夢魔
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■ 第25章 胎動32

 春菜には庵の打ったボールが、全く見えなかった。
 庵が怒鳴った声とほぼ同時に、自分の股間に激痛が走った。
 その痛みは余りの大きさのため、声も上げられないほどで、春菜はラケットを取り落とし、股間を押さえ前のめりに倒れる。
 庵は春菜の側に立つと
「おい、この屑女! 途中で諦めるなんて、どう言うつもりだ!」
 春菜に向かって、恫喝する。
 春菜はビクリと震え、嗚咽を漏らしながら
「も、もう許して下さい…テニスも辞めます…教師も辞めますから…許して下さい…」
 庵に謝罪した。
 庵は春菜の横にしゃがみ込み、髪の毛を掴むと引き起こし
「それは、負けを認めたのか? どうなんだ?」
 春菜に問い掛ける。

 春菜はコクコクと首を縦に振り、縋るような視線で庵を見つめ
「はい、認めます…だから、もう許して下さい…」
 力無く哀願した。
 庵は春菜の髪の毛を揺さ振り
「おい、随分都合が良いな。お前は試合で負けた時、何をするって俺に言った? まあ、お前のような屑は、俺の生徒には要らないが、その前にキッチリ恥はかいて貰おうか」
 春菜に命じる。
 春菜は涙で顔をクシャクシャにして、庵に縋り付く。
 庵は髪の毛を掴んだまま、縋り付こうとする春菜を投げ捨てた。
「俺に触れるんじゃねぇ! お前みたいな屑に触れられると、虫酸が走る! 俺はな、途中で諦めて、物事を投げ出す奴は絶対に認めねぇ! ましてや、そんな奴が偉そうに[プロを目指す]とかほざくなら、俺はそいつを屑としか見ない! 口先だけのクソ屑だ!」
 ゴロゴロと転がる春菜に、庵は怒鳴って拒絶する。

 庵の怒りは止まる事無く、春菜を責め立てた。
 庵は春菜の顔を踏みつけると、春菜はバタバタと手足を動かして、逃げ出そうとする。
「動くんじゃねぇ!」
 庵が恫喝して、春菜の顔に体重を掛けると、春菜の動きが弱々しくなり、やがて止まった。
 庵の視線が春菜の股間に向くと、春菜の股間には必要以上に泥が付いている。
「おい、何でお前の股ぐらには、そんなに泥が付いてるんだ?」
 庵が質問すると、春菜はビクリと跳ね、慌て手足を閉じた。
 庵は更に足に力を込め
「閉じるんじゃ無く、答えろ。ほら元に戻せ」
 春菜にプレッシャーを掛けながら、命令した。

 春菜はユックリ足を開きながら、弱々しく
「濡れていません…」
 庵に答える。
「俺は、何で汚れてるのか聞いただけだ? 何で濡れるんだ?」
 庵は春菜の答えに、更に質問を投げ掛けると、春菜はまたビクリと跳ねた。
 春菜は庵の足の下で、押し黙る。
「ほう…、俺の質問に答える気は無いんだな…」
 暫くの沈黙の後、庵が足を降ろして春菜に問い掛けた。
 春菜は顔の真ん中に泥を付け、怯えた表情で庵を見上げる。

 庵は踵を返すと、沙希に向かい
「沙希、球出ししろ…。そうだな、その籠全部だ…」
 コートの隅に置いて有る、テニス部の使用する練習球の籠を指して命令する。
 その数はどんなに少なく見積もっても、200球を超えている。
「おい、何処に逃げても構わない、素直に答えるつもりに成ったら、早めに言え…」
 春菜から離れると、沙希に合図を送った。
 春菜は仰向けに横に成ったまま、庵の姿に目を釘付けにし、これから何が起きるのか解らず、震えている。
(逃げても良い…、素直に答える…、早く言え…。どう言う事、い、イヤ…イヤよ…)
 春菜は自分の最悪の考えが、現実に成りそうな予感に、ワタワタと慌てて動き始めた。

 だが、それは既に遅かった。
 春菜の大きく開いた股間に、庵のスマッシュが打ち込まれる。
「ギヒーッ!」
 春菜は身体を丸めて、股間を押さえ踞った。
 その背中に、ドコッと2発目が命中し、仰け反った春菜の顔に、3発目が当たる。
 春菜はミサイルのような庵のスマッシュを、全身に浴びて、ゴロゴロと転がり回った。
 庵の強烈なスマッシュは、背中に受けても充分に痛かったが、顔を上げればそこに、容赦なく飛んでくる。
 四つん這いで逃げようとすると、ワンバウンドしたボールが身体の前面を襲い、激痛が走る。
 春菜は芋虫のように這い蹲り、頭を抱え込んで、モソモソと地面を移動した。

 庵は沙希に合図を送ると、ボールを春菜の足の方向に上げさせる。
 庵はそのボールを、春菜の大きなお尻に向かって、打ち付けた。
 春菜はその痛みに、背中を反らせると、庵は沙希に指示を出し、春菜の前面に回り込んで、スマッシュを打つ。
 春菜は庵のスマッシュに身体をコントロールされ、次々に被弾してボロボロにされてゆく。
(いたい…いたい…いたい…。やめて…やめて…やめて…)
 春菜の頭は朦朧とし、許しを請うていた。
 だが、何時までも止まらない、ボールの打擲にフッと気付く。
(こえを…ださなきゃ…とまらない…。なんて…いえば…よかった…っけ…)
 虚ろに成った頭の中に、答えは浮かんでこなかったが、身体が答えを示していた。

 春菜は足を大きく開いて、庵に向けると
「わたしは、いたいことをされると、オ○ンコをぬらします〜」
 自分の状態を正直に庵に告げた。
 庵の最後のスマッシュが、クリ○リスに命中すると、春菜は顔を仰け反らせ果てた。
(と…まっ…た…。ここ…きもち…よか…た…)
 春菜は身体をビクビクと震わせ、ドサリと身体を地面に投げ出し、気絶する。
 春菜は、実に150球以上のスマッシュを、全身に受けていた。

 庵は額に浮いた汗を拭うと、ラケットを放り出し、春菜の元へ進む。
 庵は沙希を呼びつけ、大の字になって気絶する、春菜の身体を跨がせると
「眼を覚ましてやれ…」
 沙希に命令した。
 沙希は庵の命令に頷くと、パンティーを降ろし、春菜の顔に放尿する。
 春菜は沙希の放尿を顔面に受け、虚ろな視線を開いた。
「屑女、お前の目を覚ましてくれた沙希に感謝しろ。お前の舌で綺麗にしてやれ」
 低い庵の命令に、春菜は朦朧とした目線を沙希の股間に向け、舌を差し出し舐め上げる。

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