人妻性奴隷美鈴
二次元世界の調教師:作

■ 1

(ここか……)

 俺はそのアパートの表札を確かめた。「信谷 丈志 美鈴」と書いてある。

(信谷丈志、、コイツが美鈴のダンナだな……)

 俺は道具一式を入れた大きな黒いアタッシュケースを持ち、インタホンを押そうとして束の間ためらう。

(ヒゲの剃り残しはないか?
 まさか鼻毛は出てないだろうな……)

 が、次の瞬間、俺はそんな事を少しでも思ってしまった自分に苦笑した。美鈴に会いに来たと言うのに何の気兼ねがあると言うのか。常に身だしなみを気に掛けねばならぬのは性奴隷たる美鈴の方であって、決して俺ではない。

 生涯の「ご主人様」である俺の前では、常に奇麗な「イイ女」でいるように厳しくしつけた美鈴。俺の元を離れて4年、彼女がどんな成長した姿を見せてくれる事かと、俺は立場も忘れて胸の高鳴りを覚えながらインタホンを押した。

「はーい。」

 インタホン越しに聞こえた美鈴の声は、昔と変わらず舌足らずの甘ったれたものだった。俺のようなロリータ趣味の男にはたまらない、幼い声を残したままで結婚しやがったのか。俺は「信谷丈志」に軽い嫉妬を感じていた。

「豊川だ。
 中に入るぞ。」

 俺は美鈴に迷う余裕を与えないよう、返事も待たずズカズカと入り込んで行く。これは俺なりの優しさだ。下手に性奴隷がためらったりしてはかわいそうと言うもので、「ご主人様」がわざわざ会いに来たものを拒否出来る権利は初めから彼女には与えられていないのだから。

 大学を卒業してすぐに結婚してまだ間もない若妻1人だけの住まいが施錠もなされていないのは無防備過ぎたが、俺の来訪を知らされていたから美鈴はドアを開放していたのだ。昨日4年ぶりに電話で話しただけだが、美鈴との絆はもちろん切れるはずもない。それは一生俺の性奴隷として従うと言う、美鈴と俺が交わした真実の絆だ。

 美鈴が奥から出て来た。俺が玄関先で、靴をビニール袋に入れているのを見て、ビックリした様子で声を出す。

「せ、先生!
 あ、いえ、ご主人様……」

 4年ぶりの再会とあって、俺の呼び方にとまどいを見せる美鈴を見て、俺は正直に嬉しくなった。彼女の声は幼いままだったが、外見は着実に成長し、どこから見ても正真正銘の「イイ女」になっていたからだ。それは新婚間もない人生で最も幸福な時期の女性が見せる、美のオーラと言うものだろうか。ロリータ趣味で、制服を着た女子高生にしか欲情しない筈の俺でさえ、美鈴の美しさに興奮を覚えていた。

 そんな本物の「イイ女」に変貌した美鈴は、恐らくノーブラの胸にピタリとフィットした薄手のTシャツと過激なフレアミニと言う、新妻にしてははしたな過ぎる格好をしている。俺が会いに来ると知ってこんな露出過剰な服装をしているのだろう。全くかわいいやつだ。俺の前ではブラは外し、出来る限り制服のスカートを短く上げるようにとしつけてやった高校時代の習慣が今でも残っているのだ。

 子供っぽい三つ編みにさせていた髪は、品良くウェーブのかかったセミロングの、いかにも若妻らしい髪型に変わり、絶対にさせなかった控え目で小さなピアスが、貝殻のような形の良い両耳で光っている。

 そして一番変わっていたのは、薄手の服装でハッキリとわかるボディーラインだ。俺の手にすっぽり収まるサイズだったノーブラの胸の膨らみは、いつの間にか手に余る大きさに成長し、ミニスカートに包まれた美腰はすっかり立派な大人の女性の貫禄を示すムッチリとした雄大さだった。簡単に折れてしまいそうだった、付け根付近まで露出した脚も涎のこぼれそうな嫌らしい肉付きを示し、成熟したメス特有のオスを発情させるフェロモンを全開にしているようだ。

 が、しかし、他の女だったら俺が心を動かされる事はない。俺がこれまでで最高の愛情を注いで念入りに調教し、ただ1人生涯の主従関係を結ぶ事を約束した性奴隷の美鈴だったからこそ、ロリコン趣味の俺も発情し興奮しているのだ。やはり俺のメガネに狂いはなかった。高校の制服を着なくなっても、美鈴は俺にとって生涯の性奴隷たり得る存在だったのだ。

「言いにくければ、先生でいいぞ。」

「わかりました。
 先生と呼ばせて頂きます。」

 そう。俺豊川義雄は、旧姓朝比奈美鈴の「ご主人様」であると同時に恩師でもあるのだ。俺が2年生のクラス担任だった時、良からぬ友人の影響を受けて髪を染め、喫煙している所が発覚して、指導した生徒だ。その時美鈴は典型的なヤンキー娘という感じで、高校を続ける事さえ難しそうな問題児だった。

 が、俺は教育者として美鈴が本来素直でまっすぐな心を持つ少女である事を見抜くと同時に、ロリータ性愛者として彼女の磨けば光る類い希な魅力を見出して、根気強く個人指導を重ねて彼女を完全に更生させると共に、かけがえのない性奴隷に堕としていったのだ。

「先生はお変わりございませんでしょうか?」

「うむ。
 実はもう先生ではない。
 この春定年で退職したところだ。」

「そうでしたか……
 それではもう女の子達は……」

「やりにくくなったのは確かだがな。
 まだ2人自宅で飼っておるよ。」

 飼っている、と言うのは、退職前に手を付けておいた女子高生性奴隷達の事だ。俺は制服を着た女学生にしか欲情しないロリコン趣味が高じて、民間会社を退職し高校の国語教員になった変わり種である。国語を選んだのは少しでも女子に接近する機会が多くなるだろうという判断からだ。

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