売られた少女
横尾茂明:作

■ 身売り少女3

政夫はロリコンであった・・幾多の女経験の中で心が痺れるのは恥ずかしさに泣く少女を、陵辱するに限ると考えていた。

あれ以来・・街で見掛けた美由紀のことがどうしても忘られず、どれほど街を彷徨したことだろう・・。

その少女が・・目映いばかりの少女がいま目の前にいる・・。
夢にまで見た少女・・政夫は震えた・・幸運過ぎて震えがきた。

「若旦那どうなさいました」
政夫の震えをいぶかしんだ光子は政夫の顔をのぞき込んだ。

「・・・・・・いや・・・」

「若旦那どうです?この子・・」

「・・・・・・・」

光子はほくそ笑んだ・・。
(これほどの娘を・・見たのは初めてみたいだね。フフフ)
叔母の光子から見ても、美由紀は嫉妬するほどの美少女だったのだ。

「若旦那・・決めて下さいましな!」

「んんー・・か・体を見ようか・・・」

(いやだよ・・この男、震えてるよ! ムフフフ)

「さー美由紀! 若旦那がこうおっしゃってるんだ!」
「さっさと服を脱いじまっておくれ」

「・・・・・・」

「この子たら!・・この後に及んで何を恥ずかしがってんのよ!」

「じゃぁ・・上だけ脱いで! お乳だけ見せてごらんな」

美由紀は初対面の男の前で・・胸を見せるのは気の遠くなる程の羞恥を感じた。

美由紀は震える手でセーラー服に手をかけてから・・躊躇した。

「この子っったら!」
光子はしびれをきらして立ち上がり、美由紀の服に手を掛け、頭からむしり取るようにセーラー服を剥いだ。

「叔母さん・・イヤーッ」

明るい照明に照らされた美由紀の艶めかしい白い肌が見る見るうちに桜色に染まっていく。

美由紀は政夫の顔をまともに見られず・・羞恥に俯いて手を交差させ、お乳を隠して震えて立っていた。

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