光梨の奇妙な日常
煙突掃除屋さん:作
■ AM7:15 朝食2
「あれ?これ……」
今朝のココアは少し甘味が薄い。綾乃が藤森家に来てから数ヶ月、こんな事は初めてだ。
「星歌さん。綾乃ちゃんは今日はお休みなの?」
「ああ、綾乃ちゃんならココにいるよ」
厨房の星歌に話しかけた光梨の問いに駿介が答えた。駿介が指差しているのは自分の膝……そういえばさっき無造作に置いたはずの新聞がいつの間にかきちんと折り畳まれて隣の空いている椅子の上に置いてある。
「加奈ちゃんが学校に遅れてはいけないからね。綾乃ちゃんに続きをお願いしたんだ」
駿介がテーブルクロスを持ち上げると、駿介の両足の間にセミロングの黒髪が揺れるのが見えた。
「……ン……ン……」
駿介の膝の間にスッポリと身体を収めた綾乃の口には駿介の怒張が深々と突き刺さっている。綾乃の口が小さいのか、駿介の物が巨大すぎるのか、綾乃の唇は張り裂けんばかりに押し広げられて白濁した泡でドロドロになっていた。駿介は再びテーブルクロスを元に戻すと光梨に向かってウインクする。
「こういうことだよ」
「ごめんなさい、光梨さん。綾乃ちゃんがお仕事だったから今日のは私が淹れさせて頂きました」」
駿介の食器を片付けに来た星歌が綾乃を見下ろして微笑む。
少々呆気に取られた光梨はつまらなそうな顔をして駿介を睨みつけた。駿介は相変わらず屈託の無い顔で笑っている。
「駿ちゃんこそ遅刻しちゃうよ!4月から来た新しい課長さん煩い人なんでしょ?!」
光梨はサラダボウルのレタスをフォークで突き刺して口に運びながら駿介に吐き捨てるように言った。駿介が自分ではなく綾乃に処理を頼んだ事がよほど悔しいらしい。
「そうだな……そろそろ時間だ……出勤するとしようかな」
駿介は笑顔を浮かべたままテーブルクロスの下の綾乃の頭に手をやった。そのまま綾乃の頭を前後に激しく揺さぶる。
「ンッッ!ンブッ!!ンッ!」
いきなり激しくペニスを突きたてられた綾乃のうめきがテーブルの上の光梨や加奈の耳にも届く。ジュブジュブと激しい音を立てる綾乃のフェラを受けながら駿介が光梨に声をかける。
「そんなにつまらなそうな顔するなよ。仕事から帰ったら相手してやるから」
「今日は部活で遅くなるもん」
ツンと目線を逸らしたまま光梨がそれに応える。
「どんなに遅くても待っててやるよ」
「……ほんと?」
「本当だよ」
「じゃあ絶対待っててよね!先に寝たりしちゃダメだよ?」
光梨の顔に笑顔が戻る。
「分かってるよ。たっぷり可愛がってやるから覚悟しとけよ……ぅ……」
駿介が小さなうめきを洩らして手の動きを緩やかにする。
「……ゲホッ…ケホッケホッ……」
綾乃の咳き込む声が聞こえる。朝一番に加奈に刺激されて溜まっていた精液を一気に喉の奥に吐き出されたのだ。綾乃は咳き込みながら駿介のペニスについた白濁を舐め取っていた。床の上にこぼれてしまった分は後で舐め取ることになるだろう。
「綾乃ちゃん、ありがとうね。後はちゃんと始末しておくんだよ」
駿介はペニスを仕舞ってファスナーを上げた。
「はい。畏まりました」
テーブルの下から這い出てきた綾乃は紅潮した顔で深々と頭を下げた。口の周りには飲みきれなかった白濁液がこびりついている。それに気付いた加奈が綾乃の口に小さな舌を近づけて綺麗に舐め取る。
「ん……ありがとうございます。加奈お嬢様」
「今度は加奈ちゃんが飲んでくれなきゃダメだぞ」
「はぁい。頑張るね」
加奈は舐め取った駿介の味を口の中で反芻しながら、部屋を出て行く駿介の後をついて玄関へと走っていった。
「さぁて!私もそろそろ用意しようかな」
床に垂れた白濁液を腹這いで舐める綾乃を置いて光梨は自分の部屋へと向かった。
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別