百花繚乱
百合ひろし:作

■ 閑話休題2

百合「かえでと香は放って置いて先に進みます。かえでについては三期生で説明しましょう。では一期生、亜希子と洋子です」
山崎亜希子(以下:亜希子)「やっと出番ね」
佐藤洋子(以下:洋子)「ヨロシク」
栄子「私……は?」
百合「エーコさんについても説明しますよ」
生徒会長「どんな感じだったのかな〜(ニコニコ)」
百合「亜希子達に基本的にあった設定(?)は、地下レスリング、下着姿、悪役にやられる、の三つだけだよ」
亜希子、洋子「え?」
百合「え、じゃなくてさ」
亜希子「私達が下着姿だったの?」
百合「そ。それで、『亜希子、佐藤コンビ』が悪役と闘うわけ。怪獣の名前をリングネームにした悪役とね」
洋子「!」
亜希子「どうしたの?」
洋子「じゃあ―――、あたしが《初めて下着姿で闘った》って設定は―――」
百合「そう。名残だよ」
洋子「…………」
亜希子(ガックリして)「そうだったんだ……」
百合「それで、悪役には毎回ボコられて場外大の字パターン」
亜希子「ちょっと! 善玉は逆転するんじゃないの?」
洋子「そうだよ。相手は『悪役』なんでしょ?」
百合「んな訳ねーだろ(笑)。体格差考えなよ」

キュキュッ……(ボードに書く)
亜希子 155cm49kg
佐藤 152cm50kg
悪役平均 165cm70kg
※ 当時の頭の中の設定

百合「美里より小さかった当時の君達がどうやって勝つのさ。毎回負けでも良かったけど主役補正で勝ちと引き分け各2割、負け6割。これでも良すぎ」
亜希子「散々な扱い……」
百合「ガチの土台はこの時からあった、って事」
栄子「私の話がまだね。それに小説内には空中戦は私達の世代ではあったけど今は殆ど無いって描写だったけどそれを考えていた当時はどうだったの?」
百合「いい質(ry。エーコさんについては四期生で話すよ」
香「私の同期?」
百合「まあね。正確にいうと香は四期途中から五期だけどね」
香「まあいいわ」
百合「で、空中戦は普通にあったよ」
亜希子「じゃあきっと私達が勝った時は華麗に決めたんだね、洋子」
洋子「うん、ムーンサルトでトドメとか」
百合「君達の攻撃は読まれて自爆したり、受け止められたりして(ニヤニヤ)、ボコスコだよ」
香(ドクン)
良「ヘェー。じゃ、亜湖とさくらの原形は出来てたんだ」
百合「下着姿で場外大の字はね。痙攣は無いけど」
亜希子、洋子「〜〜〜〜!!!!」
生徒会長「ふふっ。やらしいね」
百合「丸紫でも亜希子や洋子世代では普通に空中戦をやっていたという設定はこの時からの名残り。まあ体格が平均的に小柄だし」
栄子「わかったわ」
百合「ま、そんな感じ。で、小説化するにあたって少し身長を足して多少大きくして、服を着せました」
関東「身長は兎も角、服なんて無しで下着のままの方が良かったんじゃね?」
亜希子「ちょっと!」
百合「ラッキーだったね、亜希子と洋子は。服を着せたのは、亜湖やさくらとの差別化の為だよ。みんな下着だと亜湖とさくらが引き立たないし、第1話の重みがまったく無くなるからね」
洋子「兎に角良かった。小説内で下着じゃなくて(胸を撫で下ろす)。一試合限定で済んで」
亜希子「そうだね(にっこり)」

佐々岡ひかり(以下:社長)「わたくしからも質問があります」
百合「どうぞ」
社長「その妄想と言えばいいのかしら? その時からネット配信やったり賭けがあったとか、そういうのを考えていたんですか?」
百合「ネットでは無かったね、ミニFMだった。賭けはヤクザが仕切ってたような。はっきりは覚えてないなあ」
社長「つまり、実況はあった―――と」
百合「ありましたよ。その設定は結構生きてます」
社長「どんな感じかしら」
百合「レスラーに攻撃を受けるからヘルメット着用、とかね。ただ、小説にする時亜希子を実況にしたけど、ヘルメットは常時着用ではなく身の危険を感じたら着用―――に変えたけど」
社長「他には?」
百合「実は実況も下だけ下着姿、つまりパンモロだったわけ」
亜希子「その設定で来なくて助かった……」
百合「上は体操服―――でね」
亜希子「だから名残で私が体操服とブルマ姿のコスプレを?」
百合「鋭いね」
亜希子、洋子「解るよ!」
百合「それで、『百花繚乱』では一期生で実況の亜希子、ってしたわけですね。因みに山崎の名字はその実況の人から取りました。合わせて山崎亜希子になったんだよ」
亜希子「そうだったんだ……」

生徒会長「一期生から目茶苦茶だったんだね」
百合「まあそんな感じで時は流れて二期生に入ります」

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