三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第二章 教室で……5

“じゃああたしの中に出す?”
 僕はすすむ・ひろこと三人で歩きながら、さっきのひろこの言葉を思い出していた。
 それって、ひろことセックスする、しかも中に出す…ってこと? そんなすごいことをさらっと? 単なる冗談?…でも、この世界だとごく当たり前の、現実的な発言なんだろうなぁ。
 ひろこが軽く持っている僕の棒はますます熱くなった。
 僕の“はじめて”はひろこと になるのかなぁ…でも、はじめてはあいかと がいいな…
 そうこう考えているうちに僕たちは女子トイレの前に来た。ひろこは僕たちの棒から手を離して、女子トイレのドアに向かった。僕たちもひろこから手を離した。
「まさるくん、トイレでやる?」
 一歩進んだひろこが、僕たちのほうに向き直ってそう言った。
 ええっ!! トイレで? しかも『女子トイレ』で…
 僕は驚いて、半歩後ろに下がってしまった。
「どうしたの? この前ここでやったじゃん…きょうまさるくん変だよ…じゃあ、いつものように教室でね」
 僕の固まった顔を見て、ひろこはそう言った。
「う、うん」
 僕は緊張しながら答えた。
「待っててね」
 そういってひろこは『女子トイレ』の中に消えていき、僕たちはその場に残った。

「お前、ひろこさんとセックスできるな。よかったじゃん」
 すすむが言った。
「うーん…でもはじめてはあいかさんとやりたかったなぁ」
 ぼくは答えた。
「何だよ。あんまりうれしそうじゃないな。何固いこといってるんだよ。固いのはち○ち○だけにしろ。あいかさんとだっていつでもできるぞ多分」
「じゃあすすむは、はじめては しほさんと じゃなくてもいいのか?」
「おお、俺はそこまではこだわってない。ほんとはさっき、まさるがひろことトイレでやるの断ったとき“じゃあ俺が”って言おうと思ったぞ。ひろこさんすぐ行ったからタイミング逃したけど」
「でもトイレで、しかも女子トイレ、ってちょっと…と思わないか?」
「さっき保健センターで男子トイレに女子が来るの見たじゃん。ひろこさんも“この前ここでやった”って言ってたし。女子トイレだって関係ないぞ多分」
 それは本当のようだった。トイレの方をふと見ると、男女のペアが『女子トイレ』から出てくるところだった。その男は下半身丸出しで、棒は立っていなかった。今やってきてすっきりしました、って感じなのかもしれない。

「おまたせ〜」
 その後、ひろこが出てきた…股間をトイレットペーパーで拭きながら、Tシャツ一枚で…つまりパンティー穿かないで。
「ひろこさん…何でパンティー穿いてないの?」
 僕は聞いた。
「どうせすぐあとで脱ぐんだから、また穿くの面倒じゃん」
 ひろこはトイレットペーパーを近くのゴミ箱に放り込み、すぐに僕の腰に両手を回して引き寄せ、そしていきなり口の中に舌を入れてきた。
「へんひょはふはひへへ」
 ひろこは僕の口の中を舌でかき回しながらこう言った。
 多分“遠慮なく出してね”と言ったのだろう。
 ひろこが両手と舌を離すと、すすむがひろこの後ろから腕を伸ばして、Tシャツの上からひろこの胸を揉み始めた。
「ひろこさん、次は俺も中に出させて」
「あぁ…あぁん…いいけどまた中洗わなきゃだから昼休みおわっちゃう…じゃあ、口の中に出すぅ? あぁん…」
 そう言った後ひろこは振り返ってすすむにもキスした。
「おおっ、フェラチオしてくれるの?」
「うん、あたしフェラ結構好きなの知ってるでしょ…あぁん…すすむく〜ん、直接揉んで〜」
 ひろこはそう言うと、肩にかけているかばんを下ろし、いきなり豪快にTシャツを脱いだ。
 ひろこはもう、靴と靴下以外何も身に着けていなかった。
 廊下でいきなり?? 僕はさすがにどぎまぎした。回りをキョロキョロ見回した。全裸の人こそ見えなかったが上半身裸や下半身裸の人は何人も歩いていた。僕たちをじろじろ見る人はもちろんいなかった。全裸でも別におかしくないんだ…
 ひろこがTシャツをかばんにしまって、再び肩にかけると僕たちは三人で歩き始めた。
 ひろこの後ろからすすむがひろこの両胸を揉んでいる。ひろこはまた気持ちよさそうにあえいでいる。ひろこは僕の左に来て、僕のトランクスを半分おろして、僕の棒を揉み始めた。揉んだあと、棒を握った手をゆっくり上下に動かし始めた。
「あぁ…気持ちいい…ひろこさん…」
 僕もひろこの穴を刺激したほうがいいんだろうなあ…僕はひろこの股間に手を伸ばした。そして手探りで穴を探した。

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