虜囚にされたOL
木暮香瑠:作

■ 罠に嵌ったOL9

 美樹の脚から抜いたショーツを手に、太田はニヤニヤと笑っている。
「ほら、こんなに濡れてるぞ。これは汗かな? それとも……」
 麻希の目の前に、自分のショーツが晒された。麻希は、強く瞳を閉じる。しかし、マスターが麻希の髪の毛を引っ張り、顔を上に向けさせた。
「ちゃんと見るんだ! どうなんだ? なんでこんなに濡れているんだ?」
 激痛に瞳を開くと、目の前にショーツが晒されている。無理やり見せられたショーツの底には、粘粘の液体で大きな染みが出来ていた。

「いやあ、見せないで、そんなもの……。ううっ、ひ、酷い……」
 大粒の涙が頬を濡らす。怒りに肩を震わす麻希だが、秘裂は媚薬に濡れそぼっていた。今にも滴り落ちそうに溝に愛蜜を湛えて、繊毛が濡れ絡まり周囲を飾っている。

 全裸にされ、ソファーに突き伏して麻希が泣いていた。肩を震わせ、嗚咽を含んだ泣き声の麻希のお尻が、太田の目の前で揺れている。閉じ合わされた太腿の付け根で盛り上がった恥丘が、太田の視線の先にある。刻まれた縦裂が、愛蜜を湛え僅かに開いている。その中から覗くサーモンピンクの媚肉は、獲物を求める食虫植物のように蠢く。太田はそっと、秘裂に指を伸ばしていった。

 太田の指が媚肉に触れた瞬間、麻希の肢体がビクンと撥ねる。
「あうっ、ああっ……」
 麻希の首が、感電したかのように仰け反った。太田は、指を秘裂の中に忍び込ませ、裂け目に沿って何かを探すようにゆっくりと動かした。
「ああん、いやっ……、だ、だめえ……」
 麻希の声が湿り気を帯びてくる。太田は、亀裂の奥で頭を擡げていた淫芽を探し当てなぞった。
「ひいい……ううあ!」
 指が触れた途端、麻希の唇から悲鳴ともつかない呻き声が漏れる。媚薬の効果に苛まれた陰核は、すでに充分に勃起していた。太田は、敏感になっている淫芽を指の腹でコリコリと擦った。
「あ……ああ。そんな……、うっ……あ、ううう」
 怒りと恥辱でやっと保っていた麻希の理性は、その刺激に吹き飛んでしまった。

 太田が秘裂の中を指で掻き回すと、麻希の腰が指を追いかけるようにクネクネと漂う。しかし太田は、それ以上奥に指を進めようとはしない。
「ううっ、あんん……、ああ、ううん……」
 麻希は甘媚な靄が渦巻く中、必死の思いで言葉を飲み込んだ。
 マスターは、すでに麻希を後ろ手に拘束していた手を放していた。しかし、麻希は起き上がることさえ出来ず、ソファーに伏したまま、お尻をクネクネと揺らしていた。
(変! 変よわたし……。どうして? で、でも……、気持ちいい……)
 カクテルに媚薬が盛られていたとは知らない麻希は、不思議に思いながらも官能に身を委ねていった。頭の中を覆っている官能という靄が、場所と形を変えグルグルと廻っている。

 相変わらず太田は、指で淫裂の中の襞肉を、入り口付近を責めていた。麻希のお尻が焦れったそうに高く掲げられていく。
「ああん……、も、もう……」
「どうしたんだね? どうして欲しいんだね?」
「もう……焦らさないで……。おうっ、おねがい、い、入れ……て……」
 麻希は、指を求めるようにお尻を突き出した。

 その瞬間、太田は指を抜いた。麻希が『えっ?』と振り返り、虚ろな視線を投げかける。太田は、再び亀裂の中に指を入れ、入り口を嬲り始めた。
「どうして欲しいかちゃんと言わないと、私には判らないな」
「酷い……、わ、判ってるくせに……」
 麻希は膝を開き、腰をクネクネト揺すった。開かれた太腿に誘われ、淫唇は口を開き媚肉を晒す。
「あそこに……指を入れて……」
「どこにだい? ちゃんと言いなさい」
 太田は、あくまで麻希から誘いの言葉を口にさせたかった。それも、思いっきり淫らな言葉での誘いを言わせようとする。
「ううっ、いじわる……。お、オマ○コに……入れて……。掻き回して……、オマ○コを……」
 麻希は太田に誘いに負け、言われるまま恥辱の言葉を口にした。

 太田は、麻希の蜜壷に指を挿入した。そしてクネクネと掻き回した。そのたびに麻希の唇からは吐息とも喘ぎ声とも吐かない声が漏れた。
 太田は挿入した指を二本にし、外からはもう一方の手でクリ○リスを摘んだ。クリクリと転がし、クリ〇リス包皮を剥がしていく。充血した陰核は、容易く包皮から顔を出した。
 麻希のクリ○リスが、中からと外から挟み撃ちにされグリグリと押さえ込まれる。
「ああん、そ、そんなにされたら……、お、おかしくなっちゃう、わたし……」
「いいんだよ、おかしくなって。自分を曝け出すんだ、素直になればいいんだ」
「ひいいっ……たまらないっ……あ、ああ……」
 麻希は、顎を突き出し喘ぎ声を上げた。

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