瑞希と悠希の放課後
木暮香瑠:作

■ 妹に晒す倒錯3

「裕司を誘惑した嫌らしい身体、どんなものか拝見させていただくわ」
 真莉亜がブラウスの胸元を掴み、左右に広げた。ブチブチッ! とボタンが飛びブラジャーに包まれた豊乳が晒される。見るものを圧倒する、瑞希が恥ずかしがる豊かな隆起。女の真莉亜さえ圧倒され息を飲み込んだ。
「ど、どうせブラジャーで吊り上げてるんでしょ? ブラを取ったらどうなるのかしら?」
 真莉亜は、ブラジャーに手を掛けた。
「いやっ、だ、だめ……。あなた達……、自分が何してるのか……判ってるの? は、放して……」
「判ってるわよ。寝取り女を懲らしめようとしてるの」
 真莉亜の冷たい返事に、背筋に冷たいものが走る。瑞希は少女達の手から逃れようと、澪の拘束された身体を不自由にくねらした。しかし、後ろ手に閂で決められた腕が軋むだけだ。瑞希は、腰を弱々しく揺することしか出来ない。

 ブチッ!!
「いやああ!!」
 瑞希の悲鳴と共に、ストラップが引き千切られブラが毟り取られる。ブラに押し込められていた肉球が、解放されることを喜ぶかのようにブルンと弾けた。
「いやっ! は、放してっ!!」
 胸を隠そうにも両腕は背中で極められ、胸を張るように太い澪の腕が華奢な瑞希の背中を押している。瑞希は、隠すことの許されない恥辱に顔を紅くした。
「お姉ちゃん……」
 前のめりに身体を進めた悠希が叫ぶ。しかし、それ以上には動けない。麻貴の指が携帯のボタンに掛かったまま、画面を悠希に見せていた。

 瑞希の飛び出した双乳を見た真莉亜の顔が厳しくなる。人並み以上の豊乳が、澪の太い腕に背中を押された双乳が重力に負けることなく上向きに迫り出し乳首が上を向いている。そして荒くなった息に合わせ、その重量を誇るかのようにプルンプルンと揺れている。
「嫌らしい胸! 大きくて……。淫乱が詰まってるのね、ここに……」
 自分より大きく、そして攣り上がっているバストに嫉妬の言葉を投げかけた。
「いつも隠してるのは、淫乱がばれるのが恥ずかしかったのね」
 瑞希は、同性の言葉に嬲られる恥辱に顔を俯かせた。
「いくらあるの?」
 真莉亜が、きつい口調で訊ねる。瑞希は、ぷいっと顔を横に背ける。
「サイズはいくらって聞いてんのよ! 教えなさいよ!!」
 真莉亜は、慎ましく埋もれた乳頭に爪を食い込ませ引っ張った。
「いっ! 痛い! うっ……」
 瑞希眉が歪む。乳首が引っ張られ、乳輪までもが伸び形を変える。
「は、89です」
「うそ、もっとあるように見える。裕司に揉まれて大きくなってるんじゃない?」
 美帆が冷やかしを入れた。
「うるさいわね」
 真莉亜はギュウッと乳首を引っ張る。引っ張りに耐えかねた瑞希の胸が、指を外れブルンブルンと揺れた。

 恥辱と屈辱に、胸の痛みに歪む瑞希の顔を真莉亜は覗き込み言い放った。
「淫乱な先生に、いいものをプレゼントするわ。もう二度と、裕司に手を出さないようにね……」
 そう言うと真莉亜は、携帯で誰かを呼んだ。近くで待機していたのだろう、数分後、マンションのドアが開いた。現われたのは、渋山学園の生徒だ。それも札付きの不良のレッテルを貼られている新垣、織田、古田の三人が、ずかずかとリビングに入って来た。

「うひょーーっ! オッパイ丸出しでお出迎えかよ。嬉しいねえ、瑞希先生!」
 三人は、バストを露にした瑞希を見て歓喜の声をあげる。
「いやっ! み、見ないで!! 入ってこないで……」
 瑞希は身を隠そうと身体を捩るが、澪の締め付けは強固だ。後ろ手に締め上げられた身体は、バストをブルンブルンと揺らす。男たちを誘うように揺れる胸に、三人は目を見開き見惚れた。
「すげえ! 大きいと知ってたが、こんなに大きく厭らしいおっぱいだったとはな」
「早く触りてえ! 揉みながらぶち込んだら気持ちいいだろな」
 みんな、抑えきれない気持ちを露にし近づいてくる。ギラギラ血走った眼が瑞希を視姦する。
「いっ、いやっ……。こ、こないで、近づかないで……」
「へへへ、そう言われてもナ。こんなに厭らしいおっぱいを見せつけられてはな」
 脅える顔を横に振る瑞希に、真莉亜はニヤリと微笑み言った。
「どう? 私たちからのプレゼント。若いチ○ポが好きなんでしょ? 素敵なチ○ポを用意しておいたわ。それも三本、これなら満足でしょ? さあ、課外授業を始めましょう」

「もうやめて! お願い、お姉さんを虐めないで!」
 眼に涙を湛えた悠希が、悲鳴のような声で懇願する。
「虐めじゃないわ。瑞希先生は課外授業をしてくださるの! 男と女のね」
 怒りの篭った真莉亜の視線が、悠希を射抜く。
「そうよ、あんたは黙ってな。それともこの写真、送って欲しいの?」
 麻貴が携帯のボタンに手を掛ける。悠希は、携帯の画面にチラッと眼をやり俯き黙り込むしかなかった。

「いいのかよ、本当にやって?」
 リーダー格の新垣が、真莉亜に確認の言葉を投げる。瑞希を犯す本当の理由を知らされていない三人は、眼の前に晒された胸を見ても疑念が晴れないでいた。こんな美味い話が、そうあるものではない。学園のマドンナと犯れることが信じられないでいた。
「先生はね、若いオチン○ンが大好きなの。すけべなオマ○コだもの、一人だけじゃあ満足できないわよね」
 真莉亜は冷たい表情で冷静に言った。
「そう思って三人用意してあげたわ。心行くまで楽しんで!!」
「この三人なら満足頂けるはずよ。でも、授業にならないかもしれないわね、感じすぎて……」
 美帆たちも、嘲弄の言葉を瑞希に向かって吐いた。しかし、犯される理由については喋らない。裕司が絡んでいると知って、三人が恐れをなすことを心配してのことだ。

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