青い相姦
横尾茂明:作

■ 戯れ4

直人はタオルをナイトテーブルに置き、妹のパジャマの釦に指をかけた…。
指先が震え…その震えが妹にも伝わっていく。

釦を全部外し…目を瞑ってからパジャマの前を開き…そして再度抱き起こしパジャマを肩から落として、妹に手を上げるように言い…下着の裾を掴んで一気に上方に脱がせた。

「痛い!」
その声にハッとして直人は一瞬目を開ける…。
真っ白な乳房がブルン揺れるのを目の正面でとらえた…
(ブラジャー…付けてないんだ)

「お兄ちゃん…そんな乱暴にしたら痛いヨー…」

「ゴメン…ゴメン……」

「あっ! お兄ちゃん目…開けてるヨー…」

直人は妹の正面に対峙する…真っ白な裸が現出していた。
乳房の形が素晴らしく…乳首はほんのりとピンクに揺れて愛らしかった…。

「お兄ちゃん…そんなに見つめないで…アズ…恥ずかしいヨー」

「あっ、ああゴメン…アズの体がすっかり大人になってたから…ちょっと驚いて…」
直人は自分の声が上ずっていることに赤面を覚えた…。

「やっぱり…目を瞑ってちゃ出来ないや…もうアズのこと見ちゃったから…今更目を瞑ってもしょうがないか…」

「アズ…お兄ちゃんに目を瞑ってなんて一度も言ってないよ…ウフフ」

梓は唐突に思った…兄といつからお風呂を一緒にしなくなったのかなー…と。

あれはたしか…小学4年のときだったと思う。
いつものようにお風呂で兄とはしゃぎ、洗いっこしてたとき…
私が立って兄が座り…シャボンにまみれた兄の手が私の股間を丹念に洗っていた…。

その時…腰奥に痺れに似た感覚が急に訪れ…我慢してたけど…とても立っていられなくなり…私、急にしゃがんでしまった…。
兄は私が赤面しているのを怪訝な顔で見て「変なヤツ…」とポソっと呟いた…。

私…その日を境にもう兄とは一緒におふろに入れなくなってた…。

あの痺れるような快感は後になって分かった…
中学に入ってから偶然オナニーを知り…その快感があの時と同じものだったということを…。
それ以来…兄の裸のお尻とちっちゃなペニスを思い出しては性器を刺激して悶えた…。

その兄の手が…今私の乳房に触れる…タオル越しとはいえ兄に触られる感覚は奇妙な感覚…くすぐったいような…淫らで痺れるような…。

直人は妹の乳房に初めて触れた…何て柔らかいんだと思う、また背中に廻した素手に女の肌を感じる…そのスベスベした柔らかな感触は今までに経験の無い触感と思う…。

次いで妹の背中を拭く…空いた手は腹部に当てられたが指先が次第に乳房の下端に触れる…プニっとした感触が伝わり、またスベスベした女性特有の背中の滑らかさが目を射る。

「お兄ちゃん…下も…拭いて…」
妹の声が微かに震えていた…そしてはにかむように仰臥し腰を浮かせパジャマのズボンを脱ごうとモジモジする…。

「お兄ちゃん…脱がせて…」
妹のはにかむような恥じらいに…直人はとろけそうな感覚に堕ちていく。

手が妹のパジャマとショーツに掛かる…そして徐々に下げていく…。
可愛い腹部が現れ…青みがかりふっくらと盛り上がった恥丘が現れた…そして艶めかしい切れ込みの上端が見えた…。

恥丘は円やかに膨らみ…無毛の丘から深い切れ込み至る線は魅惑の様相を呈し、直人の心臓を鷲づかみに絞り上げる。

すっかり脱がされて…梓は恥ずかしそうに顔を横に向ける…。
直人はタオルをお湯に浸し…すすぎながら改めてベットに仰臥する妹を見る…。
(な…なんて綺麗なんだ…)

その光るように白い裸体は、直人がこれまでに見たどんなグラビア写真さえ…霞んでしまうほどの流麗さと…青い性に誘う艶めかしさを匂わせていた。

乳房の隆起と淡いピンクの乳首…くびれた腰から張り出した艶めかしい太腿…その狭間に隆起する性器…それは大人の一歩手前、淡い青の性を発散する魅惑的な裸体であった…。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊