パパのヒミツ
二次元世界の調教師:作

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 毎晩自分のノートPCでパパのブログをチェックした後、「SMめいと」を訪問するのも日課になってしまいました。自室の勉強机に着いて、それまでは真面目に学校の宿題や予習復習をやっていた時間に、ドキドキしながらえっちな文章を読み耽ってしまうんです。そしていつの間にか私は、高校2年になるまでした事のなかった1人えっちを覚えていました。

 初めはブラとショーツの上から指で軽くスリスリすると、あっと言う間にとても気持ち良くなって、すぐに夢中になってしまいました。何だか怖かったし、すごくイケない事のように思えて、こんな気持ちいい事をしなかった事を後悔したくらいです。おかげで全然勉強がはかどらなくなっちゃったので、イケない事には違いないんですけどね。(笑)

 私は何度も訪れるうちに、「ケイ」と言うハンドルネームでコメントや感想を送るようになりました。「じゅんいち」さんはとてもマメな方で、そういう読者には間を置かずに返信を書いてくれるんです。この几帳面さはパパと同じだな、偶然名前も同じだしと思った私は、まさかの可能性が頭に浮かびました。

(「じゅんいち」さんってパパじゃないのかしら?)

 真面目で優しい、大好きなパパがこんなえっちなサイトを開いているなんてあり得ない気がしましたが、そもそもパパのブログからのリンクでやって来てしまったサイトです。そのリンクは私が気付いてからすぐ、何もなかったかのように消されていました。とても怪しいです。

 そう意識してしまうと、「じゅんいち」さんの文章やマメに読者と交信している几帳面さなど、いかにもパパのように思えてなりません。私の疑惑は日に日に募っていきます。でも羞ずかしい事に私は、パパを意識すると1人えっちがますます気持ち良くなってしまい、いつしかパパにえっちな悪戯をされていると妄想しながら乳首やクリちゃんをイジイジしてしまう、イケない女の子になってしまいました。

「SMめいと」には「じゅんいち」さんの体験談として、女の人とSMプレイを楽しんだ記録もたくさん載っていますが、これが本当だったら浮気です。単身赴任中の男の人が、現地で奥さん以外の女性と浮気するのはよくある事なのでしょうが、パパが浮気なんかしたらとても悲しいです。でも実話とは限らないし……そこまで考えた私は、ある事に気付いてハッとしました。

 「じゅんいち」さんが几帳面に日付まで記している女性とのSMプレイの記録。最近の日付をたどってみると、ちょうどママが時々会いに行ったり、パパが家に帰った日と合致しているのです!

(ママがあんなえっちな事されて……)

 もう私は、パパが「じゅんいち」さんである事をほとんど確信しましたが、そう思って体験談を読み直してみると、それまでにない興奮を覚えてしまいました。「じゅんいち」さんの体験談のプレイはムチやロウソクと言う一般的なSMの痛そうなイメージとは全然違って、女の人を羞ずかしくさせたり、気持ち良くさせたりする、ソフトなものです。でも浣腸なんて言うとんでもないプレイもあり、女の人は最後には気が狂ったみたいにえっちな言葉を叫びながら、何度も何度もイッテしまうんです。

 私と良く似た、大人しくて控え目なママが、パパにいじめられてそうなっているのを想像すると、私も狂ったように激しく1人えっちに入ってしまいました。その時は下着の上からの指弄りを卒業してたので、ブラを外しパンツをずらして直に触ってしまいます。乳首を指股にはさんでからおっぱいを揉みしだき、クリに指を当てがいアソコに少しだけ指を含ませてクチュクチュとかきまぜると、あっと言う間に私は、イッテしまいました。

(ママ、浣腸なんかされたんだ……)

 そのおぞましい場面を想像した私は、その時初めてお尻の穴にチャレンジしていました。ベトベトに出てしまったアソコからおツユをすくった人指し指をヌルッと入れると、ほとんど抵抗がなく、あ、気持ちいい、と思ってしまいました。前と後ろを同時に弄ると、それまでにない強烈な快感が込み上げて来て頭の中が真っ白になり、物凄く気持ち良いアクメに襲われた私は、机の上に突っ伏していました。

「ケイちゃん、お夜食よ。」

 ノックの音と共に優しいママの声が聞こえた私は、物凄くドキドキしながら慌てて服装を直します。ママは私が返事するまで勝手にドアを開けたりはしませんが、私は男の子が1人えっちしてる所を見つかりそうになった時のようなスリルを味わいました。女の子なのにこんなにえっちでいいんでしょうか。

「入っていいよ。」

 夜食を持って入って来たママは、娘が言うのも何ですが、色が白くてとても上品な美人です。「じゅんいち」さんとのプレイで、オシッコやウンコをする所を見られ、狂ったように男の人のシンボルの名前を「入れてえっ!」と絶叫し、何度もイキまくってしまう女性だなんて、とても信じられませんでした。でも私は、この慎ましやかなママに自分を重ね合わせて、アブない妄想に耽るようになっていくのです。

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