真梨子
羽佐間 修:作
■ 第9章 肉人形14
−8/29 未明−
金曜日の夜、ダンボール箱に詰められてこの館に運び込まれて以来、多くの陵辱者たちに絶え間なく玩弄され、すでに真梨子の理性は虚ろに霞み、ただ快楽を貪る哀しい雌獣と化していた。
それは、いつ果てるともしれない背徳の快楽地獄を、一瞬たりとも忘れうる唯一の逃げ道だったのかも知れない。
この館に飼われている肌の透けた薄絹をまとった半裸の若いマゾ奴隷達が、絨毯の上で気を失っている真梨子の汚れた身体を蒸しタオルで拭っていた。
真梨子の二つの淫孔から無様に零れ落ち身体の至るところにも浴びせられていた精液が、プロジェクト・ルームのメンバー達のものであることを視界を奪われ続けている真梨子は知らない。
梶部長の後を引き継いだ秋山が、吉野IT室々長、沢田営業課長もこの姦計に引き入れていた。
1ヶ月ほど前に「half moonで」口腔奉仕をさせた”遥”が実は真梨子だと聞かされた時、二人とも一笑に付し、まったく信じなかった。 半信半疑でこの館に連れてこられ真梨子のマゾ奴隷振りを目の当たりにして、二人は驚愕し、そして興奮を抑え切れなかった。
真梨子への思慕、信頼は暫くお預けを喰らわされ手居る間に剥き出しのオスの本能の前に消し飛び、邪悪な陵辱者と化して幾度も幾度も真梨子の穴と言う穴を猛った怒張で嬲りつくし、あられもない痴態を晒す真梨子楽しんだのだった。
真梨子の身繕いを済ませたマゾ奴隷達と入れ代わりに入ってきた一人の男が真梨子の傍に立った。
◆
「んあゥ……あうんッ……」
ヒップを高々と持ち上げられソファに顔をうずめた真梨子のア○ルを、猛々しい怒張が割り裂こうとしている。
「うあっ、あーうっ、いいあああっ、いいいいうううッ」
――あぁぁ、、、 ケイスケさまぁぁぁ
とば口にめり込む大きく張り出したカリ首は、ずっと求めていた啓介、その人だと真梨子には分かる。 啓介が真梨子を嬲るのはこの部屋へ連れ込んだ時以来だった。
ずっと視界を奪われている真梨子には凌辱されている姿を啓介が眺めていたのか、果たしてこの場所にいたのかさえも知るよしもなかった。
ズブズブと腸腔の肉襞を圧し開き、内臓まで押し潰されそうな啓介の剛棒の侵入は、またも真梨子を一気に肛悦恥獄へと誘っていく。
「うぐっっっ!!」
肉襞を進むにつれ背中越しに聞こえる啓介の呻き声は、啓介が自分の体に快感を覚え、啓介に身体を使われていることを実感させ、何ともいえない充足感が真梨子を包む。
シャフトのゆるやかな律動に合わせてソファの上を前後に揺れる身体のリズムが無性に淫らに感じ、真梨子の被虐心を煽る。
「あーうっ、いいあああっ、いいいいうううッ」
(バフッ)
いつの間にか部屋に入ってきていた大きな黒い影が、丸太棒のような太い褐色の腕で素っ裸で拘束した大股開きの生贄の膝を抱え、勢いよくソファーに座った。
――何? だ、誰っ?
「フシューッ、、、フシューッ、、、」
息苦しそうな吐息が聞こえる。
――口枷をされてるのね、、、
「あっ! ヒイッ! いっ……」
啓介にア○ルに楔を打ち込まれたまま、両腕を引き絞られた真梨子の身体がフワリと浮き、隣に座った人物の股ぐらに顔が沈められていく。
啓介の意を察し、真梨子は首を振って奉仕すべきペ○スを探す。
――えっ? 二人?!
頬に隆起したペ○スが触れた。 そして体に触れる足の感覚やペ○スの位置で、男が別の男の膝の上に抱えられていることを知った。
嗅いだ事がない馴染みのない強い体臭が真梨子の鼻腔をくすぐる。 赤い舌を差し出し、おずおずとその先端を口に含んだ。
――えっ?! 何? リング?! 貞操帯?!
咥えたペ○スの尿道口の直ぐ下に丸いリングが付いていた。 そして胴竿には革のベルトが縦横に巻き付き全体を戒めるように包んでいる。
――こんなところにピアスされてる?!
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