奪われた記憶
]:作

■ 第一章 狙われた女生徒4

「い、いやぁ。」

理美の顔が真っ赤になる。一輝は写真を2、30枚撮り終えたらニヤリと笑った。

(ひどい……ひどすぎるよ。先生。)

「これで警察に行くとどうなるかわかってるな。この写真をばらまくぞ。」

観念したように理美がうなずく。そして次の瞬間に顔をゆがめた。反対の乳首が指腹でつままれて、すりつぶすかのようにこねまわされる。痛みと、それ以上の別の感覚に理美は必死に堪える。

「がんばるねぇ。これりゃやりがいがあるねぇ。」

一輝は好色な表情を浮かべて女生徒が快感を堪える様を楽しんでいる。

「いやぁ。だめぇ。」

一方、対面で縛られた絵里は乳首をいじられるたびに身体をビクリと跳ねまわし、身をよじっていた。彼女は敏感すぎる体質らしい。

「なんなの? この子は、ちょっといじられただけで大げさに跳ねまわっちゃったりして。」

3年生の乳首をいたぶっているのは同級生の奈津美だ。さげすむような笑いを見せて、絵里の反応を楽しんでいた。

「助けて、さ、理美。こんな先輩を……ゆ、許して……」

お嬢様として育った絵里は、理美に目配せをしながら目を潤ませていた。

「やめてっ。せ、先輩は……え、絵里先輩は離して下さいお願いします。」

「先輩思いの娘ね。いいわよ。フフッ」

百合子が言った。含み笑いを浮べている。なにかいい作戦があるらしい。

「今から、マ○コ点検が終わったら、クリちゃんだけで理美がイクか実験してあげる。まぁ、5分我慢できたら絵里を解放してあげるわ。」

「そ、そんなこと。出来ない。」

あまりの提案に理美が声を荒立てた。だが、次の瞬間、悲鳴が部屋中に響き渡る。

「だめぇ。そんなのいやぁ。」

鋭くいかにも切れそうな、鉄の裁ち切りバサミが絵里の乳首をその開いた刃の間にとらえていた。おびえる先輩は唇をわななかせて涙を滲ませる。

「絵里ちゃん。知ってるぜ。お前には恋人がいるんだってな。驚くだろうよ。お前の乳首がそぎ落とされているのみたら。乳首だけじゃないぜ、理美が逆らったら、クリトリスもチョッキンチョッキンだぜ。」

一輝だった。理美からいったん離れて絵里の背後にまわった少年は、シャリシャリとハサミから音をたてて、今にも乳首をもぎ落とそうとしている。

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