千佳
木漏れ日:作
■ 30
学校に着いた。
皆と挨拶し授業が始まった。
隣の席の男の子の方をチラリと見る。
授業に集中しているようだ。
前を見たまま、そっとスカートの中に手を入れる。
気持ちが高ぶる。
ドキドキしてきた。
指が恥ずかしい所に触れた。
少しだけ上下に動かした。
(気持ちいい…。)
動かすスピードを少しだけ速めた。
指先がヌルヌルしてきた。
(もうすぐ……。)
そう思った。
そのとき、
「泰子さん、答えて!」
「はい…。」
手を抜いて立ちあがる。
質問に答える。
「はい、座っていいわ…。」
「ハイ…。」
(あぶなかった……。)
そう思った。
授業が終わった。
2時間目はプール。
急いで着替える。
スカートを脱がずに水着に足を通す。
上を脱ぎ水着に腕を通した。
股の部分を見る。
染みてはいない。
準備体操が済んで水に入る。
気のせいか下腹がモヤモヤしていた。
直す振りをして水着を下に引っ張る。
股の部分の布に少し隙間が出来た。
指を入れる。
アソコに触れた。
ヌルヌルしていた。
小さな突起を擦る。
声が出そうになった。
慌てて指を離した。
授業が始まった。
どうしても意識がアソコに行ってしまう。
誰かの手が胸にぶつかった。
気持ち良かった。
体全体が敏感になっているようだ。
授業が終わった。
着替えを済ませてトイレに行った。
股間に触るとヌルヌルしていた。
おしっこをしたあとアソコを拭いた。
「あ…。」
気持ち良かった。
もう少し触っていたい。
しかし時間がない。
授業に向かう。
初めは授業に集中していた。
しかしつい触ってしまう。
(やめなきゃ…。)
そう思うが誘惑に勝てない。
また触る。
その繰り返しだった。
昼。
食事をしてまたトイレに行く。
トイレは混んでいた。
やっと順番が来た。
おしっこの時思った。
(全部脱いじゃおう…。)
早速実行した。
ハダカになった。
戸の外では女の子の話声がしていた。
用を足した。
頭が真っ白になった。
急に怖くなった。
(やめよう…。)
そう思う。
しかし手はアソコに触れていた。
「う…。」
声が出てしまった。
気持ち良かった。
「何か声しない?」
そう言う声がした。
ドキドキした。
あそこを強く揉んだ。
体から力が抜けしゃがみそうになる。
急いで服を着てトイレを流し外に出る。
「なんだぁ泰子ちゃんだったの?」
そう言ったのは同じクラスの女の子。
「なにが?」
「だって今変な声がしたから……。」
「そう?」
「うん…。」
ごまかしたつもりだった。
「泰子ちゃん、汗すごい……。」
その子が私を見る。
「今日、暑くない?」
私が言うと、
「暑くないけど?」
チャイムが鳴った。
私は教室に戻った。
授業が始まった。
汗が冷たい。
全身が寒かった。
でも我慢した。
下校時間。
急いで家に帰った。
(着替えたい…。)
そう思った。
家には誰も居なかった。
ハダカになった。
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