薔薇の香り
横尾茂明:作

■ 6

「さー少しずつ入れてくから、力を抜くんだぞ」

オジサンが亀頭を僕の肛門に当て、しばらく肛門周囲をなで回していた。
そして体の姿勢をきめると、亀頭先はピタッと肛門に狙いを付けた。

「息を吐け、そして力を抜くんだぞ」

あぁぁぁ何かが肛門を開いていく。
あぁぁ気持ちが悪い。

「うぅぅぅぅ…フーッ」

(あぁぁ入ってくるよー、力を抜かなくっちゃ、フーッ)
(あぁぁ大きい…おおきいよー)
(あっ、ぁぁぁ痛い…グゥェー)

「オジサン…痛いよー」
「イターイ」

僕は上に逃げようと藻掻くがオジサンの太い手でガッチリと肩を押さえられていた。

「もうちょっとだ、我慢しろ! 力を抜けったらー」

「で…でも…切れちゃうよー」

あまりの痛みにオシッコを少し洩らしてしまった。
それが良かったのか亀頭は一気に腸内に滑り込んだ。

「フーッ、全部入ったぜ」
「さーゆっくり動かすから力を抜いているんだぞ坊や」

僕は足を大きく開いて力を抜いた、オジサンはそれに合わすように身を起こし膝で立った。

ペニスがゆっくりと抜き出されていく…まるでウンコが出るときのような感覚。
そしてすぐに差し込まれる…何か串刺しの刑の感覚。

オジサンは僕の両の足首を掴み大きく広げる。
何か凄く恥ずかしい形。

僕のペニスが揺れている…まるでオモチャの用に形ばかりの可愛い僕のペニス。
オジサンの腰使いがどんどん大きく激しくなってきた。

亀頭の位置が知覚出来…先ほど感じた気持ちのいい部所を擦られている。
お尻の穴がどんどん濡れていく感じ…僕の体液だろうか…。

痛みは次第に薄らいでいく…こんなに激しくされてるのに…。

そしてかわりに先ほどのドライな快感が腰奥にフツフツと煮え始める。
(あぁぁ…こんなコトされて僕は逝くんだ)

そう思った刹那、オジサンが僕の上にのし掛かり、キスをしてきた。
僕はそれを夢中で受ける、そしてオジサンニしがみつく。

「お前…痛くないのか…不思議なヤツ」
「あぁぁ……俺…もういくぜ…いかん、お前の尻穴は締まりがよすぎるぜ」

「あぁぁぁ…いかん、俺としたことが何たる無様…」

「オジサン待って、僕も逝きそうなの…もう少し待って…もう少しこのまま」

「ダメだ…もうもたん…いかん…あぁぁぁ……」
「あっ、あぁぁ気持ちエエー」

オジサンは体を突っ張り、目を強く瞑って僕の腸の際奥で爆ぜた。
ガクガクと体を震わせて逝くオジサンの姿は僕には愛おしく映った。

深い溜息を付きながら僕を力強く抱擁するおじさん、僕は何故かオジサンの胸に顔を埋めて泣いていた。

もうオジサンから離れられないとこの時思った。
ずーっと一緒に居たいと強く感じた。

オジサンがゆっくり身を起こし、再び膝で立った。
そして大きく広げた僕の足を真上で閉じ、足の指を口に入れた。

「可愛いやつ、もう離さんからな」
「もうお前は俺のオトコ」

オジサンはひとしきり僕の足指を舐めてから片手で両足を持ち、右手を尻に当てペニスを抜き出していく。

そして再び足を開かれ肛門から漏れ出る精液を優しくタオルで拭いてくれた。

僕は起きあがりオジサンの膝に乗ってキスを求めた、オジサンは優しく涙を指で拭い。
「可愛いな…おまえ、オトコのくせに」といって口を吸ってくれた。

僕は…思い切り甘えるようにオジサンの胸に顔を埋めて泣いた。

僕を愛してくれる人に巡り会った…。
だから…これからはオジサンの女として生きていくの…。

終わり……。

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