奴隷少女 亜里沙
工藤琥珀:作

■ 2

 いきなり、背後から声が聞こえ、幸太は慌てて振り返った。すると、そこには幸太たち一年A組のクラス担任である斉藤まどかが立っていて、肩までかかる長い髪からはシャンプーとリンスとコンディショナーが混ざった何とも言えない馨しい香りが漂ってきていた。

 彼女は教師一年生で、ファッションモデルのようにかっこよく、告白された回数は誰にも負けなかった。教師という表の顔を持つ反面、SM倶楽部では女王様として活躍している。根っからのサディストで、男女問わず、美少女と美少年を苛めることに生きがいを感じているのである。

「でも……」

 幸太は躊躇している様子で、金縛りにでもあったかのようにその身体は固まってしまっていた。

「据え膳食わねば男の恥よ。それに、君のジュニアはもう準備OKね。男の身体って、いつ見ても楽しいわよね」

 まどかは幸太の股間を指差し、くすっと笑った。美人教師が指摘した通り、幸太のペニスは膨れ上がり、テントを張っていたのだ。

「亜里沙、私と幸太君のどっちが好き?」

 まどかはズボン越しに幸太のペニスを撫でるように触りながら、亜里沙に訊ねた。

「お二人とも大好きです。お二人は、私のご主人様と女王様です。どうか、亜里沙の身体で遊んでください。心も身体も、お二人のものです。私のあそこもお二人に弄ってほしくて、涙を流しながら興奮しています」

 亜里沙は髪を振り乱しながら二人を誘った。

「大人の遊びに邪魔なものは脱いじゃおうね、幸太君」

 まどかは幸太の唇に自分のそれを重ね、彼が穿いている制服のズボンのベルトを緩めて一気にずり下げた。

「幸太様って、ブリーフ派なんだ。私、白ブリーフ、大好きなんです」

 亜里沙が感嘆の声を漏らした通り、幸太はシンプルな白ブリーフを穿いていた。白い布が破れてしまいそうなほどペニスはそそり立ち、先走りの液で濡れていたのだ。

「やる気満々ね、幸太君」

 服を脱ぎながらまどかが言い、亜里沙は幸太とまどかを交互に見つめていた。

 まどかが大事な部分を覆っているピンク色の薄い布をゆっくりと下ろし、彼女は生まれたままの姿になった。

「亜里沙、いっぱい苛めてあげるからね」

「はい、先生。お願いします」

「幸太君も、早く服を脱ぎなさい。それとも、パンツの割れ目からチ○ポを出して、亜里沙を犯すのかな」

 まどかは歯を出して笑いながら、亜里沙に近づいていった。

「幸太様も早く来てください。貴方のそそり立つオチ○チンが見たいです」

 その言葉を聴いた途端、男の欲望を抑えていた理性という名の糸が音を立てて切れた。

 幸太は服を脱ぎ捨て、白ブリーフに手をかけた。そして、それを引き下ろしたその瞬間、熱く漲っている少年のペニスが飛び出してきてぷるんと震え、先走りの液が飛び散った。

「大きくて、すごい。亜里沙、感動しちゃいました」

「体格に似合わず、結構立派だね。かわいい顔して、遊んでるんでしょ」

 亜里沙とまどかの声が重なり、トイレの壁に反響していた。

 勢い勇んで全裸になったものの幸太は恥ずかしくなり、慌てて前を隠した。

「何で隠しちゃうの。大きくて、かわいいのに」

 まどかは口を尖らせて抗議したが、幸太にはその声は届いてはいなかった。

「僕、ずっと滝沢さんのことが好きでした。実は、僕、滝沢さんとこういうことをしたかったんです」

 前を隠したまま幸太は自分の思いを亜里沙に告げ、変態マゾ少女に近づいていった。

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