しつけ
二次元世界の調教師:作

■ 4

 こんな事になったのは、タクローちゃんの浮気が発覚したからでした。ママは大人しそうに見えるけど家では物凄いヒステリーで、タクローちゃんを問い詰めて浮気を認めた時には、本当に殺してしまうんじゃないか、と言うくらい激怒してました。

 仕事だと嘘を付いて、会社の若い女の人とプライベートで会ってたりしたそうです。でもママには申し訳ないんですけど、私はタクローちゃんの気持ちもわかる気がしました。ママは大人しそう、と言いましたが、ハッキリ言って美人ではありません。

 それに一旦切れると何をするかわからないような怖い人なので、タクローちゃんは私がいなければ別れたいと思ってるんじゃないでしょうか。タクローちゃんは本当に優しくて、そんな所が私は大好きです。それに背が高くて格好良くて、きっとモテるに違いありませんから。

 私も見てたんですけど、その時ママは完全にブチ切れてプッツン状態。目が恐ろしく据わってて、包丁を持ってタクローちゃんに迫った時は、マジでヤバいんじゃないか、止めるべきかしら、と思いました。

 「その女も刺して、アンタも刺して、死んでやる!」

 なんてヤバい事を口走るママに、タクローちゃんは土下座して平謝り。そして少し興奮の治まったママはこう言ったのです。

「もう二度と浮気なんかしないように、アンタをしつけてやらないといけないね。」

 次の日から残業や会社の付き合いを全て禁止されたタクローちゃんは、早く家に帰って来るようになりました。私はタクローちゃんが勉強を教えてくれるんで嬉しかったですけど、ママはタクローちゃんを「犬」にする、なんてとんでもない事を言い始めました。

 もちろん嫌がるタクローちゃんを、ママは容赦なくムチで打って折檻していました。私は怖くて自分の部屋に籠もってたんですけど、しばらくすると本当にタクローちゃんは「犬」になっていたのです。

 それから毎日私がお散歩に連れて行くのが日課になりました。狂気を湛えて爛々と目を輝かせているママが怖くて、初めはいやいやタクローちゃんを連れ出した私でしたが、ママの手でその時にはもうすっかり従順に「しつけ」られていたパパとのお散歩に、すぐに私も全身が慄えおののく程のアブない興奮を覚えてしまうようになったのです。

 それはやっぱりママから受け継いだ「ヘンタイ」の血の目覚めだったと思います。

「明日必ず連れて来るんだからね。
 わかった、タクロー?」

 私達の食事が終わってから、残り物の「エサ」を食べているタクローちゃんの「尻尾」を握ったママがそう聞いていました。

 明日の金曜日、タクローちゃんが新しい「飼い犬」となるメス犬を連れて来ると言うのです。私はアナルの快感で辛そうに表情を歪めながら「エサ」に口を付けるタクローちゃんが、又おちんちんを固くしてしまうのを眺めながら、アブない期待でどんどん興奮が高まって来るのを感じていました。

 次の日、金曜日の夜。夕食を早くすませたママと私は押し入れの中に潜み、タクローちゃんが新しい「犬」を連れて来るのを今か今かと待ち構えていました。

 狭い押し入れの中なので、ゆったりしたホームウェアを着ているママと私は押し合いへし合い、押しくらまんじゅうのような状態で、わずかに開いた隙間からふすまの向こうを凝視しています。

 パリッとした仕事着のスーツ姿のタクローちゃんが帰って来ました。やっぱりとても格好良いです。とても全裸でアナルバイブ付き尻尾の快感にむせび泣く「犬」のタクローちゃんと同一人物とは思えません。

 一緒に連れて入って来たのは、会社の制服を着た若い女性でした。予想していた通りとても美人で、タクローちゃんが惹かれたのも無理はないと思われる素敵な人です。

 あん!
 ヤ、ヤだ、ママ一体何するの!

 体の密着していたママが、何と私の体を嫌らしくまさぐって来たんです。押し入れに隠れてるので音を立てるわけにもいかず、私が困っていると、ママの手は私のホームウェアを脱がせブラとパンツの中に侵入して来ました。

 私が、やめて、とママの手を握ってもやめてくれません。

 ああ〜っ!

 だんだんママの手が良くなって来ちゃいました。くり、くり、くり、と乳首、そしてクリちゃんを上手に転がして来るママの指が、イケない快感を伝えて来ます。私はいつの間にかママにしがみ付き、体の力を抜いてその心地良さにウットリと身を委ねてしまってたのです。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊