淫辱通学
木暮香瑠:作

■ 二人の牝奴隷競演1

 酒の酔いが、感情を昂ぶらせた。有紗は、恥辱に支配された脳は酒の酔いに咳かされるように呻き声を上げている。
「ううっ、ううう……、うっ、うっ、うっ、ううう……」
 涙が止めどなく溢れてくる。
(これからが本番だぜ、恥辱ショーの……。フフフ……)
 泣いている有紗を尻目に、康次が薄笑いを浮かべながら美由紀に命令した。
「美由紀! 服を脱ぎな!」
「でも……、皆さんが……見てます……。恥かしいわ……」
 美由紀は恥じらいを見せながらも、パンティーを濡らしている有紗を見た興奮が抑えきれずそわそわしていた。美由紀の脳裏に、昨日の記憶が蘇る。絶頂を迎えた有紗の恍惚の表情が思い出された。
「何言ってやがる! 有紗だけ裸にしてていいのか?」
「そ、そんなわけじゃ……ありません……」
 美由紀はそう言うと、その細い指をブラウスのボタンに掛けた。しかし、なかなかボタンを外す決断が出来ないでいた。康次は、胸に手を持っていきもじもじしている美由紀を睨みつけ口調を強めた。
「さっさと脱ぐんだ! 有紗をいい気持ちにしてやりな! そのつもりでここに来たんだろ?」
「お願い。他の人は帰して……。有紗ちゃんと私……、権堂様お二人だけにして……」
 美由紀は、康次と雄一に懇願するが願いが叶う筈も無い。康次の平手が美由紀の頬に飛んだ。
「何言ってやがるんだ! 見られると感じるんだろ。もう濡らしてるんじゃないのか?」
 康次は、美由紀の頬を張った手をスカートの中に忍ばせ秘部をなぞった。スカートの中から手を抜き、指を美由紀の目の前に翳す。指先がヌラヌラと濡れている。
「権堂様が……、こんな身体にしたんです。ううっ……」
「つべこべ言わずに脱ぎな!」
 美由紀は、ブラウスのボタンを外していった。

 客たちは、新たに現れた美少女の裸を想像し、い期待に満ちた視線を向けていた。美由紀は、俯いたままブラウスを脱ぎ去った。
「うひょーーー。すげえや! これは……」
 男達の驚嘆の声が洩れる。顔を両手で覆い泣いていた有紗も、その声に顔を上げた。
「えっ? 美由紀さん……」
 驚きに有紗の涙も止まってしまう。美由紀は、ブラジャーをしていなかった。ブラジャーの替わりに、美由紀の双乳を飾っていたのは黒い皮バンドだった。雪肌の双乳が、その周りを締め付けている皮バンドによって絞り出されている。美由紀の大きな肉球は、さらに突き出していた。
「でけえ胸だなあ、Eカップはあるな」
「おいしそうな乳だな。揉み甲斐のありそうなバストだぜ」
 客たちは、新たな少女の裸体に歓喜の声を上げた。観客の痛いほどの視線が、美由紀の豊乳に突き刺さる。
「言わないで……、恥かしい……」
 美由紀は男達の言葉と視線に羞じらい、頬を染め俯いた。

「はあ、はあ、はあ……」
 美由紀の胸が、荒くなった吐息に合わせ上下に揺れている。柔らかい双乳は、その存在を主張するかのように大きく波打っている。美由紀の手が、スカートのホックに掛けられる。
「いやっ! いやっ……、美由紀さん……、それ以上脱がないで……」
 有紗の叫び声を無視し、美由紀はスカートも脱いでいった。ファスナーが下ろされ、はらりと落ちたスカートの後には、胸と同様にパンティーの代わりに黒バンドに彩られていた。全裸になった美由紀の柔肌を飾っているのは、全身を締め付ける皮製のボンテージ衣装だった。すでに大人の色気を醸し出す美由紀の肢体に、男たちは生唾を飲み込んだ。

 白い柔肌に黒い皮バンドが食い込む様は、その柔らかな曲線で成り立った官能的なボデーと相まって淫猥を醸し出している。豊満な胸が、皮バンドによりさらに大きく張り出している。その中央には薄いピンクの乳頭が、真っ直ぐ正面を向いて飛び出していた。腰は細く、柔らかい曲線を描き脂の乗った双臀へと繋がっている。皮バンドは、豊乳を、細い腰のくびれを、さらに強調していた。そして、股間を走るバンドからは、絹糸のような繊毛がはみ出している。太股に挟まれた秘孔の部分には、リング状の金具のようなものも見えた。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊