電車での淫夢
林檎飴:作
■ 8
「ん…………?」
目が覚めるとあの工場だった。
たいして時間はたっていないようだ。
未来は先ほどの格好のまま、気絶していたのだ。
「やぁ……恥ずかしい……」
未来は改めて真っ赤になる。
(そうだ……あたし……西谷くんと……しかも中に出されたんだ!)
レイプ……とはいえなかった。
未来もその行為を求め、悦んでいたのだから。
「未来ちゃん……」
見ると目の前に蓮が居た。
「西谷……くん…………」
未来は真っ赤になる。
「みないで……」
「水くさいな……さっきあんな事をした仲だろ?」
あのときの光景がよみがえってくる。
「っっ……」
「それはそうと、よく撮れてると思わないかい?」
蓮はそう言って写真を見せた。
「やぁぁん……それ……」
それは未来の眠った間に撮られた写真だった。
ハッキリと未来の寝顔が映り、乳首はまだうっすらと立っているし、オ○ンコからは蓮の精液がたれ流れていた。
「これをクラスメートの下駄箱の中に入れたら……」
「やめて……! お願い……」
未来は泣き出した。
「それが人にものを頼む態度か? お願いします、蓮様、だろ。」
「お願い……します……。蓮……様……うぅ……」
「俺の奴隷になるか?」
蓮が問うた。
「はい……未来は……未来は一生蓮様の奴隷です……」
未来はそうして契約を結んだ。
電車での短い時間の淫夢……
それが未来の人生を完全に狂わせてしまった…………。
完
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