SMごっこ
二次元世界の調教師:作

■ 8

「おい翔っ!
 お前の頭には石でも詰まってんじゃねえのか!
 こないだ俺が教えてやっただろ!」
「もういいよ、僕バカだから。
 めぐ姉がやってよお……」
「馬鹿野郎っ!
 宿題は自分でやらなきゃ意味ねーだろーが!」

 私と「SMごっこ」をやりたい一心で発揮した翔の勉強に対する集中力は、結局あの時だけで、相変わらず成績がふるわず留年の危機にある弟の勉強を毎晩見てやるのが、私の日課になっている。

「えへへ〜、めぐ姉、殴らないんだね。
 殴れないのかな、気持ち良過ぎて?」
「んなわけあるか!
 勝手に言ってろ!」

 前と違うのは、手も足も出る荒っぽい教え方だった私が、すっかり暴力をふるわなくなった事である。いや、正確には翔が嫌らしく言った通りで、カラダが動いてくれないのだ。今、私のカラダには翔の手によってえっちな器具が取り付けられていて1日中性的快感を味わわされているので、力が萎えてしまって乱暴者の私も、すっかり女らしくなりつつあるのである。

「じゃあ、めぐ姉の時間は終わりだよ。
 今から僕の時間だ。
 今日学校では何回イッチャッタの?
 ウソ付いたらお仕置きだよ。」
「じゅ、12回だ、悪いかっ!」
「へえ、新記録じゃない?
 どうしてそんなに?」
「それは……
 オシリにお前が変なの入れたからだよ!」
「あ、やっぱりそうなんだ。
 ちょとこっち来て、オシリを触らせてよ。」
「何だよお前、ヘンタイかっ!」

 私は毒突きながらも、言われたままに翔に近寄るとしゃがんでお尻を突き出してしまい、弟の手がスカート越しにお尻を嫌らしく撫で回すのを許してしまう。

「へえ、ちゃんとブーンって、バイブしてるのがわかるよ。
 これじゃあえっちでヘンタイなめぐ姉はガマン出来ないわけだ。」
「うるさいっっ!!」

 今制服の下の私のカラダにはとんでもないえっちな道具が着けられている。乳首とクリトリスにはリモコンで動く小さなローターが密着して、1日中ビミョーなバイブが与えられている。慣れた最近でこそ大丈夫だが、始めてこれを着けられ学校で動かされた時は衝撃的だった。特に私の一番弱いクリトリスの振動にはメロメロになってしまって、何度も何度もイッテしまうためとても授業どころじゃなかったくらいだ。

 さらに私は革製の股間に密着するT字帯をはかされていて、この股座の部分に生えたおちんちん型のバイブが最近私の大のお気に入りだ。何と言ってもこれは翔のおちんちんを象って作ったモノだから、私にとっては最高に気持ちが良い。これもずっと緩やかにバイブし続けてくれてるので、私は気分が乗って来ると翔の整った顔を思い浮かべながら、おちんちんの形をギュウッと締め付けて素晴らしい絶頂を迎える事が出来るのだ。

 何も取り柄がないと思われた翔には、素晴らしい才能が眠っていて、それは女の子を歓ばせる女たらしの才能だったのである。あの日一線を越えてしまった私は、それから毎日翔に求められるままにカラダを任せていたのだけれど、こいつのえっちに対する研究熱心さと執着には舌を巻くほどで、その努力を勉強に向けろよ、と言いたくなるほどだった。処女を捧げてしまった私は、翔のおかげですぐに女性の一番幸せな絶頂を教えられ、今では合意の元カラダにえっちな道具を装着して学校生活を送り、夜は翔に勉強を教えた後で、お返しに彼に抱いてもらうという毎日なのだ。「合意の元」と言ったが、翔はこんな事を嫌がる私に無理矢理仕掛けているわけではないのだ。翔と話し合って、男性より百倍も気持ち良くなる事が出来るらしい私が、もっとえっちな性欲を心ゆくまで満足させてもらうため、こんな器具を取り付けてもらっているのである。

「じゃあ、えっちしよ、めぐ姉。」

 私のオシリを撫で回していた翔が、アッサリそう言ってズボンを下ろし始める。ずきん! 翔の既にギンギンに勃起しているおちんちんを目にすると、私の中に入ってるのと同じ形にも関わらず、胸がキュンとなってしまう。やはり本物は温かい体温や翔の興奮した脈動が伝わるので、快感が1枚も2枚も上なのだ。

 翔の部屋に来てから例の超ミニスカにするようにしており、セーラー服を着衣のままでえっちするのが、最近の私たちのマイブームだ。この丈だとスカートは全く邪魔にならない。パンツをすぐに脱ぎ捨て、T字帯の鍵を外してもらい自分で外す時、翔が言った。

「オシリのはそのまま入れとくんだよ。
 今日で、そこが気持ち良い事は十分わかったでしょ?」
「う、うるさい……
 ああ〜っっ!!」

 ニセモノの翔の「おちんちん」は抜く時がとても気持ち良いので、私の毒突く声はえっちにかすれてしまい、スポンと抜ける時にはよがり声が出てしまうのをどうしようもなかった。そして翔が仰向けで横になった私の上に覆い被さって来る。まずしっかりと唇を重ねて舌を絡め合い、ブラウスをはだけた翔はローターで気持ち良く乳首を刺激されているおっぱいを優しく揉みほぐしてくれる。ローターの刺激と翔の上手な乳房揉みで、いきなり気をやってもおかしくない程素晴らしい快感が私を包み込む。

「好きだよ、めぐ姉。」
「お、俺、も、だ、し、翔……」

 もう潤んでしまって開けられない目をつむっている私は、翔の愛の言葉をまともに返す事も出来ないほど、おっぱいの快楽に溺れてしまっている。そして翔がゆっくりとだが力強く、おちんちんで私を貫いて来ると、今日始めて試された振動するアナルバイブと私の中で心地良く擦れ合う気持ち良さと言ったら、もう言葉にもならなかった。

「ああ、し、翔っっ!!」
「めぐ姉っっ!!」

 この先必ず別れがやって来る。でも今は、かわいい弟の翔を、彼の素敵なおちんちんを、しっかり味わって幸福に浸りたい。私は何もかも忘れるような凄まじい性の歓喜に自分を没頭させるべく、彼のか細い身体も折れよとばかりの勢いで強く抱きつき、おちんちんを力の限りきつく喰い締めるのだった。

SMごっこ2につづく


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