瑠璃色の倒錯 |
- 日時： 2015/03/30 21:44
- 名前： 潮吹万湖
- 「はい、終了します。お疲れさまでした。」助監督の声が、スタジオ内にこだました。
主演女優の有栖川絵美（28歳）は、3ヶ月にも渡った映画の撮影終了に、ほっとした。
これから、成田空港に行けば間に合うわ。
今回の撮影が終われば、半年間休養するつもりだった。行き先は、インドネシアにある小さな島である。日本人観光客がほとんど行かない島である。有栖川絵美は、東大卒の美人女優として、最近富に売り出し中の女優である。道を歩けば必ずサインを求められる。休養するなら、なるべく日本人がいない所に行きたい。
有栖川絵美の乗った飛行機は、翌日の深夜に目的地に、着いた。島にホテルは、1軒しか無い。手続きを済ませると、迎えに来たタクシーでホテルに向かった。ホテルに着くと、コテージの鍵を渡された。一番奥にあるコテージだった。鍵で開けて中に入ると同時にガスが漏れた。有栖川絵美の身体は、がくっと落ちた。
催眠ガスである。気がつくと全裸姿でベッドに
縛り付けられ身動きが出来ない。
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