青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 堕落3

 敏夫が洗い終わる頃、ようやく由紀は苦しみから開放されたのか、子供のように泣き始めた。
「うるせーな!」
敏夫は手に持つシャワーの温度を上げ、由紀の顔に吹きつけた。

「ヒー」
由紀は熱さを逃れるため、風呂中を転がり逃げ惑った。由紀は、
「敏夫君、敏夫君…、もー許して、堪忍してー」
とタイルに頭を擦り付けて許しを乞うた。

「分かったなー、今度吐き出しゃがったらぶっ殺すぞ!」
と言いながら、由紀を起こしウンコ座りにさせ、耳元で小便をしろ! と言った。

由紀はうつむいてイヤイヤをした。敏夫は由紀の顎を押し上げ由紀の目の中を覗き込んだ。

敏夫の掌が由紀の頬を打擲した。由紀はメソメソ泣いた。敏夫は手を振り上げる仕草をした。

 由紀はうつむいて手を頭にかざした。そしてワンワンと泣き出した…。それは幼子が母に打擲され許しを請う情景の様だった。

 敏夫はペニスをいきり立たせた。年上の教師を臆面もなくウンコ座りにさせ、小便を強要し嫌がり泣きながら許しを請う女の姿は脳を痺れさせた。

 敏夫は由紀の横に胡座をかき、由紀の尻から手を差し入れ肛門と尿口を弄りながら、
「早くせんか!」
と虐めた。

 由紀はこぶしを目の下に当てイヤイヤしながら嗚咽した、敏夫はいたぶるように由紀の髪を掴んで前後に揺すった。

 敏夫は由紀の髪から手を離し今度は優しく、
「由紀! 小便する位でメソメソするな、これからは死にたくなるような恥ずかしい事を毎日するんだぞ」

 由紀は観念した様に頭を振って…、手を膝頭に当て
「します…」
と小さくこたえた。

 敏夫は由紀の肛門が伸縮するのが指先に感じられ…、次にシャーとタイルを叩く音が聞こえ敏夫の足下に尿が広がった。

 敏夫は指先で尿口を押さえ、迸りを拡散させて楽しんだ。

 由紀は羞恥に耐えきれず、掌で顔を押さえさめざめと泣いた。

 敏夫は由紀の腋を抱え仰向けにタイルに寝かせ、イヤイヤをしながらだらしなく垂れ流す陰唇を指で開こうとした時…、尿はチョロチョロと止まった…。
「もう出んのか!」
と催促したが、肛門が伸縮をくり返すばかりである。

 敏夫は由紀の腕を取り湯船に導いた。

 由紀は、湯船の中で敏夫に後ろから抱えられた。敏夫は由紀の乳房を揉んだり腋を擽って悲鳴を上げさせ楽しんだ。

 お尻の下に有る怒張した敏夫のペニスが、由紀がくねるたびに膣口辺りを刺激した。
由紀は思った、…もう戻れない…、元の世界には2度と戻れない…。



 敏夫の部屋のすえた臭いの中で、由紀先生の嗚咽が続いている。
先生の聞き取り難い告白を聞きながら、マサルは敏夫への憎しみはあまり無かった。
憧れの先生の純血を敏夫に踏みにじられた悔しさは多少有るが、それよりも先生が敏夫程度の男の毒牙に、いとも簡単に引掛かった無防備さに腹が立った。

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