真梨子
羽佐間 修:作
■ 第9章 肉人形45
− 上場セレモニーU − 9月16日(金)
「それにしても真梨子のオマ×コ、気持ち良かったぞ!」
エレベータに向かう廊下でも、梶は大きな声で真梨子をなぶり続ける。
「、、、、、、」
「オマ○コの中に別の生き物が棲んでいて、わしのチ×ポを喰らい付いてくるような感じだったぞ。 くくくっ」
「、、、、、、」
「ん?! 淫売の商売道具を誉められたんだから礼ぐらい言わんか?!」
「・・・・・・ はい、、、 ありがとうございます、、、」
「どうせならお客に言われる前に自分から言わなきゃな。 こう、言うんだ。 これからのためにも教えといてやる。 私のカラダ、お気に召していただけましたでしょうか?!ってな。 さあ、言ってみろ!」
「、、、わ、わたしの、、、からだ、、、 お気に召して、、、 いただけましたでしょうか、、、」
「ふふっ。 忘れるんじゃないぞ、真梨子」
「、、、はい」
エレベータホールに着き、梶はいつものようにせわしげに下降ボタンを幾度も押した。
その仕草一つ一つが虫唾が走るほどに真梨子は嫌いだった。 その男に2度も放たれた精液がヴァギナの中に飲み込んだまま夫の晴れの舞台に向かっていることにこの上ない恥辱を感じていた。
フロアパネルのランプが勢いよく最上階に近づいてきた。
「さあ、これでお別れだな。 お前は会社を辞めるんだろうし、二度と会う事はないだろう。 もっと虐めてやりたいところが、俺も命が惜しいからなあ」
「、、、、、、」
「おう、そうだ。 お前のビデオも全部、取り上げられちまったから、記念にお前のパンティを貰ってやる。 脱げ!」
「あぁぁ、、、 それは赦してくださいっ!」
ショーツは気を抜くと抜け出てしまうかもしれないディルドウの唯一の安全弁だ。 静かなフロアに押し殺した真梨子の懇願の声が響く。
「うるさい! 早く脱げよ、まりこ〜〜!」
梶が一際大きな声でにやけながら叫ぶ。
「あぁぁぁ、、、こっ、ここでですか?、、、」
「ああ。 今、ココでさっ!」
そう言うなり梶がスカートの中に手を差し入れてきた。
もみ合っているとチン!とエレベータが止まった音がして、外人のカップルがゴンドラから出てきた。 怪訝そうな表情で二人を見比べ、廊下の奥へと消えていった。
「早くしないと、間に合わないぞ、真梨子」
梶はゴンドラの中に体を移し、ドアの『開くボタン』を押したまま、真梨子をせかす。
乗り込もうとした真梨子を梶は制し、早く寄越せとばかり手を差し出した。
「あぁぁぁ、、、はい、、、」
真梨子は、辺りを見回してからエレベータの前でスカートの中に手を入れ、ショーツを引き下ろし、足から抜き取る。
梶は嬉しそうに真梨子の手からショーツを奪い、真梨子をエレベータの中に引き入れた。
下階に向かってゴンドラが動き出すと、梶が再びスカートに手を入れ、淫具に手を伸ばしてきた。
「いやっ!お願い! 抜かないでくださいっ、、、」
真梨子のヴァギナから、あっという間に太いディルドウが惨めな音をたてて引き抜かれてしまった。
「あぁぁぁ、、、 も、漏れてしまいます、、、」
「ふふっ。 力いっぱいオマ○コを絞めてりゃいいじゃないか」
抜き取られたディルドウは、トロトロと垂れさがるほどにべっとりと白濁液にまみれていた。
「俺が居ない間、オフィスの中でオマ○コ汁の香水をつけるのをさぼっていたんだろ?! 手をあげてみな。 パーティに相応しいお前の香水をつけてやる」
「ああぁぁぁ、、、 ひどい、、、」
真梨子は両手を持ちあげられ、腋窩を梶に晒す。
「変態らしく身だしなみはちゃんとしていないとな! そうだろ、真梨子」
梶は、嬉しそうにディルドウのヌメリを真梨子の腋に擦りつけていく。
「あぅぅ、、、 あっ!」
恥辱に身悶えているうちに、梶の左手がア○ルを穿(うが)つくさびに手を掛け、ズボッという音を発して抜き取られてしまった。
「いっ、いやっ! あぁぁ、、、」
パーティの開かれるフロアにエレベータが着き、ドアが開いた。
「楽しいパーティになるといいな、真梨子」
そう言い捨てて梶は真梨子をゴンドラから押し出す。
梶が真梨子のショーツの臭いを嬉しそうに嗅ぎながら背を向けるのが閉まりかけのドアから見えた。
◆
控室に入るなり、真梨子の姿を見つけた浩二が晴れやかな表情を浮かべて駆け寄ってきて真梨子を抱きしめた。
「あっ、浩二さん、、、 上場おめでとうございます」
――こんな恥ずかしい格好でお祝いのパーティに列席するなんて、、、 ゴメンナサイ、、、
深々とお辞儀をする真梨子は怯えるように、顔を上げた。
ほんの数十分前、インタビューを受ける浩二が映るニュースを見ながら、梶の迸りを子宮に叩きつけられた火照りが身体にまだ残っている気がした。
「ふふっ。 ありがとう。 で、それよりどうだった?!」
診察結果を声を潜めて聞いてきた。 浩二にはパーティに来る前に産婦人科を受診すると言ってあったのだ。
「は、はい、、、 5週目だそうです、、、」
「おっ、やったあ〜〜〜! よかったね、真梨子!」
喜色満面の浩二は、人目もはばからず真梨子の細肩を覆うように抱きしめた。
――あぁぁ、、、 気付かないで、、、
腋の下には梶の精液や自分のいやらしい分泌物がべっとりと塗りつけられているのだ。
「はい、、、」
身体が仰け反る程強く抱きしめられた真梨子の股間からドロリとの精液が流れ出た。
――あっ、、、 いやぁぁぁぁ、、、 どうしよう、、、
「はははっ。 いやぁ〜嬉しい! それにしてもまたセクシーなドレスを選んだな、真梨子」
身体を離した浩二が愛しそうに真梨子を見詰めながら言った。
「えっ、ええ、、、 高倉由紀先生が今日のためにプレゼントしてくださったんです、、、 着ないわけにもいかなくて、、、」
「ふふっ、そうか。 よく似あってるよ」
「そうだ!! 佐伯君! 佐伯君! やったよ! 大当たりだ! あははっ」
浩二は後ろを振り返り、控え室にいたスタッフを呼ぶ。
「真梨子は彼は初めてだったかな?! 東京支社の責任者、佐伯常務だ。 今度の上場は彼の手腕に負うところ、大なんだ」
ソファから立ち上がり、佐伯がにこやかに握手を求めて近寄ってくる。
「どうも、はじめまして。 東京支社を任されています佐伯秀雄です。 上場とご懐妊、ダブルでおめでとうございます!」
――ひっ!? そ、そんな、、、
「あっ、、、 ありがとうございます、、、 いつも主人がお世話になっております、、、」
真梨子は常務で東京支社長だと紹介された佐伯を見て血の気が引いた。
以前、東京サロンで排泄する姿を初めて晒した時、真梨子と浩二の写真を入れた金タライを持ち、真梨子の噴流を受け止めた狐目の男だ。
『奥さん! 奥さん!』と叫びながら真梨子のア○ルを散々にいたぶったその男だった。
――そんな、、、 そんな、、、 いったい何がどうなってるの、、、
「皆様。 時間でございます。 会場の方へおいでください」
ホテルの宴会スタッフが、パーティの開始時刻を告げた。
真梨子は浩二にドレスの下には何一つ身につけていない身体を抱きかかえられるようにエスコートされ、会場へと向かう。
――浩二さんの会社のスタッフにまで吉岡専務の魔の手が、、、
ショックで頭が混乱するが、歩を進めるたびに前後の淫孔から伝い流れ始めた精子が真梨子を現実に引き戻す。 内腿が合わさるとニュルニュルと滑る感覚がとてつもなく卑猥で切ない。
――とにかく、粗相の無いようにパーティを無事につとめなくっちゃ、、、
佐伯の存在に悩乱する心を押し殺し、夫の晴れ舞台が無事終えられるよう自分を鼓舞して会場に入った。
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