哀妹:芽衣
木暮香瑠:作

■ 羞恥一日奴隷6

 バイブを手に、芽衣の前まで来た川田が聞いた。
「これ、芽衣のでしょ?」
「ち、違います……」
 芽衣は、目を瞑ったまま顔を横に振った。川田は、バイブを自分の鼻に近づけ、匂いをかぐ。
「あれ? いやらしい匂いがする。芽衣、使ってるんでしょ」
「使ってなんかいません。そ、そんなもの……」
「ほんとかな? どう思う?」
 そういって、岡本にバイブを差し出した。岡本も鼻を近づけ、匂いをかぐ。
「ほんとだ。いやらしい匂いがする」
岡本は、桂の股間を弄っていた指を自分の鼻先に持っていった。
「おんなじ匂いだよ。芽衣のあそこと……。でも、そんなに太いの、芽衣のオマ○コに入るの?」
「入るか試してみれば判るんじゃない? ピッタリ収まれば、使ってる証拠だよ」
 そう言って、川田はバイブのスイッチを入れた。ブーーーンとバイブが振動する。その音を聞いた時、芽衣の背中に、ジーンと痺れが走った。昨日の記憶が蘇る。イかせてもらえなかった昨日の責めの感触を、呼び覚まそうとする。
(ああ、あれを使われたら、みんなの前で恥かしい姿、見られちゃうかも……。感じてしまうわ、きっと……)
 そんな不安の中、芽衣の心の奥深くにある種火がチロチロと燃えていた。芽衣自身は気付いていないが、昨日から、エクスタシーを迎えぬまま燃え尽きることが出来なかった火を燃やし尽くせるかもしれないという期待が芽生えていた。

「バイブ使うんだったら、これ使えよ」
 カメラを構えていた柴田が、ポケットからチューブを取り出し、川田に渡した。
「何? これ?」
「ただの潤滑クリームさ」
 柴田はそう言って、ニヤリと微笑を藤原と真由美に向けた。
「そうなの……」
 川田は、チューブからクリームを手にとり、バイブに塗っていく。赤黒いバイブが、クリームを塗られテカテカと光る。あたかも、愛液に濡れた本物の肉棒のように見える。
(ああ……、だめ、そんなもの使われたら……)
 クリームを塗られ光るバイブは、桂の反り返った怒張にように見えた。太さも長さも、桂の一物と同じくらいに大きかった。芽衣は頬を赤らめ、顔を背けた。
「い、いや……。そんなもの、使わないで……」
「芽衣が、使ってるかどうかを確かめる実験よ。奴隷の芽衣には、断る権利はないの。判った?」
「そんな……」
 川田は、芽衣のブラジャーを押し上げ、双乳を露出させる。岡本の愛撫を受け、すでに尖りだしていた乳頭がブルンと揺れ、飛出す。ブーーーンと音を立てながら振動を続けるバイブが、芽衣の芽衣の目の前を通り過ぎる。ふぅっと、淫らな臭いが鼻を擽る。
「い、いやっ、いゃ……」
 テカテカに光る本物の肉棒のようなバイブを直視できない芽衣は、目を瞑り顔を横に振った。

 芽衣の顔の前を通り過ぎたバイブの先端が、芽衣の乳首に当てられた。
「だっ、だ、だめ、止めて……」
 振動が乳頭に伝わり、柔らかい肉丘が震える。
「いやっ、だめえ……。ううっ、そんなこと……し、しないで……」
 芽衣は、バイブの振動を乳頭に受け、喘ぎ声を上げた。バイブの先端で、コリコリと乳頭を転がす。バイブは、細かい振動でクリームを芽衣の乳首に塗りこんでいく。バイブに塗られたクリームが、細かい振動により、芽衣の肌の毛穴の奥深くまで塗り込められる。振動は、乳首を焦がし、ビリビリと電流が走るように、脊髄を伝わり子宮を刺激する。
「うっ、ううう……、だ、だめ、だめ、だめえ……」
 川田は、芽衣の乳首を押しつぶすように、強くバイブを押し当てた。

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