人妻ブルセラ
二次元世界の調教師:作

■ 5

「それではショーを始めます。
 本日のショーは、親子SMショーです。
 ではおなじみのメイちゃんの登場でーす」

 登場も何も、その場に初めから芽衣はいるのだが、常連がほとんどの客の間ではすっかりスターである芽衣に大きな拍手が送られた。もっともコイツの貧相なセーラー服などに興味を持つ客はいない。あくまで主役は相手の女性、今日は母親という設定にされた梓さんである。

「ねえママー、お客さんが沢山いるね」

 手慣れた芽衣と違って、こんな晒し者にされるとは予想もしていなかったであろう梓さんは、かわいそうにガタガタと慄えて、一言もしゃべれそうになかった。

「ママのおっぱい、おっきいな〜」

 芽衣は完全に梓さんのセーラー服の胸元をはだけて、雄大な膨らみとそれを覆ったブラジャーを見せた。

「ママのおっぱいで遊んじゃおっと」

 芽衣は背後から抱き締めていた梓さんから一旦離れると、用意していた大きな袋から懐中電灯みたいな器具を2本取り出した。いわゆる「電マ」である。

「さあ、これでママのおっぱいをブルブルさせてあげたい人はいませんかー。
 1本500円ですよー」

 実にセコいが、販促のためのショーであることを芽衣も心得ている。ワンコインの価格設定もニクイ所で、すぐに2人の男の手が上がった。芽衣がスイッチを入れ、ブイーンと淫靡な振動音を立て始めた電マを1本ずつ手渡す。

「ではまず耳の辺りに当ててみて下さい」

「ああんっっ!!」

 さすがどMの梓さんは、たったそれだけのことですぐに色っぽい声が出るのを我慢出来ず、悩ましく悶絶し始めた。演技ではないかと疑われる程の素晴らしい感じ易さで、ショーは一気にヒートアップした。

「ではおっぱいの方までゆっくりずらしてみて下さい……
 ねえママ、どうしてそんなに気持ち良さそうなの?
 そっか、みんなに見られて興奮しちゃったんだね。
 なーんか、まだ触ってないのに乳首がピンピンなんですけどー」

 芽衣のからかいが聞こえているのかいないのか、まるで陸に上がった魚のようにビクビクと感じまくってすっかり取り乱している梓さんは、電マがブラの上から豊満な乳房を押しつぶすように当てがわれると、呆気なくイッテしまわれたようだ。全く恐れ入った感じ易さである。

「はい、ちょっとブルブルを離して下さい……
 ねえママあ、今イッチャッタの?」

 背後からピタリと寄り添う芽衣が、ガクリとうなだれた梓さんの顎を嫌らしくしゃくって尋ねると、彼女はイヤイヤとむずかりながら首を振った。こんな衆人環視の中で、着衣の上からちょっと電マを当てられただけですぐに絶頂に昇り詰めてしまったなどとは、とても認めたくないのだろう。だがそんな慎ましさは、エロエロ娘の芽衣に掛かるとどんどん嫌らしく責められるスキを作ってしまうだけのことである。

「お客さん、ママはまだイッテないから、もっとブルブルして欲しいんだってー
 ではもっと当てて、ママを気持ち良くさせてあげて下さい」

「ああ〜っっ!!」

 再び心地良い振動が乳房を襲い、梓さんは手もなく淫らなよがり声を吹きこぼしながら身悶え、客の電マがブラカップをはっきりと押し上げている鋭敏な蕾を集中攻撃すると、1分も持たずイッテしまう。

「ねえママ、今度はイッチャッタよね?」

 梓さんはコクリとうなずいてしまって、観客はどっとわいたが、芽衣はまだ許さない。

「ダーメ。
 イク時は、お客さんに聞こえるように、大きな声ではっきり、いくうって言いなさい!」

 恐らくすっかり観念したであろう梓さんは、両サイドからの電マの振動に合わせてメチャクチャに悩ましく豊胸を揺さぶって観客の目を楽しませ、ついに「イク」と言う声を絞り出していた。

「おい芽衣、もういいぞ。
 ブラを売ってやれ」

 梓さんはいきなり電マなどと言う強烈な性具で3連続アクメを味わわされて、カルチャーショックを覚える程応えているだろう。芽衣が、声が小さいなどと難癖を付けてさらに乳房責めを続行しそうだったので、俺は声を掛けてやった。あまりしつこいのは女性の調教には良いかも知れないが、見ている方としては興ざめだ。

「ねえママー、このブラジャーいつから着けてるの?
 なーんか、すっごいクサイんですけどー」

 芽衣が素晴らしい乳房からむしり取ったブラジャーをクンクン鼻を鳴らしてかぎなながら言うと、梓さんは何か小声でつぶやいたようだ。 

「え〜っ!?
 1週間も着けてるの、どうりでクサイと思ったわ。
 ママのどヘンターイ!」

「さあそれでは、このお美しいママが1週間身に着けて匂いの染み付いたブラジャーを、セリに掛けたいと思います。
 まず千円から」

 俺がそうアナウンスすると、常連客達が次々に値を吊り上げ始めた。下手な売り方だと千円でも十分だが、まもなく1万円という声が掛かる。おお、何と言う大成果だ。

「3万円」

 その時一気に三倍の値を付けた客に、皆の驚きの視線が集中した。こんな店には似つかわしくない暑苦しいスーツの上下を着込んだ初老の男性である。この人はもう以前からずっと常連で、小汚い女子高生の下着でも高値で買ってくれる、言わば上得意の客である。年齢不詳な感じだが、髪が真っ白なのでそれなりの歳だろう。ロリコン趣味の金持ちの道楽かと思っていたら、人妻ブルセラに変わってからも時々来店しては大金を落としていってくれるから、下着フェチなのかも知れない。ともあれ既にうちの店では有名人の彼が3万円と言う高値を付けては、仕方ないと言う感じで他の客は諦めたようだ。それにしてもたかがブラジャーにこの大金を払うとは、よほど梓さんが気に入ったに違いない。

「お願いがあるのですが」

 3万円と言う法外な高値で落札したブラを手にして、その匂いを嗅いで満足そうにしていた白髪紳士が、こんなことを言い出した。

「このご婦人の胸を愛させてはくれませんかな」

「ママ、良かったね。
 ブラを買ってくれたおじさんが、おっぱいを愛してくれるんだって」

「それではお言葉に甘えて」

 白髪紳士は梓さんの剥き出しになったまろやかな双の膨らみを両手で慈しむように握り締めると、ゆっくりと揉みほぐしながら、先端のグミのようなプリプリの蕾を口で吸った。別段変わったこともないノーマルな愛撫だったが、拘束されて芽衣に首輪で立たされている梓さんは、逃げることも出来ず、すぐにアンアンと甘えるようなよがり声を上擦らせている。

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