中の僅かな街明かりに照らされるだけの中では白と区別は付かなかった。 亜矢子は梨華子とは違い、ポロシャツは畳まずにバサッと振った後広げて置いた。それからミニスカートに手を掛けて梨華子と同じ様に落とし、それも拾って広げて置いた。下着姿になった亜矢子のパンティはブラジャーとセットで黄色だったが、暗いので色は判別出来なかった。 梨華子は亜矢子が脱ぎ終わったのを確認すると、 「じゃ、泳ごうか」 と言って海に向かおうとしたが、亜矢子は梨華子の腕を掴んでその後足を引っ掛ける様にして後ろに転ばせた。丁度亜矢子が自分の服を広げて置いた所に向かって―――。そして亜矢子は梨華子の体の上に馬乗りになって首を振り、梨華子の両肩を押さえた。そして周りを確認した後下、梨華子の胸元に視線を落とし、 「折角脱いだんだから―――してから泳がない……?『濡れても』泳いで洗い流せば―――」 と言った。梨華子はコクリと頷いて、 「いいよ」 と笑顔で答えた。自分が脱いだ時、亜矢子はしたくなるかもしれない―――いや、亜矢子がというよりは梨華子自身、こうなる展開を望んでいたのかも知れない、だから亜矢子の突然の行動に対しても驚きもせずに即答で返事した―――。今は大介は大事な時期であり、毎日学校で会ったり部活を見に行ったりはしてるものの、二人でまたは三人でSEXはおろかデートをする事すら出来ない状況だったからだった。 快感を知ってしまった者にとってこういう時間はきつかった。勿論部活を一生懸命やっている大介が悪いだなんてこれっぽっちも思っていない。むしろ大介はインターハイで優秀な成績を収めて大学に陸上推薦をして貰いたい位なのだから。その為だったら我慢する―――。
梨華子と亜矢子は二人でこうする事によって『我慢』する術を知っているのだから―――。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸04 ( No.94 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:43
- 名前: 百合ひろし
梨華子は馬乗りになっている亜矢子から目線を外して、静かに打ち寄せる波の方に頭を向けた。 「これだけ波の音がしていれば声出しても聞こえない筈……亜矢子の好きな様にやって……」 梨華子がそう言うと亜矢子は何も言わずに頷いた。それから梨華子の上に覆い被さり、首筋に口付けた。更に右手でブラジャーの上から乳房を擦り、左腕で梨華子の右手を押さえ付けた。 梨華子は目を閉じて波音と亜矢子が自分の体をしゃぶったり触る音を聞いていた。 「ん……っ」 梨華子は軽く声を出し、その後胸を揉む亜矢子の右手に自分の左手を重ねた。亜矢子は暫くそうしていたが、梨華子の首筋から口を離して起き上がってしゃがんだ。 「起きて体を後ろに倒して……」 亜矢子は梨華子に言った。梨華子はゆっくりと起き上がって言われた様に体を倒して手を後ろについた。そして、 「こう?」 と聞いた。亜矢子は顔を赤らめて、 「うん……あと、足開いて」 と言って先ずは自分が後ろ手について足をM字に開いた。それから梨華子が返事をした後同じ姿勢になったのを確認すると、亜矢子はそのままの姿勢で近付き、そして亜矢子の服の上で二人の股間が触れ合った。 「ん……くっ」 亜矢子は股間が触れ合うと腰を軽く回転させる様に擦りつけ、その股間からの刺激から軽く声を上げ、ツインテールを揺らした。梨華子もそれに合わせて腰を擦りつけ、2人で刺激を分け合った。 「あっ……あっ」 亜矢子は声を上げてあえぎ始めた。少しずつ上体を反らし始め、支えている両腕は震え、上半身全体をブルッと震わせた。 「梨華子……気持ちいい……っっ、梨華子は……?」 「……うっ……気持ちいい……よ」 亜矢子があえぎながら聞くと、梨華子はピクッと体を反応させ始めながら答えた。その後互いに強めに股間を押し付け合い擦り付け合った。 「ん……あっっ!あっ……ああっ」 亜矢子は鋭い声であえいだ。梨華子も亜矢子程は声は出さないものの腰から胸に掛けてピクッ、ピクッと反応させながら腰を動かした。
梨華子は崩れ落ちたかった―――。今の体勢では右手の親指をかじれない。意識してかじっている訳ではない、快感に支配されると勝手にかじってしまうのだった。 亜矢子も崩れ落ちたかった―――。今の体勢では顔を隠せない。快感にあえいでいる顔を見られたくは無かった、例え梨華子にでも。
「あっ、あっ、ああっ、ああっ」 亜矢子のあえぎが激しくなると共に少し腰が持ち上がり、梨華子の腰もそれに合わせて持ち上がった―――。そして2人共顔を向こう側に向けて体を大きく反らし、その後崩れ落ちた。 「はぁはぁ……」 少し息が上がった。しかし、欲しい快感はこんな物ではない。梨華子は右手の親指を軽くかじりながら左手で股間に手をやった。股間の擦り付け合いの刺激で濡れ始めた梨華子の膣から流れ出て来た愛液がパンティを濡らし始めていた。一方亜矢子も同じ様にパンティを濡らし始めていた―――。こんな体勢で股間を擦り付け合うのは初めてだっただけに短い時間ながら今迄とは違う快感だった。
亜矢子は先に起き上がり、倒れたままになっていた梨華子の頭側に移動した。そして梨華子の頭の上に覆い被さった。1年生の時柔道の授業を受けた―――まさかこんな時に役に立つとは。 「梨華子……逃がさない」 亜矢子が呟くと梨華子は亜矢子の体の下から、 「大丈夫だよ……逃げないから」 と返事して、右膝を立てた。亜矢子は梨華子の左腕を左脇の下から背中に回させ、右腕は梨華子の肩の下に滑り込ませて梨華子の右腕の自由を奪った。梨華子は先程も崩れ落ちた後右手の親指をかじっていたからだった―――快感が強くなると更に強くかじる―――その痛みで折角の快感が途切れてしまうのは勿体無いからだった。そして胸を梨華子の頭に押し付け、丁度崩れ上四方固めの体勢になってそれから顔を少しだけ上げて梨華子の下半身を見るようにしながら顎の下に来ている梨華子の左胸を左手で揉んだ。梨華子はピクッ、ピクッと体を反応させて、 「んっ……んっ……あ……っ」 と声を出した。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸05 ( No.95 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:44
- 名前: 百合ひろし
亜矢子は梨華子のブラジャーの中に手を滑り込ませて直接乳房を愛撫した。更に指で乳首を摘んでコロコロ、コロコロと転がした。梨華子の乳首は刺激で勃っていて、快感を与えると梨華子は落ち着きなく腰を動かした。 「んっ……亜矢子、気持いい……よ……」 梨華子が言うと亜矢子は、 「―――良かった。このやり方初めてだから嫌だったらどうしようかと思った」 と笑顔で言った。梨華子は、 「んっ……うくっ……。ちょっと苦しいけど……たまにはいいかな……んっ……」 と答えてあえいだ。梨華子はマゾでは無いが、たまには完全に押さえ込まれて、ただひたすら快感に身を任せるのも悪くは無いと思った。勿論身を許した相手に限るが―――。
それから亜矢子は梨華子のブラジャーから手を出して梨華子の背中に回した。梨華子は亜矢子の手が背中に入って来た事に気付くと被さっている亜矢子ごと持ち上げて背中を反らした。亜矢子は梨華子のブラジャーのホックをプツッとゆっくり外した―――。それからブラジャーを梨華子の胸の上からどけ、乳房を露にさせた。しかし、梨華子は亜矢子の体を抱き締めているのでストラップを抜くのは後にした。 「私のブラジャーも……外して」 亜矢子は梨華子に覆い被さったまま固めを解いて梨華子の両腕を自由にしてストラップを肩から外して言った。梨華子はそれを聞いて、手を少しずらし、ブラジャーのベルトを軽く持って、優しくホックを外した。亜矢子が少し体を持ち上げると梨華子はスルッとブラジャーを抜いて、自分の服の横に置いた。 「……梨華子も乳首……舐めて」 亜矢子が言った。梨華子は、 「うん……わかった」 と答えた―――。亜矢子はもう一度崩れ上四方固めに入って梨華子の腕の自由を奪いながらも先程よりは斜め気味に浅めに固め、左手で梨華子の乳首を転がしながら顎を引いて右乳首をしゃぶり始めた。梨華子は両腕は亜矢子の背中に回る体勢になっているので指で亜矢子の乳首を転がす事は出来なかったが、顔の真上に亜矢子の乳房が来ていたので右乳首を口に含んだ。 暫くその体勢のまま、梨華子と亜矢子はお互いの乳首を舐めあった。右の乳首に口付けて舌で転がし、左の乳首は指で転がす―――。そして暫くしたら反対に、といった感じでお互いに快感に声を漏らしながらしゃぶっていた。 「んんっ……んっ……」 「う……うっ………ううっ……んうっ」 暫くして、お互い同じタイミングで乳首から口を離した―――。亜矢子は体を起こして膝立ちし、梨華子を自分の体重から解放した。10秒程梨華子はそのまま仰向けでいたが、それから起き上がって膝立ちしてお互い向かい合った。その時肩に掛っていたストラップが抜け、膝の上にブラジャーが落ちたので、梨華子は拾って目の前に持って数秒眺めた後、自分の服と亜矢子のブラジャーの隣に置いた。 「やっぱり―――いつ見ても可愛いね、梨華子」 「亜矢子もね、可愛いよ」 お互いに乱れた髪とパンティを直しながら言った。
初めてイカせあってから今まで何回やったのだろうか?今までは全て梨華子か亜矢子の部屋でだった。今回が初めてお互いの部屋以外の場所―――しかも海岸である。梨華子は少し周りを気にした。歩道からは防潮堤に乗り出さないと海岸が見えないのと更には梨華子と亜矢子は道路から離れた岩陰でしているので、通行人に見られるリスクは低いが、波打ち際からは逆に丸見えだったからである。誰も居なかった。 「どうしたの?」 亜矢子は聞いた。亜矢子も梨華子に合わせて周りを確認していたのでこの質問自体には意味が無かったが、梨華子から別の言葉を引き出した。 「今日は……私が勝つよ。亜矢子を先にイカせるから……」 と、別に勝ち負けでは無いのだがそう言って亜矢子に抱きつき亜矢子の服の上に押し倒して笑顔を見せた。そして自分が上になった体勢から転がってお互いに横に向き合った。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸06 ( No.96 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:45
- 名前: 百合ひろし
梨華子は亜矢子の乳房に口付け、乳首を舌で転がした。すると亜矢子はすぐに快感に支配され、 「あ……あん」 と声を上げ、傍に置いてある梨華子のポロシャツを左手に取り、顔を隠した。 「あっ―――ああん」 亜矢子は更にあえぎながら残った右手で梨華子を抱き寄せた後、梨華子のパンティの中に突っ込んだ。梨華子はクリトリスを指先で触られた刺激に、 「ん……くっ」 と亜矢子の乳首から口を放して声を上げ、もう一度亜矢子の乳首に口付けた。 「あ……はんっ!」 亜矢子はその刺激にあえぎ声を上げ、左手に持った梨華子のポロシャツを顔に押し付けながら右手の指先を梨華子のパンティの中の更に奥へと這わせ、愛液で既に濡れている膣口に指を挿入した。 「うっ……んくっ。気持ちいい……」 梨華子はブルッと体を震わせた後、ビクッと反応させ亜矢子の乳首から口を放して言った。亜矢子が更に膣内に人指し指と中指を入れて掻き回し、親指でクリトリスを刺激すると、梨華子は背中を反らして感じながら右手の親指を噛み始めた。 亜矢子はそれに気付くと、一旦愛撫をやめてポロシャツを放し左手で梨華子の右腕を取り、自分のパンティの中に入れさせ、更に膣口にあてがった。梨華子の指に愛液が絡み付く―――。 「あくっ。ああん」 亜矢子は梨華子の指が膣に深く入ると左手を梨華子の腕から放し、ポロシャツを手にとって顔を隠し、鋭い声を出してブルブルと反応した。これでお互いの右手の指が完全にマ●コを捉え、膣内に深く入った状態になった。後は激しく手マンをしてイカせるだけである―――。 梨華子はもう亜矢子の乳首を吸っていなかった。快感に支配され、吸うだけの余裕は無かった。その代わり、残った左腕でしっかりと亜矢子を抱き締め、乳房と乳房を密着させ、顔を亜矢子の肩に埋めた。 亜矢子は左手で梨華子のポロシャツを持って顔を隠していたが、ポロシャツを放し、梨華子のスカートを手に取って頭から被った。短いスカートだが顔は充分に隠せ、ツインテールの髪が下から出ていた。そして自由になった左手で梨華子を抱き締めた―――。 二人は体を密着させた状態でお互い激しく膣内を掻き回した。 「あっ!あああっ!ああああっ!ああん」 「うっ、んくっ、あっ、んんっ」 岩陰に二人のあえぎ声が響きわたり、一方膣内を掻き回す音は波音に掻き消された。 「ああっ!あああっ!」 亜矢子は顎を上げ叫ぶように声を上げた。頭にスカートを被っているので梨華子からは顎が見えるだけだった。梨華子は亜矢子の肩に顔を埋め、亜矢子の背中に回した左手を持ち上げ、ツインテールの髪をいじった後、もう一度背中にやり強く抱き締めた。 「んっ……んくっ!う、あっ!」 梨華子はその直後、声を上げて体をビクビク反応させた後、亜矢子と同じ様に背中を反らせた。二人は抱き締め合っているので胸は密着させていたが、顔は―――お互い顎を見せている状態になった。 膣からは愛液が溢れ、パンティを濡らすだけでは足りず、太股に流れて、下に敷かれている亜矢子のスカートを濡らした。 「んっ、―――あっ。んぐっ……気持ち―――いい……っ。んっ、んっ」 「ああっ!あん!ああっ!ああああっ」 パンティに入れた手はしっかりと膣とクリトリスを捉え、激しく愛撫していた。それに合わせて2人は声を上げ、体が動く―――。更なる快感を求め、腰をうねうね動かしたり、または自分の意思とは関係無くビクッと反応したり―――。それら動きが密着させた乳房―――乳首に伝わり乳首が擦れ更なる快感を―――。 肉体的なものだけではない。今は夜の海岸でしているのである。いつもと違った感覚が更なる快感を呼んだ。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸07 ( No.97 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:46
- 名前: 百合ひろし
2人の指の動きが止まった。お互いに攻め疲れた―――というのもあるが、 「もう……駄目。一緒に……だよ……」 「うん……。私ももうイキそう。でも一緒に……ね。梨華子」 という気持ちを確かめる為でもあった。それから少し呼吸を整えて、 「ラスト行くよ」 「思い切りね」 と言って亜矢子がスッと息を吸い込んで梨華子の膣の中から指を少し抜いたのを合図に、2人は激しく攻めの応酬をした。ただ激しくではなく、きっちりと相手の快感のツボをおさえていた―――。 「あっ、んくっ!んあっ、亜矢子……!」 「ああああっ!あっあっ!ああん!」 梨華子も亜矢子も声を上げ、乳房を擦り合わせながら上体を反らした。 2人の指は互いの膣内を激しくかつ優しく掻き回し、膣からはドロリと更に膣分泌液が出て来た。時々親指がクリトリスに触れ、それも快感になり、腰をうねらせたりしていたが、 「あっっ!!―――んぐっ」 「ああああん!!ああっ、あああ―――」 2人は限界まで背中を反らし梨華子は足を張る様に伸ばし、指先まで力が入ってきた。亜矢子は梨華子の体に足を絡み付け腰を密着させた。その為お互いの指が押し付けられ少しだけ膣内に深く入った。それから意識が飛びそうな中で右手の指に何とか意識を持って行き、最後にお互いの膣内で指を細かく動かした―――。
「―――!」 抱き締めてる腕からも、足からも、そして愛撫していた指からも身体中から力が抜け、それから痙攣が襲って来た。 「ハァハァ……ハァハァ……」 梨華子は亜矢子と向き合う姿勢から仰向けに砂の上に大の字になった。ゆっくりと亜矢子の指が膣から抜けパンティから出て、糸を引きながら亜矢子のポロシャツの上に落ちた。 亜矢子は梨華子の最後の指攻めで、抱き締めた腕や絡み付けていた足が硬直し、梨華子をより強く抱き締めた―――というより締め付けた感覚だった。そして顎を上げ顔は向こうをむいていた。その状態から一気に力が抜けると同時に激しい痙攣が襲ってきた。 亜矢子は梨華子と同じ様にゴロンと仰向けになり、 「ハァハァ……あっあっ……ハァハァ」 と息を切らせながら、痙攣に合わせるように小さく声を出していた。梨華子の指は亜矢子の膣から抜け、亜矢子が仰向けになるのに合わせて腹の上をなぞり、亜矢子のポロシャツの上に落ちた。
梨華子の膣からはこれでもかと言うほど愛液が溢れた。それが既にグチャグチャに濡れているパンティから溢れ、表面を伝わる様にゆっくりと地面に落ちた―――。 梨華子は目を閉じて、余韻を楽しんだ。体の痙攣はまだ止まらなかったが、息が整ってくると、 「亜矢子……凄く良かった」 とゆっくりと目を開けながら言った。亜矢子は、 「うん……アリガト」 と答えて笑った。
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梨華子と亜矢子-11章 海岸08 ( No.98 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:47
- 名前: 百合ひろし
梨華子は後ろ手について体を起こした。髪や背中についていた砂が一部サラサラと落ちた。それからゆっくりと立ち上がり、 「泳ごうか」 と言った。元々そのつもりで海に来たのである。下着姿になりたかったのだが、自分の部屋ではあまり意味がない。誰か───大介または亜矢子に見て貰いたい願望があったので海に来たのだが、当初の予定とは違いブラジャーは外されて乳房丸出しで更にはパンティから太股の内側は愛液でグッショリと濡れ滴らせていた。これも想定範囲内───。 梨華子は波打ち際まで来て足を海水に浸した。30度を超えて暑かったとはいえまだ4月、海は冬から少し醒めた程度で海水は冷たかった。 「亜矢子」 梨華子は亜矢子を呼んだ。亜矢子が梨華子の所に行くと、梨華子が軽く亜矢子に海水を掛けた。 「やっ!」 亜矢子が声を上げた。 そして亜矢子も海に入り梨華子に水を掛け返した。すると梨華子は、 「つ、つめたっ」 と言いながらバシャバシャと沖に走り、腰位の水深の所でしゃがんで肩までつかり愛液を洗い落とし、それから海面から頭だけ出して泳いだ。それをみて亜矢子も同じ様に肩まで海につかり、パンティの中に手を入れて愛液を丁寧に洗った。 それから梨華子と亜矢子は二人で並んで顔を出したまま泳いだ。小さいうねりに揺られながら底に足が届く範囲で海岸沿いに右へ左へと暫く泳いでいた。
「上がろうか」 梨華子はそう言って底に足をついて立って言った。亜矢子は、 「うん、少し冷えたし」 と答えた。 二人は砂浜に上がり濡れた髪を絞ったり両手を振ったり、パンティを少し引っ張って軽く絞った。それから服が置いてある───いや、脱ぎ捨てられてると表現した方がいいような状態になっているが───所に戻った。 「少し洗わないと……」 亜矢子は愛液で濡れたスカートとシャツを手に取って苦笑いしながら呟いた。梨華子はブラジャーを拾って砂を払ってから着けて、グシャグシャになっていたポロシャツとスカートを手に取って愛液等で汚れている所を確認した後、その部分を海水で洗った。 亜矢子はスカートを洗おうとしたがかなり愛液まみれになっていたので全部洗った。固く絞ってバタバタやろうとしたが胸が揺れるのが気になった。胸サイズは平均的なのだが揺れると気になるのでブラジャーを着けた。見ると梨華子は既に着けていた。それからスカートをバタバタやった。スカートを穿き、ポロシャツも同じ様にやった。シャツが体についてひんやりしたが海から出た後からだが火照っていたので丁度良かった。
二人は服を着た後、岩に腰掛けて体温と風で服と髪を乾かした。塩が浮いてきていたので叩き、服が乾いたのを見計らって、 「帰ろうか」 と梨華子が言うと、亜矢子はコクリと頷いて、 「うん」 と答えて二人は海岸を後にした。来た時と同じ様に波の音が響いていた───。 疲れてしまったので、電車の中では二人は肩を寄せ合って眠って帰って行った。安らかな夢を見ながら。
第11章 終わり
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1年振りです。 ( No.99 ) |
- 日時: 2012/01/29 11:54
- 名前: 百合ひろし
- どうも百合ひろしです。
長く休んでしまいましたが11話書き終えました。 次で最終話になりますが宜しくお願いします。
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