母はアイドル
木暮香瑠:作

■ 奪われる初めて2

 新学期が始まり、放課後のバンドの練習を終えた耕平が帰ってくる時間が迫っている。まさみは、先生と耕平が帰る時には家にいる事を自分に科していた。仕事の無い時は、絶対二人をお迎えする。それが主婦になった自分の責務だと決めていた。
(帰らなくちゃ……、早く帰らなくちゃ……)
「俺を逝かすまで帰さないぜ。それにしても気持ち言いマ○コだな。こんなに相性のいいマ○コ、今までお目にかかったこと無いぜ、ふふふ……」
 龍一は、まさみの肉壁の隅々まで味わうようにゆっくりと怒張を抜き差しする。
「あうっ、ああ、あうう……」
 まさみの唇からくぐもった声が漏れる。
「お前に中に入ってるのは誰のものだ? さあ、言え!」
「ううっ、龍一さんのです」
 まさみは、龍一の策略に屈し龍一の名前を口にした。
「どこに何がはいってるか言うんだ」
「隆一さんのが、わたしの中に……入ってます」
「何がだ? はっきり言え! もっと卑猥な言葉で言え!!」
 怒張のカリで、グリグリと膣壁を擦り上げる。ビリビリと痺れが、まさみの下腹部を侵食していく。
「ち、オチ○チンが……」
「チ○チン? もっとすけべな言葉があるだろ!」
「龍一さんのオチ○ポが……、まさみの中に……」
「まさみじゃないだろ。おまえは星野奈緒だ。最初からはっきり言え! さあ、言うんだ」
 龍一は目の前の肉球を握り潰し、強い口調で命令する。胸の痛みは膣から広がる痺れと絡み合って、まさみの思考を麻痺させる。
「さあ、言え! 言うんだ!!」
(帰らなくちゃ……、耕平君が帰ってくる……)
 まさみはこの場を早く逃れなくちゃと願うが、広がる官能が意識を朦朧とさせる。
「りゅ、隆一さんのオチ○ポが、奈緒のオマ○コの中に、入ってます。奈緒は、隆一さんとセックスしています」
 まさみは、龍一の意のまま卑猥な台詞を口にする。
「上品ぶって『お』なんか付けるんじゃねえ。淫乱マ○コのくせに」
「はっ、はい……、龍一さんの……チ○ポが奈緒の、あうっ、うう……、マ○コに……入って……ます。ううっ!」
(堕としてやる。お前を地獄の底まで堕としてやる。セックス漬けにして、性の虜にしてやる。俺だけのマ○コ奴隷に……)
 龍一は、まさみが自分の命令に屈したことに気をよくして腰を激しく動かした。
「さあ、もう一度言うんだ! 誰の何が、どうなってる? 」
「ううっ、龍一さんのチ○ポが、奈緒のマ○コ……を掻き回しています」
「グチャグチャ云ってるのは、何の音だ?」
「奈緒のマ○コの……愛液です。愛液が、龍一さんのチ○ポで……掻き回されてる音です。ううう……」
 龍一は、何度も何度も自分の名前を呼ばせた。

「気持ち良いんだろ。誰が気持ちよくしてやってるんだ!」
 バコン、バコンと力強い突きがまさみの恥丘に撃ち付けられる。
(ううっ、だめっ……、何も考えられなくなっちゃう……。先生、助けて……)
「りゅっ、龍一さんです……」
「俺の何が気持ちよくさせてんだ。どこが気持ちいいんだ。はっきり言うんだ!」
 命令を下すと共に龍一は、腰をグリグリと捻りまさみを追い詰めていく。
「ううっ、龍一さんです。龍一さんのチ○ポが……奈緒を、奈緒のマ○コを気持ち良くさせてくれてますぅっ!!」
 悔しくて、まさみの眼に涙が溢れる。しかしまさみは、龍一に突き上げられ官能の渦に翻弄させられる。悔し涙さえ吹き飛ぶほどに、激しく顔を振る。
「どうだ? どうだ、気持ち良いんだろ? 俺のチ○ポで気持ちよくなってるんだろ? マ○コから嬉し涙が、涎が溢れてるぞ」
 龍一は、腰を激しく送りながら言葉で責め捲くる。
「ああ、あん……。隆一さんのチ○ポ、いっ、い……、いやあ……」
 まさみは頭の中が白濁し、先生の顔を思い浮かべることさえ忘れてしまう。

 グチュッ、グチュッ、グチュッ……。

 溢れる愛液を迸らせながら怒張が、柔肉の淫裂を出入りする。まさみが登りつめる寸前で腰の動きをゆっくりにし、そしてまた責め立てる。
「あんっ、龍一さんの、うっ、チ○ポが……」
 強弱をつけながら、何度も何度もエクスタシーの入口を見せながら龍一の名前を呼ばせた。
「さあ、逝け。逝くんだ、俺のチ○ポで逝くんだ」
 グリグリと激しく押し込まれる怒張に膣壁が擦られ、まさみは何も考えられなくなる。
「あんっ、龍一さんの……、あっ、あン、ああ……龍一さん、龍一さんのが……」
 まさみはうわ言のように龍一の名を叫んだ。
「さあ逝け。俺のチ○ポで逝け!!」
 龍一の腰の動きはいっそう速くなる。
「だ、だめえ、そんなに激しくされたら……、あっ、あん、龍一さんのチ○ポで……、ううっ、まさみ逝っちゃうぅっ……」
 激しく突き上げられ、龍一の名前を呼ばされ、まさみは先生の顔を思い浮かべることさえままならない。
「ああっ、ああん、やっ、やめて、龍一さん……。うっ、はっ、はうっ! は、激しすぎる……」
 まさみは、シーツを掴む手に力が籠もり、頭を仰け反らせる。
「逝け! 逝くんだ! そら、逝けえ!!」
 龍一は、怒張をまさみの奥深くに打ち付け、叫んだ。亀頭が子宮の入口を打ちつける。そして、ズンズンと太くなる棹が、膣孔を押し広げた。まるで、子宮口までをも押し開くように……。
「あん、ああん、あうっ……。だめっ、りゅっ、龍一さん! あああっ、あんっ……」
 激しく渦巻く官能に押され、まさみの喘ぎ声がいっそう高くなる。
「うおおおおぉぉぉ……!!」
 龍一は、雄叫びを上げながら白濁液をまさみの奥深くに放った。
「いっ、いい。あん、逝く、逝く、逝っちゃう。あ、あハンっ、龍一さん。あん、ああん、い、逝くう……。ううううう……」
 まさみは、子宮に打ち付けられた白濁液よりも頭の中を白く飛ばし、龍一の名を呼び絶頂に達したことを告げた。

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