奴隷教師物語
ヤマト:作

■ 奴隷ファイル1−国語教師理沙3

次の日の授業中、理沙は上杉の方をギッと睨みつけていた。

(このまま何も抵抗できないなんていや。)

理沙のわずかな抵抗だ。

授業後、

理沙は誰にも見つからないように倉庫にやって来た。

「やっと来たね。遅いじゃないか。」

「ごめん。ちょっと会議があったから。」

「馴れ馴れしいな。」

「えっ?」

「それに今日俺を睨みつけてただろ!」

「それは………」

理沙の内心はドキドキだった。また殴られるんじゃないかという恐怖と写真という弱みを握られてる事だ。

「土下座して誤れ!」

その言葉に理沙は唖然とした。

(生徒に土下座なんて………)

「早くしろ!」

上杉が理沙の腹を蹴った。

「ぐぅはぁはぁ。」

痛さのあまり涙する理沙に上杉が近づいてくる。

テクテク

足音が近づいてくる。

(土下座しなきゃ! 何されるか………)

悔しい思いを捨て、手を床に置き土下座のたいせいをしてあやまった。

「ご、ごめんなさい。うぅうぅ。」

泣きながら理沙が言った。

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