三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第三章 女子寮で……8
「けいこさん、危険日だったら入れないほうがいいのでは…」
「えっ、だから、これ使ってくださいよ」
けいこは、手に持っていた、丸く平たいものが入っている包みを示した。
コンドームか…ドラマとかで見たことはあったが実物は初めて見た。
でも、いつの間に用意したんだろう?
「うん…それどこにあったの?」
「脱衣所の入り口あたりに積んであるじゃないですか…あれ、元気なくなっちゃってますね」
けいこはそういって、もう一回僕の棒を口に入れ、舌でころころ転がした。
“積んである”のか。やっぱり必需品なんだな、と僕は納得した。
しばらくして、僕の棒は再び大きくなった。
「ほほほほひひへふは?」
けいこは、今度は僕の棒を口に入れたまま、おそらく「そろそろいいですか?」と聞いた。
僕は、また出そうになるのを必死にこらえていた。
「う、うん」
けいこは僕の棒をゆっくり口から出した。
「まさるさん、次あたしですよ」
上から声がした。首を上げると、さちこ立っていた。この位置からだとよく割れ目が見える。そこはついさっき、すすむの白濁液を飲み込んだのであろう。液がベッタリ付いていた。
今からけいこに入れて、次に目の前のさちこ…
僕の頭の中に二重の刺激が駆け巡った。次の瞬間…
ドピュッ…
我慢の限界を超えてしまった。僕は顔を、僕の棒に向けた。けいこの顔に出してしまった…
「ごめん…」
僕はけいこの上から降りて言った。
けいこは、別に怒ってはいなかった。変わらぬ笑顔だった。
「別にいいですよ。顔射嫌いじゃないですし。でも、次はちゃんと入れてくださいね」
けいこはさらに舌を自らの唇の周りを一回転させて、僕の液を舐め取った。
「精液の味も嫌いじゃないですよ」
そういって、けいこは僕にキスした。自分の液の味。うっ、まず…
でもけいこにとっても、けいこの液が僕の口に入っているのだから同じなんだな。
そう思うと、別に自分の液のことなんて気にならなくなった。そして普通に舌を絡めた。
「さあ、またお風呂いきましょう」
座っていた僕を、さちこは引っ張って立たせた。
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