君の瞳の輝き
あきんど:作

■ 第一部7

 バスルームに入っていく鈴の後姿を見て、近藤があわてて声をかけた。
近藤「鈴ちゃん。シャワーなんだけど、申し訳ないけど2.3分で出てきてもらえるかな・・ちょっと予定が詰まってて・・申し訳ない。」
 近藤の言葉に小さく「はい、わかりました。すぐ出ます」と純情な声で返事をする鈴。
近藤「それと出てきたら次の衣装に着替えて控え室で待っててくれるかな」
 近藤はピンクの生地の衣装を鈴に手渡した。
 鈴がバスルームに入ったのを確認して、近藤が小声で話しかけてきた。
近藤「なぁどこであの子見つけてきたんだ?ほかにもあんな子がいるのかい?」
 私は首を横に振ってその質問に答えた。心の中の興奮が夢見心地の気分にさせていて答えることなどできなかった。
近藤「ふーん、なぁそれじゃ俺と組まないか?あの子でもっと撮影してさばけばきっと売れるぞ」
 だが私はもう満足だった。店をもっと大きくしよう、店で売るビデオを自分で撮影すればもっと稼げるという考えからだったが鈴の初心な姿を見て自分の記憶だけにとどめておきたい気持ちでいっぱいだった。
近藤「ところで、あの子は何でこういう撮影を受けたんだろうな?あんた何か知ってるか?」
 近藤の問いかけに撮影前の鈴との会話がよみがえってきた。

鈴「撮影?うーん。いいです」
倉田「いいですってことは、だめ?」
鈴「えっと、そうじゃないです・・します。撮影」
 実際はかなりの額を提示したのだ。だが撮影に応じたのはそれだけではないと私は考えていた。
 鈴が前に口にしたあの言葉が頭にあったからだ。


鈴「家にいてもいつも一人だし・・おかあさんはよる仕事するから昼間は寝てるし・・それに最近お母さんに新しい彼氏ができて、いつも家にいて・・すっごくいや。学校から帰ったらお酒のにおいさせて馬の競争の話ばっかり・・」

やがてバスルームから鈴が現れた。身体にバスタオルを巻いているが髪は濡れたままだ。三つ網はほどいていて、きれいな黒い髪の毛が濡れていた。私は美しいとはこのことだと感じた。


近藤「鈴ちゃん控え室でまってて、、おじさんたちはちょっと次の撮影の話するから。・・控え室は鈴ちゃんの好きに使っていいよ。冷たいジュースとおいしいお菓子も用意してるからね。」
 近藤の言葉に髪をバスタオルでぬぐいながら控え室に入っていく鈴。
 鈴が扉を閉めたとたん。近藤があわてて私に話しかけてきた。
近藤「あの部屋に確か鏡があったな。大きな鏡があったはずだが?どうだ?」
倉田「ありましたよ。それがどうかしたんですか?」私が問いかけると、近藤はニヤリとして、
「あんた鈴の表情見て気がつかなかったか?まぁいい。面白いかもしれないな・・」

 次の撮影まで30分ほど私たちは機材のチェックをしていた。やがて近藤が控え室に向かった。コンコン・・控え室のドアを近藤がノックした。
近藤「鈴ちゃん。そろそろ始めようか・・」
 少ししてからあわてたように部屋の中から鈴が答えた。
鈴「はい、」
 しばらくしてからドアが開いた。でききた鈴はセパレートの水着を着用していた。
 ピンク色で肩紐が細く、撮影用の水着だと一目でわかった。
 やはり子供はセパレート型がよく似合う。ビキニなど鈴には似合わないなと私は内心思っていた。
 恥ずかしそうに私たちの前に来た鈴のは髪型も変えて、三つ網にした髪の毛を2つの団子状にしてあった。
 かわいいなと思って全身を見わたした私のめがある部分でとまった。
 鈴のあそこの部分が縦にしわができていて、まるでわれめができていたからだ。
 くっきりと女の子のあそこのように一本の筋ができていた。
 私の目がそこに釘付けになっているのを感じたのか、鈴は両手をあわせて、水着の股間の部分に持ってきて隠そうというそぶりをした。
近藤「あー、いじっちゃったんだね?鈴ちゃん」
 鈴は近藤の言葉に首をかしげて何のことかわからないという顔をした。
近藤「いじってみてどうだった?」
 近藤がにやにや笑いながら聞いていた。
鈴「別に触ってないです。よくわからないです・・」
 近藤は大笑いで「鈴ちゃん。わからないとか言いながら、触るって・・維持ることの意味も若っているみたいじゃないの」
近藤「まぁいいよ。控え室の様子も実は撮影させてもらってるよ。何をしていたか知ってるんだよ」
 この言葉で鈴はあわてだした。
鈴「え・・本当?」うつむいて顔を上げなくなった鈴に近藤の容赦ない言葉が浴びせられた。
近藤「確か、鏡の前でしてたよね・・」
 この言葉で鈴はしかられた子供のように黙ってうつむいたままだった。
 近藤は隣にいる私の耳元でささやいた。

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