変身
二次元世界の調教師:作

■ 5

 その夜、触手として母さんの熟れきった体にピタリと密着した俺は、父さん、ばあちゃん、妹のさくらと一緒に食卓を囲んでいた。ばあちゃんは母さんに言い含められたか何も余計なことはしゃべらず、途中でわしゃもう寝る、と不機嫌そうに席を立った。

「お兄ちゃんはもう食べたの?」

 さくらが始めて俺の話題を出した。う〜ん、何ていい子なんだ。高校1年生とはちょっと思えないほどロリロリしてかわいいさくらは、性格も素直で優しく純粋なとてもいい子だ。この家で最も俺に好意的なのもさくらで、ばあちゃんと2人で俺に食事を出したりする世話をしてくれてるのは、もう述べた通りだ。

「もうとうに食べたわよ」

 しゃあしゃあと嘘をつく母さん。いや、ここまでに俺は10回近い母さんの絶頂エネルギーを食べておなか一杯の気分だったのは確かだが。母さんはごまかして教えてくれないが、父さんとほとんどセックスレスなのだろう。女盛りの完熟した体を欲求不満でウズウズさせてたのは間違いない。でなければ、いくら女を歓ばせるのが本能の触手に変身してるとは言え、実の息子であるこの俺にこうもたやすく体を開いてくれるわけはない。実際3回目の絶頂に達した後の母さんは、もう盛りの付いたメスネコ同然だった。俺は何もせずイボイボのデカチンに擬態してアソコに入り込み、体中に触手を密着させるように張り巡らせていただけなのだが、ちょっと体を動かそうとするとすぐにえっちな刺激になって気分を出してしまう母さんは、着やせする豊満な胸とお尻を触手にぶつけるようにガクガクと揺さぶり本体をギュウギュウと締め上げて快感を貪ると、1人で勝手に達してしまうのだ。おツユの多い体質らしい母さんは、その度に大量のえっち汁を吹き上げてパンツを汚してしまうので、何度はき替えても足らないくらいだった。

 が、夕方くらいから、俺は母さんのエロい体との接触を大いに楽しんだ触手を全て引っ込め、本体も小さくさせてアソコの中でじっと息を潜めている。これはさすがに疲れた様子の母さんを休ませるためでもあるが、父さんが帰って来る夜に備えたのだ。母さんは無論何も言わないが、まるでヒトだった時代のような粗チンに戻ってしまった俺に物足りなさを感じ、寂しく思ってるに違いない。

「ごはん食べてからお兄ちゃんに会いに行ってもいい?」
「ダメですよ。
 今日は気分が悪いから誰にも会いたくないんだって」
「ええ〜、宿題を教えてもらおうと思ったのにい〜」

 う、そ、そうか。触手になってしまっては、さくらに勉強を教えてやることも出来ないのか。俺は初めて触手に変身してしまったことを少し後悔した。俺は昔から学校の勉強は得意な優等生で、いつもさくらには勉強を教えてやっており、だからコイツも俺のことを悪くは思ってないのだ。さくらの宿題をやってやるのが、引きこもり時代の俺の、ほぼ唯一の外界との接触だったようなものだ。

 そしてこの時、素晴らしく居心地の良い母さんのアソコの中でぬくぬくとしていながら、恐ろしい新たな欲望が猛烈に込み上げて来た俺は動揺した。

(さくらをメチャクチャに犯りたい!)

 正直な話、俺はこのかわいい妹を嫌らしい性の対象として見たことは一度もない。もっともそれは母さんに対してだって同じことだが。だが、いかがわしい劣情の塊である触手となった今、ふと見てしまったさくらは幼い顔立ちと甘えん坊な口調とは裏腹に、いつの間にか胸やお尻が女らしい丸みを帯びて、まるで俺を挑発してるようだった。ばあちゃんには何も感じなかったが、触手の俺は年齢相応に成長したさくらを性の対象として認め、激しい欲情に駆り立てられるのだった。

 いかんいかん、何を考えてるんだ俺は! さくらはまだ子供だし、第一実の妹ではないか。さくらを犯すなんて鬼畜な
まねは絶対に出来ない。俺はさくらを犯りたいという触手の本能を、ただ1人の心の支えであるかわいい妹を穢してならないと言う人間的な理性で押さえ込まねばならなかった。

「さくら、あんな奴はもう放っておけ!」

 その時ようやく口を開いた父さんは、やはり俺に対して冷たかった。

「でも・・・・・・」
「シンイチは人間のくずだ。
 あんな奴と付き合ってたら、お前までおかしくなるぞ」

 いつもの事だが、そこまで言わなくてもいいじゃないか。俺は自分がやってることは棚に上げて、父さんに対する怒りがふつふつとわき起こって来るのを感じていた。さくらは健気にも俺をかばってくれる。

「お兄ちゃんはくずなんかじゃないよ!
 私に勉強を教えてくれるし。
 今はちょっと病気に掛かってるだけだよ」
「5年も病気に掛かってるのか?
 病気なら医者に診てもらえ!
 あいつはただ嫌なことから逃げて、自分のやりたいことしかやらない自堕落な男だ。
 あんな奴とっとと死んじまえばいいんだよ!」

 うう。父さんの言葉は辛辣だけど当たってるだけに痛い。俺だってわかってるんだ。学校にも行かず、働くでもなく、家族に養ってもらいながら触手命と言うオタク街道まっしぐらの引きこもりから抜け出すことが出来ない。もう5年もこんな状態を続けてるなんて、正しく人間のクズだ。

「あなた、それは言い過ぎよ」

 ああ、母さんまで俺を擁護してくれるのか。こんな触手になって体中に巻き付き、あろうことかイボイボのデカチンに擬態して実の母親を犯しているこの俺を。

「そうやってお前が甘やかすから、アイツは駄目になったんだ!
 食い物なんか与えず、さっさと家からおっぽり出せ!」

 父さんの言ってることは正論だ。俺は自分が生きていく価値のない、人間のクズだとわかっている。だからクズはクズらしく、実の母親を犯してその快楽をエサに生きていく触手という化け物に変身したんだ。へっへっへっ、今から俺はアンタの妻であり、俺自身の母親でもあるマチコを徹底的にかわいがってやるからな。仕事が忙しいんだか何だか知らないが、アンタが放っとくからいけないんだぜ。化け物に変身した息子に犯られて、アンタの自慢の美人妻がよがり狂ってもほえ面かくんじゃねえぞ。

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