茜・陵辱
オレンジ:作

■ 1

朝7時5分、茜(あかね)は駅のホームに立っていた。
(ねむいな〜………)
茜は目をこすって辺りを見回してみる。
(多すぎ……人)
茜はある中学校に通う女子中学生。
この人の多さが嫌で、いつもはもっと早くに学校へ行っている。しかし………
(今日……ねぼうしちゃったな…)

アナウンスとともに電車がホームに滑り込んでくる。停車してドアが開いたのを確認して大勢の人が車内になだれ込む。
(はぁ……混みすぎだよ)
電車に乗れたのはいいが、座れないどころか身動きもできない。
(きつい……)
仕方なく近くのつり革につかまった。

ドアがしまり、電車がゆっくりと走り出す。
(あつい……)
車内は冷房がかかっているとはいえ、これだけの人数がいるとほとんど効果もない。
茜の降りる駅は5つ先の駅。
(早くつかないかな〜)

隣の駅に着き、乗客はさらに増える。
茜はどんどん奥に奥にと押し込まれ、とうとう入り口とは反対側のドアのところまで来てしまった。
(あ〜もう、無理して乗らないでよ…!)
次の駅もその次の駅も、開くのはあちら側のドアなのでこちら側のドアはとうぶん開かないだろう。

ガタンゴトン……
同じような風景を見ながら、さらに電車は進む。
(あっ! 今触った!!)
ドアの方を向いている茜を、後ろから手の平でスカートを撫でてくる者がいる。
(ど……どうしよう………)
茜は男性経験はもちろん、痴漢に遭ったこともオナニーをしたこともなかった。恥ずかしさで顔が赤くなる。
悩んでいるうちにスカートがめくられた。
(やっ…やめて!!)
パンティ越しに何度も撫でられる。
(あっ…あん……だめっ……!)
腰をくねらせて逃げようとするが痴漢の手は止まらない。
―パサッ―
何かが落ちるような音がした。
そこには刃物で切られた茜のパンティーが落ちていた。

(そっ……そんなっ………)
唖然としている茜に痴漢はさらに追い討ちをかける。
強引に茜のスカートを脱がそうとしてくる。
(やっ……やめてよ……ひどいよ!!)
必死でスカートを押さえるが、男の力にはかなわない。
(あ………)
茜のスカートはいとも簡単に床に捨てられた。

電車内で下半身裸となった茜は泣きそうになる。
(そんなぁ……わたし……電車の中であそこを…)
ハッっと思い辺りを見回す。絶対誰かに見られているに違いない。
(え………何で…………?)
茜の周りにいる人はすべて男性だった。しかもほとんどの人間がおもしろそうに茜を見ている。
(い…いや……いやああああああ!!)
茜は泣き出してしまった。

5、6人の男達が一斉に茜の身体をもてあそぶ。
ある者は胸を揉み、ある者は股間をいじめ、ある者は太ももを触る。
(あっ……あん!! や、やめて…!!)
―パサッ―
茜の制服が床に落ちる。
(そ……そんなぁ……)
痴漢たちの手はまだ茜の身体をもてあそぶ。
(う…うん…あんっ! …た……たすけて、だれか………)
靴と靴下が脱がされ、ブラだけの姿となる。
(ひ…ひどい……こんなの……あんっ!)
―パサッ―
刃物で切られたブラが床に落ちた。
完全に全裸となった茜は股間に違和感を感じる。
ブブブ………
(えっ?)
低音の音が茜の鼓膜を刺激する。それがローターの音であることに気づいた時にはもう遅い。痴漢たちが茜の両手をしっかりと掴む。
(あっ……ちょ…ちょっと………!)
さらに茜の足の間に自分達の足を入れ開かれた状態にさせられる。茜の身体は立った状態で拘束された形となった。
(え…そんなぁ……あっ…イ…イクっ!!!)
生まれて初めての昇天。
痴漢は茜がイったことに気がついてるが、それでも立たせられる。
(も、もういやぁ……。あっ…まっ…またっ!)
2回目の昇天。
その時、電車は次の駅に止まった。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊