僕の彼女
kyousuke:作

■ 第4話 思い

 遥は部屋で課題をやっていた。ふとシャーペンを置き、写真立てを見た。
「将…私は好きなのよ、ずっと…」
 彼女は将一の事を好きだった。幼稚園ではいつも手をつないで遊んでくれた。けど小、中学校は別々になって母親の律子が”会っては駄目”と言われて寂しかった。その頃から母親が尋常ではない事をうすうす感じていた。共通の友人から将一が入る高校を聞き出し彼女は彼と同じ高校を受験した。そして律子の母校の合格通知を破り捨て初めて母親に反抗した。遥は例え恋人でなくても将一と同じ学校なら良かったのである。
「はぁ…ん!」
 遥はベットに寝転がり、下着を脱いだ。そして指で陰核の包皮を剥き刺激させる。
「ねえ、私ってこんなにヤラシイお嬢様なの! 将! 貴方のペ○スがほしいのぉ!」
 写真立てには将一の写真が入っていた。
「ああっ、イクっ!!」
 陰核を潰さんばかりに刺激をして失禁した。
「はぁん、将一……」
 遥はそのまま寝てしまった。

「涼様、失礼します」
 1人のメイド少女が入ってきた。ロングヘヤにフリルが付いたヘヤバンドしたオートドックスな格好だった。
「朱海(しゅか)か、どうだった遥は」
「今日は異常ありませんでした。ただ将一さんの事はあきらめられない様子です」
「お袋が知ったらえらい事だからな。この事は内密してくれ」
「はい…あの…」
「ご褒美がほしいのかい?」
 朱海はエプロンを取りワンピースを脱いだ。ショーツには不自然な膨らみがあって股の部分は透けていた。胸はDカップはあると思われる大きさで涼はゴクっと喉を鳴らした。そう彼女もまた両性具有者であって、涼とは初体験した時から付き合いだ。辻本 朱海の場合は女性器の上にペ○スがあって睾丸は体内にあるタイプだ。これが両性具有者で一番多いタイプだ。
 彼女は捨てられていて叔父が引き取って周囲のメイドさんによって育てられた。最近になって父親の実家が分かって徐々にだが打ち解けていっている。遥と同じ高校に行っているのは監視も兼ねており、彼女は常に遥を監視している。
「しかし父親と暮らせばいいのに」
「既にあの人には別の家庭も子供いるから一緒に過せないです」
「どうするんだ?」
「屋敷出て1人で生きて行きたいです」
「僕は離したくないな」
 涼は朱海の唇を奪い、ベットに導く。
「ああん! そこ弄ったらダメでぇす!」
 涼の指は秘所を弄くりまくり、彼女は悶える。そしてベットに寝かして多いかぶせるように体を重ねる涼。深く挿入しそのまま彼女は体を反転させ、尻を上げたスタイルでピストンする。すると1人のメイドが裸体のままベットに上がる。
「忍か…相手したいのか」
 彼女は頷く。長瀬 忍は失語症だが良く気が利く子で歳は遥と同じだった。黙って涼は朱海を抱え、忍は朱海のペ○スを入れた。
「二人ともタフだよな…」
 涼は呆れながらも朱海の肉壷に己の剛直を撃ちつけ、忍は声を殺したまま朱海のペ○スを締め付けた。そして朱海はそのまま絶頂し光悦な顔して寝ていたが忍の方は涼のペ○スを舐めていた。
「お〜〜やってるな」
 父親が入ってきたが別に叱りに来たのではない。労いに来たのだ。
「親父か、まったく毎回媚薬盛るの止めてくれ!」
「今回は盛ってないぞ、二人ともなんだかんだと言っていい感じだったし」
 背後にはメイドさん達が朱海と忍を抱えて部屋を出た。

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