狂牙
MIN:作

■ 第1章 籠絡30

 精液処理穴には、ごく普通の太さ6p、長さ17pのバイブが入ります。
 これには、それ程凝った仕掛けは有りません。
 おチ○ポ様の格好をした、プラスチックの一番嵩が張った部分に、柔らかい突起が付いていて、それが高速で回転し、竿の部分に有る10個のボール状の突起が、グルグルと振動しながら回ります。
 後はグネグネと抉るようなうねり運動をするぐらいですが、このバイブは底の部分に電磁石が入っていて、重さが3s程有ります。
 気を抜いていると、ズルリと精処理穴から落ちてしまいそうに成るのです。
 落ちそうに成ったバイブは、奴隷の手で戻す事は出来ず、付近に居るお方にお願いして、押し込んで貰います。
 このバイブを落としたら、由梨様が[特別な折檻を用意している]と教えて下さいました。
 それを聞いてわたくしは[何が有っても、このバイブだけは落とさない]と心に誓っています。

 奉仕穴のバイブは、7個のボールが繋がった先に、大きな長毛種の犬の尻尾が付いています。
 尻尾とバイブの繋がった部分はレの字型に反り返っていて、奉仕穴にバイブを収めると、尻尾はお尻の真ん中で綺麗に立つ仕組みです。
 全てのボールはバルーン構造に成っておりまして、3pから30p迄、リモコンのスイッチで操作出来るように成っているそうです。
 更にこの尻尾も、5段階の振動機能が付いていまして、その振動は[5]にされると、ゴツゴツと骨に当たる程強く、直腸が破れるのでは、と思う程の振動で御座います。
 事実、この間10分程、最大振動を掛けられ、奉仕穴から血が止まらなくなり、由梨様にお薬を塗って頂きました。

 この3種類のバイブを下半身に付け、乳首に鈴付きの鰐口クリップをかませます。
 上半身に以前よりワンサイズ大きめのタンクトップを着て、下半身にはバックスリットの入った、マイクロミニのスカートを穿きます。
 尻尾はマイクロミニのスリットから外に出し、犬の首輪を嵌めて準備が終わります。
 身元が判らないようにと、ウイッグとサングラスは今でも許可されておりますが、これもいつかは無く成ってしまうのだと、心のどこかで覚悟しています。

 準備が整いますと、由梨様が運転され、私は近所のスーパーに買い物に参ります。
 由梨様の指示に従い、わたくしは様々な方に、この恥知らずな身体を晒して、嘲笑って頂きます。
 由梨様は気分次第で、淫具のスイッチを入れ、私の身体に快感を送り込みます。
 わたくしはその度に、身体をくねらせ鈴を鳴らし、快感を表現します。
 こんな、はしたない淫らな女を見て、お誘い頂く事も増えて参りました。
 わたくしはその全てに応え、全ての穴を駆使して、お誘い頂いた方にご奉仕させて頂きます。
 お使い頂いた方には、油性のマジックを差し出し、使い勝手のご感想を身体に記して頂きます。
 最近ではお誘い合わせの上、数人でわたくしをお使い頂く方も増え、沢山の精液を頂いております。

 この日も車から降りて、スーパーにたどり着く前、路上でいきなり腕を掴まれました。
「よう、姉ちゃん。今日も使わせて貰うぜ」
 わたくしは一瞬ドキリとしましたが、そのお方を見てニッコリと微笑み
「は、はい…、よろしく…お願い致します…」
 俯いて、お返事をお返ししました。
 実はまだ、未熟なわたくしは、このご奉仕に慣れておらず、未だに声が掠れてしまいます。
 こんな格好をして道を歩く、変態奴隷として恥ずかしい限りで御座います。
 早く由梨様が望まれるように、満面の笑みで、真正面からご挨拶出来るように成りたいです。

 そのお方は、わたくしを建物の隙間の路地に連れ込まれますと
「今日は、ケツの穴を掘らせて貰うぜ」
 そう言って奉仕穴のバイブに手をお掛けに成り、一気に引き抜かれました。
 ブリュリュと音を立てて、ボール状のバイブが引き抜かれ、奉仕穴が物欲しそうに口を開けて、おチ○ポ様をお待ちしております。
「ほら、手前で拡げて、おねだりしろよ」
 そのお方がわたくしにご命令すると、わたくしは言われた通り両手を後ろに回して、お尻を掴むと左右に開いて
「申し訳…御座いません…、お、お使い頂く…お方に…、催促…させてしまい…失礼致しました…。ど、どうか…わたくしの…奉仕穴で…、おチ○ポ様に…奉仕させて下さい…」
 男の方にお尻を差し出します。

 この身体をお使い頂く時、わたくしの声は掠れて震え、目からは何故か涙が流れ落ちてしまいます。
 奴隷として最も喜ぶべき事と、あれ程教育して頂いて、早くそう成りたいと願っているのに、いつまで経ってもこの癖は直りません。
 お使い頂く方に、不快感を与える事にも繋がるこの癖を、私は早く直したいと思っています。

 そんな時、由梨様は私に助け船をお出し下さいました。
 奉仕穴に男の方のおチ○ポ様を頂いたわたくしが、早く慣れるように処理穴のバイブを作動させて下さったのです。
「おっ! また、お前のご主人様は、どこかで見てるんだな? 全く、こんないい女使わせて貰って言うのも何だけど、お前のご主人も相当の変態だな。まぁ、お前もかなりのモンだけどよ…」
 男の方はそう言うと、わたくしの奉仕穴で、おチ○ポ様を出し入れします。
 わたくしは処理穴のバイブの振動と、おチ○ポ様の抽出で途端に肉欲に堕ちて行きます。
「あ、あ、あ、あぁ〜…、おチ○ポ様、おチ○ポ様、気持ち良いです〜。奉仕穴が、ひっくり返ります〜…」
 わたくしは大きな声を出して、快感を男の方にお知らせします。

 男の方は驚いて、わたくしの口を塞ぎ
「ば、馬鹿! ここは直ぐ向こうは道路だぞ! そんなでかい声上げたら、人が来るだろ!」
 私の耳元に、早口で捲し立てられました。
「あ、申し訳…、御座いません…。つい、いつもの癖で…」
 わたくしは快感を大声で報告する癖が付いていますので、場所を弁えなかった事を謝罪致しました。
 私が謝罪すると、ほぼ同時に路地の入り口に人の気配がして、男の方は一瞬ギクリと顔を引きつらせ、緊張されましたが、直ぐに緊張を解いて
「んだ、あんたか…。一緒に使うか?」
 入り口から入って来た男性にホッとした声で、問い掛けました。

 入り口から入って来た男性は、わたくしの奉仕穴をお使いの方と、顔見知りでした。
 お住まいに於いても、わたくしの使用に於いてもで御座います。
 今わたくしの奉仕穴を貫いているお方は、わたくしの5軒右隣の[川原]さんのご主人、一番上の男の子が、確か晶子の同級生です。
 そして、路地の入り口に立っておられるのは、向かいの筋の4軒左隣に住む[前田]さんのご主人で、年齢は確か35歳迄は行って無いお方で、奥様は初めてのお子さんを妊娠され、もうじき臨月に入る筈です。

 2人の男性は、供にわたくしの素性をご存じの方達です。
 絶対にわたくしの素顔を見られる訳には、いかない方々でした。
 前田さんのご主人が、川原さんのご主人に手を挙げながら
「いや〜ここに引っ掛かってたんですか。待ってたんですよ…、スーパーの前で…」
 前田さんのご主人は手を下ろしながら、頭の後ろを掻いて屈託無く笑われました。

 川原さんのご主人は、わたくしの奉仕穴に、おチ○ポ様の抽出を再開されながら
「いや、私もスーパーの前で捕まえようと思っていたら、丁度目の前に現れたんで、引き込んだんだ」
 前田さんのご主人に説明されました。
「そうだったんですか。ところで、私この近くに、良い場所知ってるんです…。工事現場なんですが、今は、工事がストップして誰も居ないんですよ…。そこなら、乱交の3Pも出来るんじゃ無いですか?」
 前田さんのご主人が提案されますと
「この女の[ご主人様]に聞いてみないとな…。今日もどこかで見てるみたいだぜ…」
 川原さんのご主人が、ヌポヌポと音を立て腰を激しく打ち付けながら、前田さんのご主人に仰いました。

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