ボヘミアの深い森
横尾茂明:作

■ ボヘミアン10

「おぉぉぉゎゎ…ゎゎ…」
「うっ、うっぅぅぅ……クーッ……」

男は目を瞑って仰け反りながら奇声を上げた。

「カーッ…気持がエエーッ………………」
男は言いながら強く抱きしめてきた。

動きが少しずつ緩慢になっていき、すぐに静寂が訪れる。

男は黙ったまま少女を抱きしめ、時折震えるように身悶えている。

やがて男は目を開け…
「気持ちよかったぞ」っとボソッと言って少女を持ち上げ長大なペニスを抜いていく。

抜き出ると同時に真っ赤に染まった精液が少女の性器から溢れ、ズボンに大量に零れた。

「あ、しまった!」
「こりゃマズイ…な…」

男は言いながら少女を助手席に放り投げ、己の股間を赤く染めるドロドロの泥濘に見つめた…。

「たしか…換えズボンがあったはず」
男は全く何もなかった顔で座席後方のカーテンを開け、モゾモゾと何かを探し始める。

少女は激痛に息も継げず背中を丸めて肩を泳がせていた。
涙が止めどもなく溢れてくる…恐怖と痛みに精神が崩壊しそうな気がした。


男はズボンを脱ぎ、股間を拭きながら少女を注視する。

少女は素っ裸で体を震わせ、股間を押さえて泣いていた。
その姿は男にとって宝物の構図に見えた。

「痛いのか?」
「ほら…拭いてやるからこっちに来て脚を開け」

少女は男の命令に逆らうのが怖かった、尻で泳いで男の横に座り泣き声を殺した。

「ほら! こっちを向いて脚を開いかんか」

男は言うと少女の左足首を持ち、無造作に開き少女の体を押し倒す、少女はドアに頭を打ち付け悲鳴を上げた。

赤い精液を垂れ流し性器を震えさせる少女…。
男は汚れたタオルで一拭いする…。

「ほら…力んでみろ」

言われて少女は可愛く力む、膣からゴボっと赤い液が溢れた。

陽に照らされた少女の股間…それに続く真っ白な太腿、形の良い乳房。
まるで大人のようなグラマラスな肢体に…余りにも可愛い童顔。
このアンバランスがいやが上にも男のペドフィルを刺激していく。

男は少女の股間を拭き、陰唇を開いて中身を露わに剥いた。

「……………」

果肉は淡いピンクに濡れ、クリが際立った印象の性器。
これほど綺麗な性器は男には初めての経験だった。

男は手放せないと思った、これほどの女体はもう二度と手に入らないと感じたからだ。

(デッケンドルフはすぐそこ…そこで降ろす?…)

手の届くところに白い女体の小児が脚を開いて生殖器を見せて怯えている。

(これを手放せというのか…馬鹿な)

(しかし…あのババアは俺のことを全部知っている)
(あの少年のことも今はバレずにいるがチェコ警察がいまだに動いていることはトラック仲間の話題にのぼっている)

(どうしたものか…)

男の胸に早鐘が鳴り響いている…保身と性癖…男は目を瞑って迷う。

男は20年陸送をしていた、国境越えの長距離陸送は金は良かったが眠たくなるほどの退屈感にへきへきしていた。

少女さえ従順に俺に従えば…俺の女としていつも助手席においておける。
そして好きなとき裸に剥いて突っ込む…。

ここまで思ったときけたたましいクラクションに男は我に返った。

その時…男は決心した。

(離しゃしねー、この子は俺のもんだ…)

男は体を屈め少女の股間を舐めた。
口中に血の味が広がっていく。

「さー、服を着ろ…もう行くぞ」
ウインドを開け唾を吐き捨て、男はズボンに脚を通した…。

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