千佳
木漏れ日:作

■ 43

女の人がスカートを上に上げた。
ファっと甘い香りがする。
綺麗なマ〇コが現れた。
毛はない。
「降ろしていいよ…。」
「失礼します…。」

淑やかに一礼すると去って行った。
「ここの方は皆穿いてないのですか?」
「そうだよ…。」
「叔父様の命令で?」
「違う…。」
「じゃなぜ?」

「趣味だよ皆の…。」
「露出の?」
「そうだ…。」
「そうですか…。」
「そろそろ出かけよう…。」
「どこへ?」

「お腹空いたろ?」
「はい…。」
叔父様は立ち上がった。
先程の女性に声を掛ける。
エレベーターで一階に降りる。
玄関に車が待っている。

私達3人が乗ると静かに走り出した。
一時間程走った。
白い建物が見えてきた。
その前で車を降りる。
小さなレストランだった。
中に入ると椅子席が8あった。

「いらっしゃいませ…。」
女の人が出迎えてくれた。
ミニスカートに可愛いエプロンをしていた。
メッシュのストッキング。
私達3人は窓際の席に案内された。
いいお店だ。

叔父様が注文する。
「学校はどう?」
「驚いています…。」
「今の子もさっきの子も先輩だよ」
「じゃ今の人ノーパン?」
「来たら聞くといい…。」

10分後、料理が運ばれてきた。
「以上でお揃いですか?」
「ああ揃ってるね…。」
「あの?」
「はい、なんでしょうか?」
「変な事聞きますけど…。」

「いいえ構いませんよ…。」
「あのう下着着けてます?」
「いいえ…確かめてみます?」
「イヤじゃなければ…。」
「イヤじゃありません…。」
「まくっていいですか?」

「どうぞ…。」
私はスカートを上げる。
綺麗なマ〇コだった。
やっぱり毛は無い。
「ごめんなさい…。」
「いいえ…。」

女の人は立ち去った。
「叔父様…。」
「ん?」
「危険ではありませんか?」
「何が?」
「ノーパンの事です…。」

「ああ、その事か…。」
「ええ…。」
「ここもだが資格のない者は入れない仕組みになっているんだ…。」
「どうやって見分けるんですか?」
「ここでは言えない…。」

「そうですか…。」
「だから身元の確かな会員だけなのだ。
これからある所に案内するよ…。」
私達は食事を終えて車に戻った。
次に着いたのは大きな病院だった。
だが入り口はピタリと閉ざされていた。

叔父様が言った。
「ここは私も入れない係りに案内させよう…。」
叔父様は携帯で何か話していた。
終わると、
「私は帰るが終わったら電話しなさい係りの者が掛けてくれるから…。」

私と志穂は車を降りた。
間もなく扉が開いた。
女の人が声を掛けてきた。
「千佳さんと志穂さんね…。」
「はい…。」
「こちらへ…。」

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