君の瞳の輝き
あきんど:作

■ 第一部5

ホテルの一室での撮影なのだが、部屋にはテーブルがあった。その上に花の置いてある。まだ咲ききっていない、半分つぼみの状態で茎がない花が何個も置いてあった。

 脱サラして、バブルの波に乗って脱サラし、店を開いた私であったが、鈴のような子は初めてだった。
 仕事柄店にはいろんな子が制服やらブルマや、下着、中には生理用ナプキンも売りにくる子がいた。
 そのほとんどが、いや全部が遊ぶ金ほしさだった。友達や男と遊んだり、化粧品や服がほしくて売りに来る。
 楽に稼げると思っているのだろう。そういう子ははじめこそ普通だったがくる度に化粧が濃くなって、服も派手なものになっていった。

 だが、鈴は違った。とびきり美人というわけでもない。きれいと言うのも違う。かわいいというのも違うような気がする。
 そう、たとえるなら素朴なんだ。純朴といってもいい。まるでおろしたての子供用の靴下のような、汚れのない小さなかわいい白い靴下のようだった。
 人間の醜さやいやらしさ、悪い部分やズルイところをまだ知らない純粋な感じがした。

 私の店にはいろんな写真集も置いてあって、中には13,14歳の女子のものも会ったがほとんどが東南アジアの子を日本人らしくメイクしてとっているのだ。今回のように日本人の少女を撮影したのは私が初めてだろう。近藤というカメラマンに依頼して、モザイク処理をしてビデオとして発売するつもりでいた。


 ハッと気がつくと鈴がこちらに近づいてきた。テーブルの上の花を取りにきたのだった。
 上半身は白色のセーラー服で胸のところのスカーフは取ってあり、中央にあるジッパーは全部おろされていた・
 そこから覗く谷間には赤い紐が見えている。赤いビキニの水着かひょっとしたらブラジャーかもしれない。
 そして下半身は何も身につけていない。唯一つけているものといえば股間の女の大事な部分に張られている絆創膏だった。私の目は絆創膏から離れられなくなった。

 やがてひとつの花を手に取りカメラの前に戻ろうとした瞬間、鈴の目は私を見た。
 そしてこくんとうなずいた。挨拶か会釈のつもりだろう。
 戻っていく時に後姿を見て、なんて小さくてかわいいお尻なんだ・・まるで生まれたての赤ん坊のようなすべすべした肌だった。

近藤「ようし、じゃぁその花を股間の辺りでもってくれるかな?」
 近藤の声に鈴は両手で花を股間のあたりで持った。
 まだ咲き始めの花はカメラの方を向いていた。
近藤「オッケー、じゃ、まだその花をそこで開いてみて」

 近藤の声で鈴は持っていた花びらを開いた。
 鈴の両手は花びらを開いて中が丸見えになっいた。
近藤「もっと全部の花びらを開いて満開にして、全部中を見せて・・」
 近藤の声に花びらのすべてに鈴は指を当てて開いた。
 卑猥なその光景に、私の股間は気がつくと硬くなっていた。

 鈴は今のこのポーズがどれだけいやらしいものかわかっているのだろうか。
 私の視線は鈴の表情に注がれた。多分恥ずかしさからだろうか、だんだんと顔を下げていく鈴。
 そんな時だった。近藤の声が響いた。
近藤「そこでしゃがんでみて。花はそのままで」
鈴「え、ここでですか?」鈴が聞き返した。
近藤「そう、そのまま、しゃがんで・・早く!」
鈴「あ・・はい」
 鈴はゆっくりと腰を下ろしていった。だが恥ずかしさからか途中でしゃがむを止めた。
近藤「ちゃんと下までしゃがんで・・腰おとしてくれる?これじゃ次進まないよ」
 近藤の言葉で鈴は腰を下まで落とした。
近藤「つま先だけでしゃがんでごらん、それと足もっと開かないときれいな花が撮れないよ」
 観念したのか、鈴は両足のつま先で身体を支えてかかとは上げたまま、両手で花をもってしゃがんでいた。
近藤「ちょっと絆創膏の具合を見たいんで花をよけてくれる?」
 鈴はしゃがんだポーズのまま、股間の花を脇に置いた。
 こういう撮影はなれている近藤もその光景には言葉が一瞬でなかったみたいだ。
 股間に張られた絆創膏はかろうじて大事な部分を隠していた。というより大事な部分が絆創膏を挟んでいた。
 挟んでいたというよりくわえているという表現が正しいかもしれない。
 もうこのときにはさすがに恥ずかしさからか鈴は横を向いていた。
 次に近藤が要求したポーズは更なる興奮と衝撃の連続だった。
近藤「じゃ、もう一度花をあてて、、今度は左手だけで開いてごらん。左手の人差し指と中指で股間に当てた花を開いてごらん。」
 言われるまま、鈴はそのポーズをとった。
近藤「開いた花の中にめしべがあるんだけど、今度は右手の親指と人差し指でそのめしべをいじくってごらん」
 鈴は言われるままのポーズで開いた花びらの中のめしべを指先でつまんだ。
 その瞬間、まるで自分の身体に電気でも走ったかのように彼女は口を半開きにして背筋を伸ばした

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