真梨子
羽佐間 修:作
■ 第7章 淫獄11
――あっ、これは… 梶…さ、ん、、、
4人目のペニスを咥えた瞬間、その臭いと形から梶だと分かった。
背筋に怖気が走り鳥肌がたった。
梶のペニスで口が穢れるのはもう何度目だろう、、、そんなことを考えていると涙が滲んできる。
真梨子は、涙ながらに梶の怒張を懸命に首を振り、喉奥にカリ首を通す。
――あっ、いやぁぁぁぁぁ
雅が、梶の肉棒に奉仕する真梨子の背後に回り、アナルにクリーム状のものを塗りつけてきた。
トバ口に指をこじ入れ、直腸の粘膜を嬲ってくる。
「お腹の中も綺麗にしておきましょうね。 貴女が自ら選んだ今夜のご主人様に失礼だものね。 そうでしょ!?真梨子」
――いやああぁぁぁ か、浣腸、、、いやぁぁぁ
「今日はいいお薬でお前のお腹の中を掃除してあげるわ」
アナルに堅いものが当たると同時に直腸に液体が流れ込んできた。
身体を起こそうとすると、梶に頭を押さえつけられ、更に梶の怒張が喉の奥にまで達する。
「うごっ、、、ぱふぉっ、、んがぁっ、、、」
――何が入れられているの、、、 うっ、く、苦しい、、、 お願い! 浣腸は嫌なのぉぉぉ、、、
もがいても梶の楔は呵責なく喉奥を行き来し、腸内には液体がどんどん注ぎ込まれ、下腹部の膨満感が羞恥を煽る。
「自分の排泄したものだから違和感ないでしょ?! それにアナルならどんなに元気な精子が入っても妊娠しないしね。 ほほほっ」
――排泄したもの?! 元気な精子… いやああああああ そんなぁ、、、 ひどい、、、
今、アナルに注ぎ込まれているのは、浣腸液の代わりに自分の排泄した尿に、口腔奉仕をして吸い出した幾人かの精子が混ざったものだと知った。
――どうしてこんなひどい事を私に、、、どうしてなの、、、 どうして、、、
梶が髪の毛を鷲づかみにして激しく腰を動かす。
痛みや嘔吐感、とてつもない恥辱、身体の芯からこみ上げる快感、、、何もかも真梨子には現実の事とは思えず、ふっと気が遠くなるような気がした。
「うっ!」と唸った梶のペニスから忌むべき体液が真梨子の口に爆ぜた。
ドクドクと流し込まれる精液は身の毛もよだつおぞましさで、真梨子の瞳は涙で溢れた。
喉を完全に塞がれたまま、ビクンビクンと脈を打っていた梶の怒張は勢いを失い、するっと喉から抜けた。
嘔吐感がこみ上げ、真梨子は空嘔吐を繰り返すと、喉奥に絡んでいた精液が一気に口内に戻り溢れる。
久美の手が真梨子の顎に添えられ、洗面器の位置まで導く。
「けほっ、、けへっ、、」
むせながら梶の精液を丁寧に何度も吐き出した。
「さあ、早くしないとおしっこだけじゃなくてウンチをするところも皆さんに見られてしまうわよ」
――そ、そうだわ、、、 おトイレでさせて貰うことが叶わないなら、私が選ぶ人の前だけで、、、
やがてやってくる排泄の瞬間、せめて自分のことを知っている久美や梶の前でだけは避けたい!その一心で、最後の5人目の男の膝に手を沿えて股間に顔を近付ける。
――こ、この臭い… ケイスケさま… ケイスケさま…
真梨子の身体に電気が奔った。
夢中になってその怒張を口に含む。
ドック、ドック、ドック、、、 心臓が早鐘を打ち、心がざわめいて息苦しいほどに興奮している。
――ケイスケさまだわ! 間違いないわ。
羽田空港のタラップで別れ際に交わした蕩けてしまうような口付けから、2週間が過ぎていた。
縄で縛られた時、縄目から湧き上がる不思議な感覚に縛ったのは一瞬ケイスケさまかもしれないと感じた。
声を聞いて直ぐにケイスケではないと判ったが、がっかりした気持ちを感じている自分に気付き愕然としてしまった。
心に堅く蓋をしてどんなに梶に嬲られ、快感を感じても札幌での出来事を思い出さないように努めていたのだが、心の底ではケイスケとの再会を期待していた事を真梨子は思い知った。
■つづき
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