千佳
木漏れ日:作

■ 16

「俺、恥ずかしい…。」
「なんで?あたしのあそこ見て興奮したんでしょ。嬉しい…。」
「ほんとに軽蔑しない?」
「するわけないでしょ…。」
「安心した…俺、嫌われたと思った…。」

奈美は返事をする代わりに翔を抱きしめた。
そして、
「2階に戻ろ…。」
と言った。
2階に戻りベットの上に上がる。
奈美はもう一度キスした。

翔のチ〇チ〇にそっと触った。
ゆっくり上下に動かした。
「気持ちいい?」
「うん…。」
「出そうになったら言って…。」
翔は黙って頷いた。

「もう一回見たい…。」
「あたしの?」
「うん!」
翔が仰向けになり、翔の顔の上に奈美が跨る。
69の形だ。
「見える?」

「うん!」
奈美はチ〇チ〇を扱いた。
翔も奈美の小さな突起に舌で刺激を加えた。
「翔、いい!それ!」
奈美は乱れた声でそう言う。
しかも扱くスピードを速めた。

「出ちゃうよ!」
翔が叫んだ。
奈美はとっさにチ〇チ〇を咥えた。
ビクビクを収縮が繰り替えされる。
「ゴホっゴホ…。」
奈美は咳き込みティッシュに吐き出した。

「変な味ね…。」
「ごめんよ…。」
「いいよ…気持ち良かった?」
「うん…奈美は?」
「良かったけど…。」
「まだ足りない?」

「うん!」
翔は奈美を仰向けにする。
そして小さな突起に舌で攻撃した。
「あーっいい!」
奈美は太腿で翔の顔を挟む。
「駄目…。」

そう言い奈美は体から力が抜ける。
「はぁはぁはぁ……。」
「気持ちいい?」
「うん…。」
奈美はやっとそう答える。
そして微笑んだ。

何となく恥ずかしかった。
「俺、そろそろ帰る…。」
「そう?」
「うん…。」
「じゃシャワー浴びよ?」
「うん…。」

二人でシャワーを済ませて服を着た。
奈美はメモに携帯の番号とメルアドを書いて渡した。
「翔のも教えて…。」
「うん…。」
翔は奈美の携帯に送信する。
「元気でな…。」

「翔も!」
「うん…。」
二人はもう一度キスをした。
……と言う訳なの」
奈美の話しが終わって私はため息をついた。
「あ〜あ奈美いいなぁ…。」

「えへへ…。」
私は急に奈美が遠い存在に思えた。
ところがそんな私にもチャンスが来た。
私は小さい頃親を失くしたせいか同年代の男の子にはまるで興味がない。
夏休みも終わりに近づいたある日。

その日。
夏の雨が激しく降っていた。
祖母に頼まれ私は駅まで行った帰り傘で視界を遮られ避けきれず車にはねられた。
その時右手と右足を骨折した。
私はすぐに救急車で病院に送られた。

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