淫辱通学
木暮香瑠:作

■ 新たな淫辱の予感6

 美由紀が、乗客たちに気付かれないよう有紗のスカートを捲っていく。自分の身体を盾にし、吊り上がったお尻を包むパンツを乗客から隠す。
「パンツ……、下ろすわね」
 美由紀は、有紗の覚悟を確認するように声を掛ける。有紗は、羞恥心に顔を赤らめ堅く瞳を閉じた。

 美由紀の手によってパンツが太股まで押し下げられる。
「うっ……」
 柔肌が外気に晒され、思わず声を漏らしそうになる。電車の車輪が刻む定期的な音に混じり、サラリーマンやOLの話し声が有紗の耳に忍び込む。どんなに電車の中であることを忘れようとしても、忍び込む話し声が衆人の中であることを思い出させる。
(ああっ、わたし……こんなに沢山の中でお尻を晒している。……みんな、見ないで……)
 目を閉じたことで、周囲の状況が判らない。そのことが、有紗の恥辱をさらに増長させた。そんな有紗を、雄一は満足げに見下ろしていた。
(やっぱり有紗は制服が似合う。まだ青さが残ってる有紗には……)
 制服姿の有紗が、目前で生尻を晒している。それだけで、中学生だった有紗を一目見て惚れてしまった雄一は、股間に血が滾るようだった。初めて有紗を見たときから、三年近くが経っているが、初々しさはそのままだ。雄一に髪を短く切られたことで、当時の面影が蘇っている。

「有紗、ケツを広げな!」
 屈辱に頬を染めた有紗の顔を見ていると、雄一はもう少し虐めたくなった。自らの手で、お尻を広げるように命令をする。
「えっ?」
「そんなに窄まったケツじゃ、何も入れられないだろ。両手でケツを開くんだよ」
 雄一の命令に、有紗の眉が羞恥に歪む。
「いいんだぜ。俺に広げてほしいのなら……」
「くっ、ううう……」
(どこまで私を辱めれば気がすむの? 悔しい……)
 有紗は、指を柔らかい肉球に食い込ませた。自分でも見たことの無い場所を、自ら曝け出さなくてはいけない屈辱に頬を煮えたぎらる。人に見られたくない所を、自分の意志で見せなくてはいけない羞恥に耳を紅くした。

 年端も行かない美少女が、電車の中で双臀を露わにしている。自分で割れ目を広げ、皺の刻まれた窄まりを翳している。雄一の目には、恥かしさに頬を染め、お尻を突き出し凌辱の時を待ち受けている有紗が映っていた。雄一は、愉快でたまらない。憧れの美少女を、意のままに操る快感に酔っていた。

「美由紀、何もたもたしてやがる。早くしねえか! 有紗のケツがお待ちかねだぜ」
 初めて尻に異物を入れる恐怖に震える双臀を、雄一が顎で示した。
「はっ、はい……」
 美由紀は、自らの手で柔尻を押し開きかれた有紗のアヌスにプラグを宛がった。
「ひっ!!」
 有紗は、その冷たい感触に驚き目を開いた。その視線の先で、雄一がニヤリと笑った。
「嫌なら、大声を出してもいいんだぜ! でも、お前たちが不利になるだけだ。俺たちは、何も手出ししてないんだからな。ヘヘへ……」
 雄一は、両手を上げ天井に着け、二人に覆い被さるように見下ろしていた。
「そうよ。手を出してるのは美由紀だしな。お前たちのレズ行為が、乗客のみんなに知られるだけさ。それでも良かったら、悲鳴でも何でも上げな!」
 康次も、両手を胸の前で組んでいる。今、乗客に見つかったら、有紗と美由紀の変態行為としか見えないだろう。有紗は、悔しさに唇を強く噛んだ。

 アヌスプラグに、美由紀の力が加えられる。丸く加工された先端が、皺の刻まれた菊座を押し広げていく。
「いやあっ! ううっ……」
 小さなくぐもった声が、有紗の唇から漏れる。有紗は、尻の穴に異物を入れられるおぞましさに背を仰け反らした。喉を伸ばした視線の先には、有紗を見下ろす雄一のにやけた顔がある。
「声を上げていいんだぜ。乗客のみんなに教えてやれよ、今何をされてるかを……」
 有紗は、恥辱に耐え首を横に振り羞恥に耐える。いつもとは違う、排出と逆の感触がお尻をムズムズと擽る。
「うっ、ううっ……」
 異物がお尻の中に押し込まれていく。有紗は、眉を苦しげに歪ませ唇を噛んだ。

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