ひとみちゃん・覗き魔被害
わたる:作

■ 1

ここは夏休み、うだるような暑さのとある高校。
一人の二年生の男子生徒が、何やらデジカメを持って校庭を歩いている。
眼鏡をかけた、いかにもオタクのような男だ。
彼は自分のやや前方を歩く一人の女子の姿を必死に撮影している。

「ひ…ひとみちゃん…北村ひとみちゃんだ…!」

その少女は男と同じ二年生、そして学年一の美少女だった。
首筋までのばしたやや茶色い髪。
あどけなさの残るベビーフェイス。
芸能人と変わらないほどの可愛さだ。さらに…

「ひとみちゃん…おっぱい大きい……」

夏服のボタンがしまらないくらいにパンパンの巨乳。
スカートの上からでもくっきり形のわかる豊満なお尻。

あどけないベビーフェイスとはあまりにアンバランスなダイナマイトボディ。
これではどんなオトコも視線を向けてしまうだろう。

「ひとみちゃん…ひとみちゃん…」

男は前方の少女にカメラを向けながら、すでに勃起を触り始めていた。


「ふぅ…あついなぁ…」
変態男に後をつけられ、写真を撮られている事に気づかず、北村ひとみは呟いた。
今は補習の帰りである。これからひとみは直接海水浴に行くのだ。
女友達と二人で、人の少ない穴場の場所へだ。
市民プールではないのには理由があった。

「いや! 触らないでっ!」
プールに行くとひとみは、オトコの視線をその巨乳とお尻に集めてしまう。
見られるだけならまだしも、混雑しているプールではカラダを触られ放題なのだ。

お尻を触る者、背後から胸を揉んでくる者、水着の中に手を入れられた事もあった。
そしてひとみの水着姿をカメラで撮る者…

「海なら…チカンされないよね」
ひとみはイヤらしく育ちすぎた94cmHカップを揺らしながら歩いた。

「それにしても暑いなぁ…」
もうすぐ校門、という所でひとみが呟いた。
今日は異常に暑い。ひとみの全身は汗まみれだった。

「おっぱいに汗たまってキモチわるい…」
ひとみがHカップ美巨乳を寄せる。
その仕草を見てつけていた男はいっそう勃起した。

ひとみはふと横を見た。そこには学校のプールがあった。
更衣室はカギがしまっていて使えないが、プールには勝手に入れる。
友達との約束までには時間があるし、水着も持っている。

「ちょっと…はいっちゃおっかな♪」
そう言い、ひとみはプールサイドに入った。

「ひとみちゃんがプールに…!? しかも更衣室が使えないってことは…!!」
男も後を追ってプールサイドに入り、物陰に隠れた。


「さて、着替えよっかな♪」
ひとみは水着を取り出す。普段は恥ずかしくてとても付けられない、薄黄色のビキニだ。
上の水着はひとみのHカップを半分も隠してくれず、下も胸と同じく94cmのヒップにきつく食い込んでしまい、ほとんどお尻を隠せない。
「誰も見てないよね…?」
プールサイドは外から丸見えだ。
万が一着替えを見られでもしたら大変だ。

「誰も見てないね♪」
すぐそばで男がデジカメをかまえていることには気づかなかった。
(誰も見てないし…ちょっとふざけてみようかな♪)

ひとみはそう思い、わざわざ外から一番よく見える位置で…

「ひとみちゃんの水着着替え、始まり始まり〜♪」
などと言った。男はすかさずカメラを動画に切り替え、一秒も見逃すまいとかまえる。

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