狂牙
MIN:作
■ 第1章 籠絡4
その身体を後ろからソッと抱きしめ、そのお方はボソリと私の耳元に呟きます。
「綺麗な身体…、そして、いやらしい身体…」
わたくしはその呟きを聞いただけで、自分の身体が官能に対して、準備を始めているのを感じました。
オ○ンコがパックリと開き、奥底から愛液がドロリと流れ出て来たのです。
そのお方はわたくしのオ○ンコに人差し指、中指、薬指の3本を宛がうと、人差し指と薬指でオ○ンコを開き、中指でかき混ぜました。
クチュクチュと音を立てて、その方の指の動きで愛液が白く粘り気を帯びて行きます。
わたくしが恥ずかしさの余り顔を背けると
「奥様、駄目ですよ。今日はちゃんと見るために、鏡を用意したんですから」
そのお方は私を叱りながら、激しく中指を動かします。
「あ、ああぁ〜…、駄目です…許して下さい〜…」
わたくしが感じながらも、懇願しますが、そのお方は絶対に許して下さりません。
そのお方の中指は、わたくしのオ○ンコの奥に入り込み、中を掻き回し始め
「ここをこんなにして、何が許して下さいです? ちゃんと鏡で確認して下さい」
そのお方は、わたくしを追い詰めて行きます。
身体を一つビクリと大きく跳ねさせて、抗う事も出来ずそのお方の言葉通り、鏡に視線を向けました。
鏡に映ったわたくしの姿は、浅ましくいやらしい物でした。
そのお方のベッドの縁に腰を掛け、両足を抱え込みながら大きく開いたまま、身体を預けて背後に倒れ掛かっているせいで、オ○ンコもお尻の穴も鏡に綺麗に映っています。
そのお方がオ○ンコから指を引き抜くと、わたくしの愛液が糸を引いてそのお方の指に絡み付いているのも、全部確認出来ました。
そのお方はマジマジとわたくしの愛液で濡れ光る指を見詰め、クスリとお笑いに成るとその手をわたくしの口元に差し出し
「どんな風に鏡に映っています?」
耳元に顔を寄せ妖しく微笑みながら、問い掛けました。
もう駄目でした。
わたくしはその時点で何一つ考える事を止め、そのお方の思いのまま行動を始めます。
わたくしは口を大きく開けて、差し出された指先に舌を這わせ、自分のオ○ンコやお尻の穴がどう成っているのか、問われるままに答えました。
「オ○ンコ…パックリひらいて、愛液が…ドロドロと粘着いて…います…。お尻の穴…、気持ち良くて…ヒクヒクしています…」
自分の愛液で汚れた、そのお方の指を舐めながら告白すると、身体の奥底がカッと熱く成り、またわたくしのオ○ンコがビクビクと震え愛液を吐き出します。
そのお方はわたくしのその様を見て、妖しい笑いを強めながら
「奥様の身体と心は、こう言う事をされるのが好きなんです。恥ずかしい事をしながら、それを口にしたり、目にしたり、感じたりすると身体が反応して、こうやって辱められたり、嬲られたりすると心が蕩けるんです。奥様はそう言う性癖なんです」
耳元に優しく囁き、わたくしの性癖を教えて下さいました。
それが無駄な事だと解っておりますが、勿論この日も、いつものようにわたくしは否定しました。
ですが、それもその方の手により、いつものように実践され、証明されてしまい、事実として認めるしか有りませんでした。
この日から、[恥ずかしい事をして、侮辱されると感じる性癖]と言う、わたくしの本質を見せられ、それを受け入れて行く日々が始まりました。
お買い物に行く時は、下着を一切着けず露出度の高いお洋服を着て出掛けます。
最初の頃はわたくしの持ち物を着て出掛けましたが、それも数日で終わり、そのお方が用意した物を着て行く事に成りました。
まだ、春先だと言うのに、胸元と肩口が大きく開いたタンクトップに、股下10pも無いミニスカートを身に付けご近所のスーパーに買い物に行かされます。
タンクトップは少し大きめの物で、お洋服の中でわたくしの身体が遊び、気を抜くと大きく開いた胸元や肩口からわたくしの乳房が丸見えになります。
ですが、それはまだマシで問題はスカートでした。
ミニスカートはティアードミニと呼ばれる物で、裾が拡がりやすい物です。
その上そのお方が用意した物は、総丈が40p程のマイクロミニで御座います。
上体を前に倒しただけで、スカートの裾が持ち上がりお尻の下が見えてしまい、完全に身体を倒すと、お尻は立って居る人にも見えてしまいます。
わたくしは夫の手前、流石に[この格好で買い物に行くのは、許して下さい]と泣いて縋り付きました。
するとそのお方はニッコリと微笑み
「はい、私も奥様の素性が知られるのは、本意では有りません。ですからこれをお付け下さい」
そう仰って、茶髪のウィッグとサングラスを与えて下さいました。
そして、耳の中に押し込む無線機を手渡されて、わたくしは準備を終えます。
鏡に映るわたくしは、わたくし自身が見ても、わたくしでは有りませんでした。
唯一許された真っ赤なルージュが、わたくしを[身体でお金を稼ぐ]女性のように見せています。
準備を終えたわたくしは、そのお方の指示通りに動く操り人形です。
そのお方は、わたくしから少し離れた所でわたくしを見張り、周りの反応を窺いながら、耳に嵌めた無線機でわたくしに指示を出します。
わたくしはそのお方の指示通り、通路を歩き、商品を選び、買い物を始めます。
立って居る男性の横でしゃがみ込み、タンクトップの前にわざと隙間を作って、胸元から乳房を披露したり、わざと高い所の物を取って、肩口から見せたりして買い物を続けます。
足を伸ばし腰を曲げて、買い物かごを片手に商品に手を伸ばしますと、わたくしのお尻や乳房は低い位置にいる方に、丸見えに成ってしまいます。
商品を落とされた方のお手伝いを片膝立ちでした時は、顔から火が出るかと思いました。
わたくしの真正面でしゃがみ込んだ男性の顔が、驚きで固まり、食い入るようにわたくしの股間を見ていたからです。
そんな時もわたくしは見て下さった方に、ニッコリと微笑み会釈をしてその場を離れ、次の指示に従うのです。
恥ずかしくて、情けなくてわたくしは消え入りそうでしたが、そんな気持ちで家に帰り、そのお方に身体を預けますと、わたくしの身体はいつも以上に激しく反応します。
そのお方の質問に答えながら、自分が如何に恥ずかしい事が好きか、自分の身体がどれ程いやらしいか、大声で叫びながら絶頂を迎え、潮を噴き上げます。
そのお方は、その他にもわたくしの知らない快楽をドンドンわたくしに教えて下さり、わたくしを開発して下さりました。
誰かに見られながらするオナニーや、絶頂を我慢して解き放つ快感。
オシッコの穴を擦られる快感や自由を奪ったSEXも教わりました。
そして、快感には際限が無く、ドンドン高まる事も教わりました。
わたくしはそのお方と過ごす時間が何よりも大切に成りました。
そんなある日、そのお方がわたくしに仰いました。
「ここから先は、もう終わりです…。この関係も終わりにしましょう…」
突然のお言葉に、わたくしの目の前は真っ暗に成りました。
わたくしの身体から、一瞬で力が抜け、わたくしは何も考えられ無くなり呆然としました。
あの、深い喪失感は今思い出しても全身に震えが来ます。
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別